BANANA号(1)

僕のロードバイクBANANA号は、自分で組み立てた自作バイクだ。
しかも!生まれて初めて自分で組んだ自転車なのだ。それまで自転車というものは、メーカー完成車を自転車屋さんで買って乗るものと思っていた。

BANANA号の前に、Koga-MiyataのLakesideというクロスバイクに乗っていた。今も現役で街乗り用に使っている。最初は通勤に使ったりしたが、あまり乗ってあげていない可哀想な子だった。
しかし、2006年になると友人たちが自転車を買いはじめ、みんなでサイクルイベントに参加するようになった。
それでもその頃はイベントなどで距離を走るようになっても、せいぜい50km程度。坂も途中で歩いてしまったり、向かい風でカミさんにも置いて行かれるくらいの超情けない有様。

誰が言っていたか忘れたが、自転車は10万円を越すと別物になると聞いていた。そんな憧れもあって、もっと良い自転車が欲しくなった。
ここで普通は自転車屋さんから完成車を買うのだろうが、そうはならなかったいろいろな理由があるのだった。

渥美半島サイクリングロード

理由その1:信頼のおける自転車さんを知らなかった

Lakesideは、いわゆる普通に街で見かける普通の自転車屋さんで買った。当然メンテナンスも買ったお店でやってもらっていた。当時の自分はチェーンの注油も満足にしない、自転車に無知な人間だった。トホホ。

ある日リアディレーラーの中段あたりでの変速がおかしくなった。買ったお店に持ち込んで見て貰ったら、「ローとトップは調整できるが(いわゆるインデックス調整)、中段は調整できない。あきらめろ。」と断言されてしまった。なんてこったい!
納得できないので近所のサイクルベースあさひに持っていった。すると中段はケーブルのテンションで調整すると言われ、しかも「ディレーラーハンガーが曲がっているから、シフトアップを優先して調整しました」なんてことまで言われてしまった。

スポーツ自転車は、自転車屋さんのスキルによって満足な結果が得られないんだと勉強した。
当時はプロショップと言われる自転車屋さんへ行ったこともなく、良い自転車屋さんを他に知らなっかたのだった。

理由その2:自転車は自分で組めるということを知った

自転車屋さんに行けなくなって、本やホームページ、ブログなどでメンテナンス情報を仕入れ、自分でメンテナンスをするようになった。ちょっと進化した。
それらのホームページ、ブログを見ていると、自転車を組んだという話が書かれていて、中には詳しく説明されている人もいる。
当時参考にした方のホームページを現在見つけることができないのが残念だが、フレームやパーツの選定理由から組み立て手順まで、細かく説明されていた。
そんなところから、「自転車は自分で組める」ということを知った。

Lakesideを買った自転車屋さんには「勝手にいじるな。メンテナンスは持ってこい」とまで言われていたので、目からウロコだ。

理由その3:自転車を組み立てる情報を手に入れることができた

メンテナンス本のたぐいでパーツの交換とかのページがあるので、局所的には分かるのだが、一から組み立てとなると話は別だ。
しかし、自転車を個人で組み立てる人が多いのか知らないが、ちゃんとその需要に応えるものがある。しかもDVDで市販されている。
サイクルメンテナンス制作・販売の「ロードバイク完全組立」と「MTB完全組立」「ホイール組みの達人」だ。
僕が入手したDVDは、さらにバージョンアップされ、内容も充実し、見やすく分かりやすくなっているようだ。

百聞は一見にしかず、やっぱり文字で読むよりムービーで見ると分かりやすい。
インターネットやDVDが出てきて良い時代になったものだ。ただ正しいもの、自分にとって最適なものを見極める力が必要になったが。

理由その4:メーカー完成車に好みの仕様のものがなかった

メーカー完成車の場合すべての仕様が決まっている。それが自分の好みや需要にマッチしていれば良いのだが、万人向け仕様なので換えたいところ満載だ。
グレードアップのパーツ交換は自転車いじりの楽しみのひとつだが、新車納品時の交換は追加費用になるので無駄であることには違いない。

既製品はトータル価格を抑えるため、たいていの場合、他のパーツに比べブレーキのグレードが低いことが多い。それとホイールにもコストのしわ寄せが。
クランク長やチェーンホイール、スプロケットが自分に合っていなかったりすることもある。発注時にパーツをチョイスできるメーカーもあるが、それはほんの一部だ。
さらに背が低いと選択肢も少なくなるので、ますます自分の満足度から遠ざかっていく。

理由その5:お金がなかった

ちゃんとした(?)メーカー完成車を購入しようとすると、だいたい15万円くらいからじゃないかと思う。いろいろ言い出せばそれ以上。
当時(今も)まとまったお金もなく、月賦とかローンを組むのも嫌いな性分なので、なかなか手が出ずらい。
そこで、自分の小遣いに合わせ長期スパンでパーツを買い集めていけば、自転車を手に入れることができる、と思ったのだった。

矢作ダムサイクリング

以上のような理由で考えた結論が自分で組むことだったのだ。
自分の体力に合わせ、好きなパーツで、リーズナブルな価格で、手持ちの資金に合わせ、自分仕様の自転車を作ることができる。
何よりも自分で自転車を組んでみたかったのだった。

BANANA号(2)につづく

2件コメントがあります

コメント

  • 自転車のよいところ

    自転車をいじれると楽しさは倍増しますね。
    また、いじれてしまうのも自転車のよいところ。

    2011/01/18 10:45 AM:風来者

  • 悩ましさも倍増します

    >風来者さんへ
    多少調整がおかしくても走れちゃうので
    最適な状態がわからないという悩ましさがでてきますね。

    2011/01/18 01:17 PM:なで王

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