マグネット式のペダル magped(マグペド)SPORT2

2019年8月にこのブログで紹介した、マグネットを使用したビンディングペダル「magped」。
その後2年8ヵ月経つがそれほど話題になることもなく、取扱店舗が増えるわけでもなく、ひっそりと存続はしている。

ずっと気にはなっていて、このたびついに買ってしまった。

はるか昔にSPDビンディングペダルに挑戦したことがあって、その時のシューズがまだ家に残っていた。それでお試しに買ったのはSPDシューズ対応で一番安い「SPORT2」。

BESV JR1に付けるのなら「ROAD」か「ULTRA2」が順当だろが、これらは25,000円以上する。「SPORT2」の一番安いやつといっても税込み14,850円もするのだから、ひょいと買えるものではないだろうとご理解いただけるだろう。

「magped」はマグネットの強度を選ぶことができる。「ROAD」や「ULTRA2」は150Nが最低強度で、「SPORT2」は100Nからあり、100Nか150Nか、どちらにするか迷った。
最終的には推奨体重に従って100Nを選択。仮に磁力が足りなくてもマグネットパーツはオプションで用意されている。リカバリーできる手段があると心強い。

「SPORT」はグレーとグリーンのツートンカラー1種類だったが、「SPORT2」はグレー、グリーン、オレンジ、ピンク、ブルーとカラーバリエーションが増えて5色になった。

カラーバージャンの色目はなかなか微妙で、ここはどんなカラーのフレームにもマッチする無難なグレーにした。

パッケージの中は、ペダル1組と4mmと2.5mmアーレンキー。4mmアーレンキーはシューズにメタルプレートを取り付け用。2.5mmアーレンキーはマグネット脱着用でペダルの裏表に1本ずつ必要だ。

メタルプレートとプラスチックスペーサーが2組、プレート取り付け用M4×10mmとM4×12mmのネジがそれぞれ4本ずつ。

他に何に使うか分からないロゴがプリントされた巾着袋と、取扱説明書が入っていた。

取扱説明書は、片面はイラストと英語で書かれた「magped」4種に対応した商品説明で、反対面は独・英・仏・伊4カ国語に対応した注意事項がだらだらと書かれている。

シューズへのプレート取り付け方説明。

ペダルの装着説明。

持っていたシューズはシマノの「M075」というSPDシューズ。もう15年以上昔に買った骨董品だ。

取扱説明書には適応するシューズの記載がある。これによると街乗り使うようなシューズを推奨していて、ガチガチのMTBで使うようなやつはダメみたいだ。

「M075」の靴底は左右に土手のあるどちらかというとダメな分類のシューズみたいだ。

何でダメなのかよく分からないが、とりあえずプラスチックスペーサーを挟み込んでメタルプレートを取り付けてみた。ネジは12mmのものを使用した。

ペダルはちゃんとくっつく。問題ないような気がする。

取扱説明書には靴底からメタルプレートまでのクリアランスが1〜2mmと記載がある。
シューズの両サイドの出っ張りからメタルプレートの面は一応クリアしているようだ。

ペダル本体のクランクへの取り付けは、一般的なペダルと変わらない。15mmのペダルレンチも使えるし、クランクの裏から6mmアーレンキーでも取り付けられる。

何も手を加えなければ、マグネットの重みでマグネット部を下にしてぶら下がる。

シューズをくっつけてみた。しっかりくっついている。

とりあえずDECOMA号に装着し、2kmほどご近所を試走してきた。
ざっと流してきただけなのでもがいたりはしていないが、しっかりと足はペダルに固定され、引き足も使える。手持ちのシューズでも全然不都合はなかった。何がいけないのか分からない。

まだ慣れないせいで左足が上手くキャッチできないときもあった。ペダルの裏側を踏もうとしてしまうのだ。

マグネットがメタルプレートの中央部をしっかりキャッチすると、足をペダルから外すのに結構力が要る。ネチャっとした感触がある。

SPDとは違い、どの方向にも足を外すことはできるが、不意の時には立ちごけも十分やってしまいそうだ。フラペでもやるときはやる。
現時点ではマグネット強度を100Nにしたのは正解だった。熟練を積んで慣れれば150Nもあるかも知れない。

マグネットとプレートの位置関係は固定できないため、ブラインドで足をペダルに置くと、マグネットがプレートの端にくっつくこともある。
そんなときは外すのにもあまり力が要らないが、逆に言えばペダリング時に足が外れやすい。

取説にも記載があるが、オプションでマグネットが決められた位置に入るよう穴が開いたプラ製の「ポジショニングプレート」が税込み2,090円で用意されている。

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