2016年6月21日 ぶらり
加茂荘花鳥園・庄屋屋敷加茂荘編
< 菖蒲園編からのつづき >
ひととおり菖蒲園を見た後、今度は庄屋屋敷加茂荘を見て回ることにしました。
庄屋屋敷加茂荘には、蓮池のはずれ辺りから入ることができます。
門の前に来たら、カモの親子がやって来ました。親ガモ2羽と小ガモが5羽の家族のようです。
門をくぐって左手に見える入口は、大名やお殿様が駕籠で乗り付けるための玄関。
下々の者や見学者はさらに右手、木々に隠れているあたりにある別の入口から入場します。
門の所に掲示されていた由来書。加茂家はかなりの大庄屋だったことがうかがます。
門からまっすぐ進んだところにある納屋の入口。
上の写真の「どうぞ中に入って御見学下さい」と標識が出ている小屋に入ってみました。
カミさんによると右下の板が2枚渡してある穴はトイレだと。
奥の納屋にも入ってみた。
入口から右手の方は郷土博物館のように古い農機具などが無造作に置かれていました。
左手の方には桶が並べられていました。この奥は母屋の土間に繋がっています。
先ほどの庭に戻り、建物に沿って進むと入口に出ます。
中に入るとヒンヤリと涼しい。入口すぐ右の壁には傘と蓑が掛けられていました。
その反対側から座敷に上がることができます。
この屋敷は、2階は現在も住まいとして使われており、1階だけが一般公開されているそうです。この日は他に誰もいなくて貸し切り状態で回ることができました。
先ほどのお殿様が上がる玄関に繋がる廊下は、木の幅や表面の仕上げが他と明らかに異なります。
お殿様が宿泊される部屋。
一段高くなったブロックがあり、天井の造りも凝ったものになっていました。
中庭には池。
ぐるっと回ってくると最初に入ってきた入口に続く広間に出ます。
上の写真の右手奥から広間を臨む。
向かって左の方に入口があります。右手の障子の外には中庭の池。
その後ろの土間にあるかまど。
同じ場所から入口を臨む。
中央右にある大黒柱はケヤキだそうです。そして梁は松。その太さや複雑に組み合った構造に圧倒されます。そして、係の女性と比較して床がかなり高いのがわかります。
しばらく係の方の説明を聞いていたら、新たな観光客が入ってきました。次へ移動することにしました。
< 展示温室編へつづく >