自転車用ヘルメット OGK KABUTO VITT

昨年の6月頃に「OGK KABUTO AERO-R1」という自転車用ヘルメットを新調しました。

「AERO-R1」はシールド付きで、サイクリング用のアイウェアを用意しなくてもいつも使っている眼鏡でOKな、トータルコスト的に優れたヘルメットです。

唯一の欠点、というか元々スピードを追求するエアロ仕様なので仕方ないのですが、空気抵抗を減らすために通風が犠牲になっていました。
ヘルメット内に熱がこもりやすく、夏場のサイクリングには「ちょっと」という感じでした。

でも、僕と同じような需要を喚起されたのか人気が出て、やはり同じように多くの不満が寄せられたのか、欠点を克服した「VITT(ヴィット)」が昨年のサイクルモードで発表されました。

そして、やっと今年の4月1日に、GW前に発売されると正式なアナウンス。僕も4月20日に予約したのですがGW前には届かず、1ヶ月待ってやっと手に入れることができました。

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サイクルモードで発表されてから前人気も盛り上がっていたので、発売後すぐは品薄になるだろうと予想はしていました。ですから少々の入荷遅れは覚悟していました。

届いたものは、「AERO-R1」は従来からのおなじみのパッケージでしたが、「VITT」はパッケージもリニューアルされていました。

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「AERO-R1」を買って1年も経たないのに「VITT」を購入したのは、やっぱり夏場に暑かったから。昨年6月の晴天のとき80kmを走ったあたりで軽い熱中症のような状態になってしまいました。

冬場には全然問題ないのですが、暑い時期も安心して走れ、通年で使用できるヘルメットが欲しかったから、期待の新製品な訳です。

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「VITT」には「AERO-R1」と同じAR-3シールド(ライトスモーク)が付属します。シールドは「AERO-R1」と共通なので、オプションのARS-3シールドも装着できます。

OGK KABUTO ARS-3 スモーク AERO-R1用シールド」のエントリーでレポートしましたが、付属のAR-3シールドは視界に若干の歪みや違和感があります。

シールドは別売のARS-3シールドの方が見え方はクリアです。なので、今回もARS-3シールド(クリア調光)も一緒に購入しました。こちらも別エントリーでレポートします。

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シールドは中央と左右の、合わせて3カ所でマグネットがくっつきます。「AERO-R1」は左右のマグネット位置にも窪みがありましたが、「VITT」は平坦になりました。

ぱっと見、取り付け位置がわかりにくくなったような気がしますが、実際の使用状況では頭の上での出来事、ブラインド状態で脱着するので窪みがなくても問題はありません。
シールドを顔の前に持ってきたら、勝手にくっついてくれます。結構強力な磁力があります。

付属品はその他に、「AERO-R1」には虫除けのA.I.ネットとノーマルインナーパッド、フロントスペーサーが付属していましたが、「VITT」にはA.I.ネットだけです。

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「VITT」は、マットブラック・パールホワイト・マットホワイトレッド・マットネイビーブルー・ブラックイエローの5種類のカラーがラインナップされています。つや消し3種に光沢が2種です。

黒っぽいのは夜間の視認性が悪そうですし、夏に暑そうです。マットホワイトレッドは安っぽそうなデザインです。OGKのホームページには横向きの写真しかないのであまり参考になりません。

どのカラーにするかずっと迷っていましたが、4月7日の「名古屋サイクルスポーツデイズ」で現物を確認し、BESV JR1に一番合いそうで、無難な「パールホワイト」に落ち着きました。

「AERO-R1」も次々に新色が出てラインナップが入れ替わっているので、「VITT」もいずれ新色が登場する可能性があります。

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「VITT」にする最大の理由である通風性。開口部が大きく、しかも多い。「AERO-R1」と真上から見比べただけでも風通しが良さそうなのがうかがえます。

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後頭部は平らな部分がないのでテールランプは付けにくそうです。

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「VITT」は「AERO-R1」に比べ高さがあります。

被る量も深く、耳とヘルメット下端の間隔が、「AERO-R1」は指2本分くらいに対し、「VITT」は指1本分。より側頭部を保護してくれそうです。

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「AERO-R1」はXS/S、S/M、L/XLの3サイズでしたが、「VITT」はS/M(55〜58cm)、L(59〜60cm)、XL/XXL(60〜63cm)の3サイズ展開。

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後頭部のアジャスターは、上下に4段階で調節できるXF-8アジャスター。

「AERO-R1」は3段調節だったのですが、「VITT」は被り量が深くなっているため段数を多くしているのかも知れません。

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あごひもベルトのロックが「AERO-R1」より大きくなって、脱着がずっとしやすくなりました。

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もちろん「JCF公認マーク」付きです。

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シールド未装着時のカタログ重量は、S/M:245g、L:255g、XL/XXL:270g。購入したS/Mの実測重量は248gでした。「AERO-R1」より53g重くなりました。

付属のAR-3シールドは40gくらいなので、ヘルメットと合計で288gくらいになります。

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A.I.ネットは装着済みでした。

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「AERO-R1」ではXS/Sだったせいかおでこの部分が窮屈な感じがしたため、フロントスペーサーを付けました。
「VITT」はワンサイズ大きいからか、フロントスペーサーなしでも問題ありませんでした。

この間までまだ涼しさを感じていたのに、この2、3日で急に「夏が来た」という感じです。
きょう地元の小学校で運動会が行われていましたが、今年から児童の観覧席にも暑さ対策用のテントが張られました。

年々夏の暑さが厳しくなっているようで、とりあえずこのヘルメットで頭の暑さ対策はバッチリです(だといいな)。

<2019年11月22日追記>
フロントスペーサーはなしで問題ないと書きましたが、なじんでくるうちにやっぱりおでこ周りが窮屈に感じるようになってきました。
今はAERO-R1に付けていたフロントスペーサーを移植して使用中。おでこの当たりがソフトになります。

4件コメントがあります

コメント

  • なで王さんへ
    お店で同じヘルメットを見ました。
    なかなか良い感じですね。
    被り心地も以前よりフィット感が良くなり少し心が惹かれました。
    ただ、自分としては、もう少し開口部が多く(大きく)ないと暑過ぎるのでは?と思います。
    今後はバイザー付きヘルメットが増えそうですから、もう少し様子を見てから考えます。
    視力補正(メガネ)が必要な人には朗報です。

    最近、マウンテンバイクの1台を街乗りにしたので、ビンディングペダルからフラットペダルに変更しました。
    最近流行りの薄くて幅広のペダル(タイオガSpyder:4000円)にしましたが、踏みやすくてお勧めです。

    2019年5月26日 10:45 PM:ブラザー弟

  • > ブラザー弟さん

    今日、早速VITTを被ってお山へ行ってきました。
    30kmほどの距離だったのですが、フツーに快適でした。

    もっと暑くなってから長距離を走って、それから評価したいと思います。

    2019年5月26日 10:55 PM:なで王

  • 一つ質問ですが、VITTにもフロントスペーサーはついてくるんですか?

    2019年8月14日 12:22 AM:めがねらいだー

  • > めがねらいだーさん

    VITTにはフロントスペーサーは付属していないです。必要であれば別に買わなきゃいけません。

    僕は使用し始めた頃はAERO-R1より若干サイズが大きいので必要ないと思っていたのですが、だんだんおでこ廻りが窮屈な感じがしてきたので、AERO-R1から移植しました。
    おでこの当たりがソフトになって良いですよ。

    2019年8月14日 03:07 PM:なで王

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