2016年4月28日 メンテナンス
グランジ・タイヤインストール
先日のポタリングでDECOMA号の後輪タイヤをダメにしてしまいましたが、すぐにAmazonに発注したためゴールデンウィーク前に替わりのタイヤを手に入れることができました。
チューブにも大きな穴が開いたけど、こちらはパッチで塞ぐことができ、まだまだ使えそうです。
パンク修理やタイヤ交換で一番難儀なのはリムにタイヤを嵌めること。特にチューブを入れて最後の土手を乗り越えることがたいへん。
昔、パナレーサーのツアラーをインストールしようとしたときは、最後の土手越えどころか最初の土手越えができなくて、タイヤの寸法が違っているんじゃないかと思ったものです。
自分は手が小さく握力もなく、そもそも力仕事に向かない軟弱な可愛い手をしています。無理してやると爪と皮膚が分離し、爪の横から流血する惨事となります。
一度嵌めたような伸び癖のついたタイヤならまだ何とかなりますが、新品タイヤだと相当な覚悟とバンドエイドが必要です。
そこで、こんな便利な道具があることを知り、しばらく前から使うようになりました。
その名も「グランジ・タイヤインストール」。
使い方は簡単で、タイヤを嵌める工程の、最後の助っ人として使用します。
まず、タイヤインストールの片側のU字状になった先端をリムのフチに掛けます。
次に、反対側の爪をタイヤのフチに引っ掛け、はさみつつU字状になった先端を支点に、エイヤッとタイヤを引き上げます。
そしてタイヤを放すと、リムの内側に収まるという寸法です。
千円ちょっとの出費で今まで苦労していた作業が、力を掛けずにできるようになりました。
樹脂素材(多分ABS)だからリムやタイヤを傷つける心配もない。慣れないとタイヤと引っ掛けた先端が外れやすいですが、丁寧にやれば問題ありません。
外に持って出るには大きい工具なので、出先でのパンク修理には活躍できませんが、家内で新品タイヤと交換する機会には頼もしい助っ人です。一家に一台ぜひ常備するべき奴なのです。
ダメージがあったのは後輪ですが、前輪を後輪に付け替え、前輪には新品を持ってくるローテーションを行いました。