自撮り棒・第2弾 Selfie KIT-S3

インプレスの「AV Watch」で、上海問屋で自撮り棒を扱い始めたという記事が掲載され、興味を刺激されたので早速注文してみました。

141223-01

上海問屋の商品ページでは「【iPhone6/6Plus iPad Air 対応】 Bluetoothリモコン・マルチホルダー付属 セルフィースティック 5点セット 自撮り棒 (長さ25cm~75cm) 」と紹介されています。

届いたパッケージには英字と一緒にハングル文字が表示されていたから、てっきり韓国製かと思ったら「Made in Chaina」と表記され、「AtoB Co.,Ltd.」という香港にある会社の製品のようです。

141223-02

この商品の特徴というか興味を持ったのは、自撮り棒(最近はセルフィースティックと呼ぶらしい)の他に、iPhoneなどを三脚にマウントするホルダーやBluetoothリモコンが付属すること。

Bluetoothリモコンを自撮り棒にセットできるホルダーと雲台部連結用の長めのネジがついて5点セットということのようです。

そして、これだけのセットが税込み1,999円(送料別)なのが購入を後押ししました。

141223-03

パッケージの中身。上から自撮り棒、Bluetoothリモコン、スマホ用ホルダー。プラケースの外にあるのが、上からリモコンホルダー、長めのネジ、それにリモコンの取扱説明書。

取扱説明書などすべて英語表記で、日本語の説明書などは付属しません。

141223-04

自撮り棒の長さは、雲台からグリップの端までの最短状態で約250mm。
ちなみに写真上はSP GADGETSの「P.O.V. POLE 36」。

141223-05

伸縮は4段式で、一番伸ばした状態の長さは約750mm。

ポールの太さは1段目が約20mm、4段目が約10.5mm。「P.O.V. POLE 36」は1段目が約20mm、3段目が約14.5mm。

伸縮方式は「P.O.V. POLE 36」とまったく同じで、カメラ部を持ってポールをひねって伸ばし、反対方向へひねってロックさせます。4段あるせいか伸縮は若干スムーズさに欠けます。

141223-06

長めのネジに換えた状態の重量は107g。結構軽いです。

141223-07

「P.O.V. POLE 36」の重量はオプションの三脚アダプター込みで184g。

141223-08

自撮り棒のグリップはウレタンスポンジ。手触りなど持った感じはソフトで良いが、ちょっと頼りなげ。一番最初にグリップが痛みそう。ストラップも最初から付けられています。

グリップエンドには三脚ネジ穴が付いています。ただし樹脂にネジが切られているので、耐久性はあまりなさそう。過信は禁物です。

141223-09

三脚ネジ穴を使ってしっかりとした三脚に立ててみました。100均の三脚でも立ててみましたが、風が吹いたら倒れそうなくらい不安定でした。

141223-10

スマホ用ホルダーやコンデジは雲台のネジで締め付けます。ツマミが小さいので締めにくい。

雲台は連結ネジを中心に約180度回転します。最大2kgまでの耐荷重ですが、連結ネジを強く締め付けても力を加えると簡単に雲台は動きます。重いカメラだと支えられそうもありません。

141223-11

コンデジを取り付けるとこんな感じ。

雲台連結用のネジは付属の長めのネジに付け替えてあります。
長めのネジはコンデジ用ということですが、最初に付いているネジより掴める場所が多く、ずっと力が入れやすい。最初からこれ1本だけで良い。

141223-12

スマホ用ホルダーはゴムの伸縮力でスマホをホールドします。今までに見たことがない方式です。
対向する一方の可動ホルダーをゴムベルト上で移動させ、幅の狭いスマホからiPadなどのタブレットまで対応します。

上海問屋の商品ページには「幅20cm〜120cmまで対応」と記載されていますが、これは多分ジョークだろう。ゴムベルトにはそんな長さはありません。

141223-13

可動ホルダーは爪を起こして移動させ、この爪をゴムベルトの溝に引っ掛けて固定します。

141223-14

ゴムベルトの裏側には「iPhone 5」や「iPad」などの目印が刻印されています。

141223-15

iPhone 5をホールドする場合は、写真の位置で可動ホルダーを固定します。

141223-16

iPhone 5にホルダーを取り付け、自撮り棒に付けるとこんな感じになります。

141223-17

反対側から見てみました。

ホルダーがスマホに対して斜めになって取り付く関係で、自撮り棒に対してスマホを傾ける角度に制約があります。向けたい方向に向けられないもどかしさがあります。

ゴムベルトの伸縮力だけでスマホなどを固定していますから、スマホ程度の重量はよいが、タブレットなどのサイズや重量のモノは不安です。

141223-18

Bluetoothリモコンは、側面のスライドスイッチで電源をON/OFF。上の大きなボタンはiOS用のシャッターボタンで、下はAndroid用。

iOS用シャッターボタンの上の○はLEDランプ。電源をONにした時やペアリングの際に青く点灯、または点滅します。

141223-19

CR2032ボタン電池1個が必要。製品には付属しません。+側を上にしてセットします。
電池が入っていないと電池ケースのフタはすぐ外れてしまい心許ないが、電池をセットすると下からのバネの力で押しつけられ、フタは外れにくくなります。

Bluetoothのペアリング方法は取説に記載してありますが、英語でよくわからない。しかし、わからないままやってもちゃんとペアリングできました。

まず、リモコンの電源スイッチを入れます。シャッターボタンの上のLEDランプが点滅します。
iPhoneの設定でBluetoothをONにします。「AB Shutter 3」が表示され、これをタップすると「接続されました」と表示が変わり、ペアリングが完了します。

141223-20

iPhoneの場合は標準カメラアプリで動作します。他に試していませんが、無料の「Camera360」アプリで使用できるようです。ちなみにAndroid版もあるとアナウンスされています。

Bluetoothのスペックは通信距離最大約10m。屋外で実験したら、上の写真の通り見通し約27mの距離からシャッターを切ることができました。

リモコンはシャッターボタンの機能だけで、ズームとかにも対応してくれると完璧なのですが。

なお、iPhoneのバーストモード(連続撮影)にも対応しています。シャッターボタンを押し続けている間撮影を続けます。

141223-21

リモコンホルダーはゴム製で、1段目のポールに取り付けられます。柔らかいゴムなのである程度の太さの径にまで対応可能です。
しかし、その柔らかさが逆にマイナスになって、リモコンが外れやすい。

自撮り棒を使っていないときはリモコンをホルダーから外してポケットなどに仕舞っておくべきです。付けっぱなしにしておくと、知らないうちに紛失してしまうかも。

自撮り棒はポール自体はしっかりしてそうですが、雲台とか細部は華奢な造り。
値段が値段なので多くは望めませんが、丁寧に使えばそれなりに楽しめそうです。他所から出ているアンテナみたいなものよりはずっとマシではないかなぁ。

スマホホルダーやBluetoothリモコンは別々に使え、いろいろなケースで応用できるから、使いでのあるセットだと思います。

コメントをどうぞ

コメントをどうぞ (Japanese text only)

すべての欄が入力必須です。メールアドレスは公開されません。
コメントはすぐに表示されません。管理者が確認してから表示されます。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)