自転車用ヘルメット OGK KABUTO AERO-R1

昨年10月ぐらいからサイクリング用アイウェアの買い換えを考えていました。

その理由の1つは、暗いトンネルに入って路面が見えず、恐怖を味わったことがあったから。そしてもう1つは、信号や標識は見えているけど、手元のGPSサイコンの地図がよく見えず、曲がり場所を見落としたりするから。

簡単に言うと年取って目の機能が衰えたせいなのだけど、普段から眼鏡必須の生活をしているので対策も限られてくるわけです。

サイクリング用アイウェアでは度入りレンズにするのが王道でしょうが、僕の希望を叶えるには遠近両用の調光レンズになってしまいます。ハイカーブのスポーツサングラスでは難しそうです。実現できても目玉が飛び出るほど高価になりそうです。

今と同じインナーフレームのレンズを遠近両用にしてもトンネルの問題はクリアできません。そうなるとフリップアップのアイウェアにして、インナーを遠近両用にするのが一番現実的です。

フリップアップ式のアイウェアはRUDY PROJECTの「インパルス」が有名です。ただ「インパルス」のインナーレンズも6カーブあるらしいので、遠近両用にするのが難しいかも知れません。それとアイウェア自体の価格が高いので、それなりの出費になります。

で、いろいろ探していたらダンロップの「DU-002」というアイウェアを見つけました。これは近視用の無料レンズ込みで14,040円で購入できるフリップアップ式のもの。デザインもRUDY PROJECTの「エクセプション」にそっくりです。

度入りの無料インナーレンズは購入後取り寄せです。販売先の話しではダミーレンズの入ったインナーフレームが製品に1セット付属し、後から取り寄せたものとで2セット手に入れられるようです。
それで、「無料インナーレンズとは別に遠近両用レンズを入れたら」と考えていました。

「いざ購入」という時点で、新商品の情報を目にしてしまいました。この情報は昨年10月頃に販売先のホームページに掲載されていた業者向け商談会のものです。そのときの情報はタイプと型番だけのテキストだけでした。

「DU-002」がかなり前から販売されているものであるため、新商品を実際に見てから決めようと思っていたら、なかなか情報が出ず、年が明け、4月になってしまいました。

前振りがすごく長くなってしまいましたが、長期間待たされたお陰で、アイウェア問題を別の方法でクリアすることができました。

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それは、アイウェアからのアプローチではなく自転車用のヘルメットから。OGK KABUTOの「AERO-R1」というエアロヘルメットです。

エアロヘルメットはタイムトライアルやトラック競技で、速さを競うために空気抵抗を減らす工夫がされたヘルメットです。

「AERO-R1」は、もちろん競技にも使えますが、通気性も考えられていて、普通のロードバイクユーザーにも受け入れられているようです。
昨年の7月から発売されていて、今年になってやっと自分のところにも情報が引っ掛かったという感じです。

で、自分にとって空力性能は関係ありません。空力ウンヌンを言えるような速度域で走る能力がないからです。

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僕にとって重要なのは、この製品の特徴のひとつ、シールド付きであるということ。しかも普段使っている眼鏡を付けたままでも干渉しないということです。実際にインナーフレーム付きのアイウェアでも当たることはありませんでした。

ヘルメット単体で税別19,000円のものなので自分史上最も高価なヘルメットです。しかし、普段使いの眼鏡で済むので、アイウェア分も入れればかなりコストパフォーマンスは高くなります。
普段使いの眼鏡を使えることで、アイウェア問題のほとんどを解決することができます。

最初から製品に付属するシールドは1個。シールドにはほんの少し色が入っているライトスモーク。装着して見える景色はほぼクリア、外部から目を隠すだけの濃さはありません。

シールドは3カ所のマグネットだけで取り付けられていて、簡単に取り外しができます。かといって、走行中に外れたりズレたりといったことはありませんでした。

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シールドはひっくり返して装着することも可能。夜間やトンネルに入る手前でひっくり返せば暗いところでも安心です。

マグネットはシールドをその辺りに近づけると勝手に引き合ってくっついてくれます。なので手探りで付け外しができます。ただし走行中の付け外しは危険です。

完全にクリアなものやもう少し濃いカラーなど、オプションシールドが4種類別売されています。

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2018年6月現在、10種類のカラーバリエーションがラインナップされています。僕が購入したのは今年の2月から追加発売された新色のホワイトレッド。

注文するまでホワイトダークグレーとどちらにするか迷っていました。やっぱり「目立ってなんぼ」、赤が入ったものにしちゃいました。

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今までのヘルメットだと、後頭部は黒い発泡スチロール素材むき出しのものが多かったと思います。「AERO-R1」は後頭部も樹脂でカバーされています。

後頭部が赤く塗装されていて、後方からも目立つんじゃないかと思ったのも、ホワイトレッドを選んだ理由です。

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ホワイトダークグレー、ホワイトレッド、ホワイトライトグレーはXS/S(54〜56cm)、S/M(55〜58cm)、L/XL(59〜61cm)の3サイズ展開。他カラーはS/M、L/XLの2サイズ。

