2014年11月8日 カメラ
ベルボン ビデオ用三脚 EX-547 VIDEO
Panasonic「LUMIX DMC-FZ200」を購入したので、今まで使っていたデジタル一眼レフ「Nikon D70」を娘に譲ることにしました。その方がまだまだ活躍してくれるはずです。
一緒にバッグとかメディアとか、その他一切合財、三脚も全部あげることにしました。
実は最近になって、三脚にはスチール写真用とビデオ用があることを知りました。
スチール写真用は雲台が三軸に動きます。上下左右の首振りとカメラを縦位置にすることができます。ビデオ用雲台は上下左右の首振りだけですが、よりスムーズに動くように作られています。
今まで使っていたのはベルボンの「CX-444」。スチール写真用の三脚です。これを娘にドナドナすることにし、ビデオ用三脚を新たに注文しました。
三脚はAmazonマーケットプレイス商品ですが、「はこBOON」で届けられました。
「はこBOON」はオークション商品の配送サービスで、実際はヤマト運輸が取り扱っています。ネットで申し込み、ファミリーマートへ荷を持ち込みます。
集荷はしてくれませんが、通常の宅急便より配送料金が割安で、ユーザー登録し、規格内の荷物ならオークション以外の物でも送ることができます。
発送の連絡メールが来たあと、なかなか配送情報に乗らないから、「ちゃんと荷が運送会社に渡っているのかな?」と思っていましたが、コンビニからヤマトが集荷するまでのタイムラグがあるせいだと勝手に納得しました。
包装紙の中はプチプチでくるまれ、さらにサランラップのような薄いビニールテープでぐるぐる巻きの厳重梱包。
中から現れたパッケージは、ベルボンの「EX-547 VIDEO」でした。
三脚メーカーはいろいろありますが、「CX-444」が使いやすく品質も満足していたので、最初からベルボンに決めていました。
そのベルボンのVIDEOシリーズには3種類あります。さらにその内EXシリーズは2種類あり、どちらにするか迷いに迷ってしまいました。
推奨積載質量は載せるカメラの2倍以上必要だとか、軽い三脚だとパンニングの時に三脚ごとズレるとか・・・。確かに動画撮影するカメラの土台は「動かざること山の如し」かと考えさせられたり。
そんな時、Amazonの「EX-547 VIDEO」の商品ページで、「7,500円・送料無料・在庫1台・ネットバンキング払い」の好条件を目撃。思わずポチッとしてしまいました。
ベルボンでは型名の最初の数字が脚径、その次が脚の段数を示します。Amazonの商品ページの品名に「3段」と表記されていましたが、それは誤り。実際は「4段」です。
「EX-547 VIDEO」は、エレベーターをいっぱいに伸ばした状態で高さ1600mmになります。写真は最低の高さの状態で480mm。
エレベーターはギア式で、回すと上へ伸びますが、そのまま手を放すと自重で一気に下まで下がります。高さを固定するにはエレベーターストッパーというツマミで締め付けます。
他の付属品は収納袋と保証書、取扱説明書の3点。
収納袋は上側をファスナーで開閉できる筒状のもの。肩掛けのストラップが縫い付けられており、長さの調整はできません。
「EX-547 VIDEO」を収納すると、袋にかなり余裕があり、中身が遊びます。肩に担ぐとストラップが長いので、脇の下へ落ちてきます。ストラップの長さ調整の工夫が必要です。
「CX-444」に比べ明らかに品質が落ちています。「CX-444」用はマチのある立体的形状でぴったりフィット。肩掛けストラップの長さも調整可能。収納ケースから収納袋へオマケ感が三倍増し。
別売の三脚ケースがあり、「#53」がサイズ的に適合でしょうか。ケース内部はクッション性があり、ストラップの長さ調整、ショルダーパッド付きなど、かなり良さそうです。
「EX-547 VIDEO」に採用されている雲台は「FHD-52Q」。ちょっと前まで単体で販売されていましたが、現在の単体品は「FHD-53D」に置き換わっています。
写真で見る限り、ボディーデザインとクイックシュー、赤ぽっちが青ぽっちになったのがわかります。スペックも15g重量アップしています。
「EX-547 VIDEO」もそのうち付属雲台が「FHD-53D」になり、型番が変わるかも知れません。
ビデオ用雲台は上下左右に動かして撮影するために、雲台をスムーズに動かすための工夫が施されています。高級機では油圧式があるようで、「FHD-52Q」は特殊グリスでそれを実現しています。
雲台はサイドにあるダイヤルとハンドルを緩めると向きを変えられます。
外側のダイヤルが上下方向のティルトストッパー。内側のハンドルが左右方向のパンストッパー。
雲台は脚から分離できます。もっと気に入った雲台に巡り会ったら交換が可能です。
パンハンドルは雲台の向きを変えるためだけに使用します。スチール写真用三脚のようにハンドルを緩めて向きを変えるような機能はありません。
ハンドル固定ネジを緩めて、パンハンドルを使いやすい角度に変えることができます。
また、ハンドル固定ネジを外すとパンハンドルを抜くことができ、挿入する方向を変えることができます。
一般的なビデオカメラは左側にモニターが飛び出すので、パンハンドルは右手操作。一眼レフなどカメラの操作系によっては左手操作など、都合の良い方へ切り替えることができます。
クイックシューはプラスチック製の「QB-4X」。別売もされているので、手持ちのカメラ全部に前もって付けておくことができます。
新型の「FHD-53D」のクイックシューは「QB-46」に変わっていますので、「QB-4X」も廃番になる可能性があります。互換性があれば良いのですが。
ちなみに「QB-4X」は「CX-444」用のクイックシュー「QB-4W」と互換性あり。
ビデオボス(ピン)はバネで上下するので、ビデオボス穴のない普通のカメラでも邪魔にならず、取り付けることができます。
カメラの取付ネジはハンドル付き。「QB-4W」はコインで締めるタイプなので便利になりました。
雲台取り付け部は正方形なので、縦、横どちらの向きへも三脚へ取り付けできます。
クイックシュー取り付け部。
シュー固定レバーを開放すると、ストッパーが掛かりレバーは戻りません。クイックシューをはめるとストッパーが下がり、レバーが戻ってロックします。
勢いよくレバーが戻るので、指を挟みそうになるので注意。
中央の穴から雲台のボールが露出しています。クイックシューのカメラ取り付けネジのハンドルをちゃんと畳んでおかないと、ボールを傷つけることになり、スムーズさを損ねる可能性があります。
脚の伸縮はロックレーバーなのでワンタッチ。自重でスルスル伸びて、パチンとロックで大変便利。
昔の三脚はくるくる回すタイプだったのでとても面倒くさかった。
脚の方に水準器が付いています。スチールカメラ用三脚は雲台側に水準器が付いています。
その違いの意図が自分にはまだよくわかっていません。
脚も「CX-444」に比べかなりごつくなりました。重さもどっしり感じるので測ってみたら1614gありました。カタログスペックは1590g。24g多い。
唯一気に入らないのは収納袋ですが、担ぎ心地が悪いようならばオプション品も考えよう。
今はまだ自転車には乗れますが、歩くのは辛い状態なので仕方ありませんが、歩けるようになったらどこかへ撮影に行きたいです。
なお、このエントリーからFZ200で撮影した写真を使い始めたよ(画像補正あり)。