2016年7月9日 ウェア
自転車用ヘルメット OGK KABUTO TRANFI
5月の頭にサイクリングから帰ってきてヘルメットを脱いだら、後頭部のアジャスターベルトが破断しているのがみつかった。
補修部品があれば直してやろうと思ったが、代理店に問い合わせメールを入れてもなしのつぶて。
ヘルメットを2個持っていたからソロライドでのサイクリングに支障はなかったけど、先日カミさんと一緒に出かけたときに、あらためてもうひとつないとダメだなと。
自分の原点に戻って、今度は補修パーツも用意されているOGK KABUTOのTRANFIを購入しました。
パッケージはGAIAの頃から全然変わっていない。自分はGAIAからしか知らないが、ひょっとしてもっと前から同じなのかも。
TRANFIは今年の4月に発売されたばかりの製品で、ネットの情報は新入荷のお知らせばかりで、ユーザーレビューがほとんどありません。
“「MOSTRO」(モストロ)のDNAを受け継ぐスポーツヘルメット”という宣伝文句にノセられて、実物も見ないままポッチと押していました。
パッケージの中は、本体以外は取扱説明書だけ。サンバイザーは付属しないし、そもそも取り付けできるようになっていません。
中をゴソゴソしてたら、アジャスターベルトを取り付けるロックピンが1個だけ、コロッと出てきました。思わずヘルメットから外れてきたのかと確認しましたが、そうでもなかった。
他にもSWENに行ったときに試着したMETのCROSSOVERも良いかなと考えていたのですけど、アジアンフィットだし、補修パーツもあるし、日本製だし(MADE IN CHINAでした)、といろいろな条件が背中をぐいっと押しました。
それに、TRANFIは税込み11,880円の定価ですが、ワールドサイクルでは25%引きで販売されていて、CROSSOVERと大差ない価格で買えたのも大きい。
カラーバリエーションは8月上旬に2種類増えて、全部で6種類。そのうち4種類がベース色がマットブラック。2種類がホワイト。
黒は夏場に暑いらしいし、目立ってなんぼのサイクルウェアなので、迷わずちょっと渋めな方のホワイトであるホワイトシルバーにしました。
ホワイトといっても、O-cleのホワイトに比べシルバーっぽい感じですけど。
正面からの開口部もたくさん開いていて、前からの風が涼しそう。
ロゴタイプが入っているストライプ部は全部シール。後頭部のシールはなぜか片側だけで、左右対称になっていない。これは仕様どおり?
後頭部は発泡スチロールむき出し。
下側の穴の中央部表面はフラットで、テールライトが傾かずに付けられます。
新開発のダイヤル式アジャスター「クラニウムロック-10」。
METのCROSSOVERは、ダイヤル部がテールライトになっていて便利。
「クラニウムロック-10」もLEDを仕込むくらいの厚みがありそうなので、そういったギミックが欲しかったなぁ。
ほぼ頭全体を覆うインナーパッド。
同じように全体をカバーする虫除けのA.I.(Anti-Insect)ネット。
OGK製品の良いところは、ヘルメットの端もポリカーボネートでカバーで覆われているところ。O-cleもMETも端は発泡スチロールむき出しでした。
もちろん「JCF公認マーク」付き。
「JCF公認マーク」の後ろにある矩形のグレー部分は反射シール。クルマのライトを受けて、このシールと「クラニウムロック-10」のアジャスターダイヤルがキラキラと光り輝くはず。
昔のGAIAから改善されていると思ったところは、あごひもベルトに付いているOリング。
以前は普通のOリング1個だけで、すぐに切れてしまいました。TRANFIは、ロゴマーク付きの太いゴムリングと、バックルの根元に普通のOリングの2本体制で、簡単に緩みにくそうです。
TRANFIは、S/M(55〜58cm) L/XL(59〜61cm)の2サイズ。
自分の頭は約56cm。いつもバンダナキャップをして被るので、S/Mでジャストフィット。
写真上がO-cle CS-4600で、下がTRANFI。ヘルメット下部の横幅がTRANFIの方が小さくて、よりキノコっぽさが軽減しました。
実測してみたらO-cle CS-4600は約210mmで、TRANFIは約190mm。下の方がブラックに色分けされているために、ヘルメットがより小さくなったように見えます。
実測重量は249g。S/Mのカタログ値250gなので、O-cle CS-4600から少し重くなりました。ちなみに、L/XLのカタログ重量は270g。
222g→238g→249gと、首の負担が段々大きくなっていくのがちょっと気になります。