自分の頭は56cmなので、小さい方のXS/Sを選択。写真は「OGK KABUTO TRANFI」S/Mサイズとの比較。横幅も前後も小さい。

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通気孔が少ない分平面の場所が増えて意匠デザインが格好いい。

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頭の上から見ると赤い部分が多く感じます。実際に被って正面から見ると、赤部分はそんなに見えません。もちろん、見下ろすような背の高い人からならたっぷり見られるでしょうが。

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エアロヘルメットは、空気抵抗低減のため通気性を犠牲にしたものが多いようです。頭のてっぺんの通気孔はヘルメット内の熱気の排出口。
ヘルメット内の凹凸形状が、効率よく風が通過できるような設計になっているそうです。

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上下に3段階で調節できるXF-7アジャスター。

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あごひもベルトはアンモニア臭の消臭効果+抗菌性能のある繊維を使用。ヘルメットのボディカラーによってブラックとレッドがあります。

あごひもベルトのロックは小さめで、出っ張りが少なく、ちょっと外しにくい感じです。

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「JCF公認マーク」付き。

シール右側の黒い部分はヘルメット後部に発生する乱流を整えるウェイクスタビラーザー。オートバイレース用ヘルメットで独自開発した特許技術を初めてサイクルヘルメットに採用したそうです。

これらの技術により、空力性能はともかく、風切り音が静かになったと評判です。
「じゃあ、どうよ?」と言われれば「うーん、静かになったような?」。同一条件で比較しないと分かりません。

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「AERO-R1」は軽いことも特徴の1つです。シールド未装着時のカタログ重量は、S/M:205g、L/XL:235g。表記がないXS/Sは実測195gでした。

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シールドの重量は実測39g。ヘルメットと合計で234g。TRANFIより15g軽くなりました。

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付属品は、虫除けのA.I.ネットとシールドとの干渉を調整するフロントスペーサー、そして2種類の取扱説明書。

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買ったばかりのものはノーマルインナーパッドが装着されていました。

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A.I.ネットを取り付けるには、まずノーマルインナーパッドをすべて外し、XF-7アジャスターの取り付け部を手前に引っ張って取り外します。
取り付け部はしっかりピンが刺さっていますが、思い切って引き抜きます。

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A.I.ネットの両端にある穴にXF-7アジャスターの取り付け部を通し、ピンを元あったように差し込みます。あとは、A.I.ネットが通気孔を塞がないように広げて取り付けます。

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フロントスペーサーは、シェードと眼鏡が干渉するときなどにインナーパッドやA.I.ネットのフロント部に挟んで使用します。

フロントスペーサーなしで使用したときは、おでこの部分が窮屈な感じがしました。フロントスペーサーを入れると当たりがソフトになったので、シェードの干渉に関係なく、フィット調整のために使っても良いかなと感じています。

先日の「金谷から大井川リバティを下って御前崎」で、さっそく「AERO-R1」を被って100km走ってきました。

まず感じたことは、とにかく視界が広い。頭上はヘルメットを被っているので変化はありません。でも、左右と足元に視界が広がりました。
今までアイウェアのインナーレンズの中が世界のすべてだったのが、普段生活しているときの見たままに変わった感じです。足元が広がって路肩にも寄せやすくなりました。

スポーツサングラスを使う場合ハイカーブのせいで人によって視界の歪みなどの懸念があります。これは普段使いの眼鏡なのでその心配は皆無です。

エアロヘルメットだと通気孔が少なくなるため、夏場に暑いのではないかという心配がありました。
それほど暑くなかったという巷の評判だったので購入に踏み切りました。実際の感想は、朝の涼しい頃は側頭後部がスースーした感じでした。

ただ、80kmくらい走ったところで軽い熱中症のような状態になりました。ヘルメットのせいか特定はできませんが、用心したいと思います。

デメリットというか今までと使い勝手の違うこともありました。あなたはヘルメットをしてからアイウェアをする派ですか?それともアイウェア先派?
要は、「アイウェアのテンプルがあごひもベルトの上か下か」。ちなみに僕はアイウェア後派です。

今までもアイウェアをしたままヘルメットを脱いで、アイウェアを落としたこともありました。
シールドをしたままヘルメットを脱ごうとするとさらに複雑になって「しまった」となります。先にシールドをひっくり返しておく習慣づけが必要と思いました。

それに僕は走行中に鼻の横を触るクセがあります。それがシールドが邪魔してできなくなりました。
それから、後頭部の形状が変わってテールライトを取り付けにくくなりました。そしてもう1つ、Bit Visor-Vなどの庇が付けられないため少し眩しくなりました。

「AERO-R1」は破損交換対象品です。破損交換は登録店舗で購入した場合にのみ適応され、登録されていない店舗やネット通販で購入した場合には補償されません。
補償も購入登録後1年以内だし、補償金額も半額までであること。その時に一番安く、たまたま期間限定割引クーポンが送られてきたワールドサイクルから購入することにしました。

さて、あとは遠近両用への対応です。これもすでに対策済みで、実戦投入後レポートしたいと思っています。

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