2022年9月29日 園芸
工進 3L乾電池式噴霧器 ガーデンマスター GT-3S
家庭菜園をやっていると病気が発生したり虫が付いて葉を囓られたりする。その対策に木酢液や水溶性の農薬を散布することがある。
家庭菜園を始めたばかりの頃に、安かったので1リットルの蓄圧式のスプレーを買ってきた。
ポンプのピストンを毎度スコスコするのも大変だけど、噴出するスプレーの状態が一定じゃないのが気になっていた。
なので、乾電池で動く電動の噴霧器を買ってきた。タンク容量が3リットルの工進の「乾電池式噴霧器 GT-3S」だ。
もっとタンク容量の大きなものや噴出能力の高い製品もあったが、薬液を入れたときの重量や畑の大きさを考慮し、3リットルのタイプを選択した。
パッケージの中は本体とノズル、ショルダーベルト、スポイト、それに取扱説明書。
電源は単1電池4本。乾電池は別に用意しなければならない。レバーを下に押すと電池ボックスが出てくる。
電池寿命の目安はアルカリ乾電池の場合140リットル。
投入口が大きいと薬剤や水を入れやすい。
タンクが乳白色の製品が多いのだけど、この機種は透明なので薬剤の残量確認がしやすい。目盛りやタンクの外し方がプリントされているのも親切だ。
タンクの底面は後端に向かって傾斜していて、残り少なくなった薬液を残らず吸い上げられるようになっている。
本体上部前方側にゴムカバーに覆われた電源スイッチ。
電源スイッチの前側を押すと薬液を噴出する。後ろ側を押すと洗浄モードで動作する。
薬液をまいた後に10秒間洗浄モードにするとホースやポンプ内の薬液をタンクに戻してくれる。この洗浄モードもこの機種を選んだ理由のひとつだ。
薬液を捨てた後、キレイな水を入れてホース、ノズル内を洗い流し、タンクもキレイにする。
ノズルとホースは一体になっていて、ノズルを伸ばすとその分ホースがノズル内に引き込まれて短くなる。ホースは本体から取り外すことはできない。
ノズルは43cm〜100cmまで伸縮する。
ノズル先端を回してノズル口を広げたり絞ったりできる。
ノズル口を広げると細かな飛沫で広範囲に散布する。
ノズル口を絞ると細い水流で遠くへ飛ばすことができる。
満タンにして噴出し気づいたら、あっという間にタンクが空になっていた。
本体とタンクを連結するバックル。
タンク側面にバックルの外し方がプリントされている。
本体とタンクを分離した状態。
ポンプ内が乾燥すると電源を入れても薬液を吸い上げないことがあるようだ。その時は本体とタンクを分離し、本体の底側から付属のスポイトを使って水を入れて呼び水にする。
電池を入れて重量は1.7kg。薬液を満タンで入れて約5kg。軽くはないがショルダーベルトでぶら下げればそんなに重量は感じない。
なお、除草剤を散布することもできると思うが、除草用は機械を使い分けた方が良い。洗浄が不十分で作物を枯らす事故があるようだ。