hontoはAmazonや楽天ブックスのような、ネットのブックストアです。本を買うときにはhonto→楽天ブックス→Amazonの優先順位で購入先を決めています。
自分は電子書籍を使わないので紙書籍でしかhontoを利用したことがありません。
で、ここの良いところは会員登録していると1週間有効の10%OFFクーポンを不定期に戴けること。
紙書籍は何処で買っても同じ価格だし、ネットでは無料配達が当たり前になっています。だから大学生協に入っているか身内か友人に書店員がいないと、割引き価格で紙書籍を買う方法はありません。
とくに専門書など高額書籍の10%OFFはでかい。1,000円以上で利用できるので、なるべくまとめ買いでメリットを享受していました。
気に入らないところもあります。
例えば、Amazonでは予約を受け付けているのに、hontoでは予約できないものがあります。
既刊書籍と予約書籍を混ぜて注文すると、全部の書籍が入荷しないと1冊も送って来ません。
先日こんなことがありました。
書籍を4点注文しました。2点は発送可能日が「24時間」つまり在庫ありの本、他の2点は発送可能日が「7〜21日」つまり在庫切れの書籍を注文したのでした。
数日経つと在庫切れ書籍のうち1冊が、商品ページでは発送可能日が「24時間」に変わりました。
しかし、注文履歴ではその書籍も「未入荷」のままになっていました。
以前に既刊書籍と複数の予約書籍を注文したときには、予約書籍の発売日が来るとステータスが「取り置き」に順次変わっていったので、いつまでも「未入荷」なのが気になっていました。
そして、注文から21日経ったある日の朝、「ご注文商品をキャンセルいたしました」というメールが送られてきました。キャンセルになったのは、注文時に在庫切れだった2点分です。
入荷の目処がたたなくてキャンセルは仕方がない。しかし、今売っている商品もキャンセルされるのは変です。これは何かの間違いだろうか?
信じられないので、メールが来た時点で問い合わせメールを送り、hontoの受け付け開始時間を待って電話をしてみた。
他の2点はステータスが「出荷準備中」になっており、電話で間違いが判明すれば、他の2点との同梱が間に合うかも知れないと思ったからです。
電話口に出た担当者は「システムの都合でキャンセル処理になりました。販売中の本が欲しければもう一度注文せよ」と言います。
何がシステムの都合だよ。プンプン。
要は、在庫あるものとないもので受注時にセグメントし、在庫のないものの中に入荷不能物件があれば十把一絡げでキャンセル扱いにする、というシステムなんでしょう。
店側の都合を優先し、客側に手間を掛けさせるシステムは明らかに欠陥じゃないのか?
100点の在庫切れ商品を注文して入荷不能物件が1点あったら、全部キャンセルするのだろうか?このことを聞いておけば良かったと後悔しました。
Wikipediaによると、元々は電子書籍の配信サイトとして大日本印刷が始めた会社のようです。その後、株式会社トゥ・ディファクトという会社に運営が移り、株主には大日本印刷やNTTドコモ、丸善が名前を連ねています。大手ばかりの連合体のせいなのか殿様商売過ぎるだろう。
入荷の目処が立たない方は楽天ブックスを調べたら、在庫ありだったので即注文。何とhontoと同時に配達されました。もう片方は出掛けたついでに寄った近所の書店で手に入れることができました。つまり無駄に21日待ったということです。
あんまり呆れちゃったので、つい、日頃から思っていた他の不満も電話口で吐き出してしまいましたが、問い合わせ窓口担当者に言ってもしょうがない。
でも問い合わせ電話は録音されてるらしいので、今後改善されるのを期待したいです。
とりあえず今後はなるべく商品をまとめ買いせず、それなりのおつきあいをしていこうと思います。
<2017年11月15日追記>
割引クーポンに魅力のあったhontoですが、10%が5%になり、さらに3%になって、最近はクーポンの発行自体が、すごーくたまに来るくらいなってしまいました。