Panasonic LUMIX DMC-FZ200がやって来た(前編)

SONYのアクションカメラ「HDR-AS100V」が我が家にやって来て以来、動画撮影や動画編集の面白さに目覚めてしまいました。
それで、アクションカメラ以外のビデオカメラが欲しくなり、そして、やって来たのはPanasonicの「LUMIX DMC-FZ200」でした。

141030-01

見ての通り「LUMIX DMC-FZ200」は、一眼レフ風のデジタルカメラです。

確かにぱっと見、一眼レフっぽいが、一眼レフでもなければ流行のミラーレス一眼でもありません。ハイエンドというカテゴリーに分類されるコンパクトデジタルカメラです。
だからレンズ交換とかはできない。ですが、今までの経験から交換レンズなんて買ったことないし、1本のレンズですべて賄うことができればそれで良い。逆に言うと「その程度だ」。

つい最近、頼まれ仕事で5分ほどの動画を編集させていただく機会がありました。カミさんが地域活動の一環で引き受けてきた仕事です。

話が来たときは、複数の人が撮ってきたものを素材にするのだろうと思っていましたから、撮影フォーマットをフルHDの1080/60pで統一して欲しいと伝えました。
実際はカミさんが知り合いからビデオカメラを借りてきて、一人で撮影してくることになったので、統一もクソもなかったのですが。

最高画質で撮ったはずの動画は、HDR-AS100Vの動画の方がずっとキレイにみえました。
調べると、撮像素子(イメージセンサー)のサイズが重要なようです。スペック的には借りてきたビデオカメラは1/5.8型。HDR-AS100Vは1/2.3型。面積比で5倍以上も違います。
ちなみにiPhone 5sは1/3型なので、ビデオカメラより面積比で3.4倍以上になります。

一般的にイメージセンサーが大きい方が、当たる光の量が多くなるのでノイズが少なくなります。実際にはレンズの大きさや性能の違いもあるので、単純な画質の比較はできないのですが。

イメージセンサーが小さいとレンズを小さく作れるというメリットがあります。だからあの小さく軽いボディサイズで、光学ズーム50倍というビデオカメラを作ることができます。
高級ビデオカメラは大きなイメージセンサーを搭載しているので、画質が良くなる代わりに、光学ズームの倍率が小さくなり、重量も増し、価格も高くなります。

ミュージックビデオのメイキングなどを観ると、最近のプロの現場では一眼レフカメラが使われています。
使われる理由がいろいろあるらしいですが、イメージセンサーが大きい程ボケやすく、ボケ感もキレイに出るからというのがその一つです。

しかし、当然カメラ本体も交換レンズも高価になるし、第一重量が増えます。多分手持ちで動画撮影なんかしたら、自分なんかすぐに筋肉疲労で挫折しそうです。
センサーサイズは高級ビデオカメラ程度で妥協するほうが、経済的重量的に妥当なようです。

ビデオカメラでは高級機種になってしまうので、ターゲットカメラは「イメージセンサー1/2.3型以上」「1080/60P」「マニュアルフォーカス可能」「バリアングル液晶」「ビューファインダー付き」を最低条件とするコンデジ以上のカメラにすることにしました。

ここで他所からの受け売り知識。デジカメの動画撮影時間に29分59秒制限というものがあります。
これはEU圏の関税率がデジタルカメラ0%、デジタルビデオカメラ4.9%で、動画撮影時間が30分以上だとデジタルビデオカメラに分類されるためのようです。
しかし、AVCHDフォーマットを選べる機種には連続撮影時間に制限がないものもあります。

10月3日にCanonから「PowerShot SX60 HS」という光学65倍ズームのハイエンドコンデジが発売されました。本体だけで月のクレーターが撮影できる高倍率カメラです。
「これがいいな」と思いましたが、まだ出たばかりで価格も5万円台前半にとどまっています。それに65倍なんて自分に使い道があるのかと思い直しました。

毎日のように価格コムを訪れていて、そんな時「LUMIX DMC-FZ200」に出会いました。その時の最安値は31,500円でした。まずは何より安い値段に触発されました。

早速調べると、価格コムのレビュー数も110件を誇る人気機種のようです。そんなに評価も悪くない。自分の5つの最低条件をクリアした上、連続撮影時間無制限です。
レンズは光学24倍ズーム全域F2.8を謳っています。高級ビデオカメラと比べちょっと暗いですがズームに遜色はありません。

2012年8月に初値58,000円ちょっとで売り出され、2年以上経過した少し古い機種です。後継機とおぼしき機種も出ているので、いつ廃番になってもおかしくありません。
価格が下がったと思ったら再び初値近くに値上がったり、品薄になったり、コスト割れで国内製造だったのが中国に移管したりといった歴史もあるようです。

いろいろ調べ、底値と思われる送料込み5年保証付きの31,980円で決断しました。

コメントをどうぞ

コメントをどうぞ (Japanese text only)

すべての欄が入力必須です。メールアドレスは公開されません。
コメントはすぐに表示されません。管理者が確認してから表示されます。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)