昨年の暮れに切ったデイゴの幹を処分するため細かくしたい。しかし、大物過ぎて手のこで切るのも疲れるのでレシプロソーを入手することにした。
購入したのはアルチザンツールの「充電式レシプロソー AT-RS01B」。ちゃんとしたケース付きで販売されている。
ケースの持ち手の所に「未開封」のテープでシールされていた。中古品や返品されたものではないことが担保されて好感度高い。
テープはしっかりくっついていて剥がすのは難しい。カッターでテープに切り込みを入れて開封した。
ケースの中はレシプロソー本体と付属品のみ。取扱説明書は同梱されておらず、メーカーホームページからPDFをダウンロードする。
バッテリーや充電器は付属していないが、マキタの18Vバッテリーが使用可能。同シリーズにハイコーキのバッテリーアダプターが付属しているAT-RS01BKがラインナップされている。
マキタの18Vバッテリー機器を持つようになると、同社のバッテリーを使用できる他社製工具などが使えるようになって非常に便利。使用頻度の少ないものや、それほど精度や耐久性を期待しない機器は安価な製品を手に入れることができる。
レシプロソー本体。ボディカラーはブラックしかないようだ。
製品のスペックは、重量:1.57kg、ストローク長:28mm、ストローク数:0〜2700回/分、切断能力:パイプ・外径130mm、木材・厚さ250mm、軟鋼材・20mm。
Amazonの商品ページにはブラシレスモーター搭載と記載されているが、取説にはブラシモーターとある。果たしてどっち?
ハンドル部の後方上にある赤いスイッチは引き金のロックスイッチ。写真の側から押し込んであると引き金がロックされ、反対側から押し込む(こちら側に飛び出てる)と引き金を引けるようになる。
引き金は押している間だけ動作し、引く量によってスピードが変化する。
前方にある赤いスイッチはこの製品の特徴である本体回転スイッチ。スイッチを引きながら先端部を左右に90度ずつ回転させることができる。
通常の状態。
先端部を左に90度回転させた状態。0度と90度でロックされるが、途中の角度では固定されない。
ブレードの取り付けは、ドライビングスリーブのレバーを逆時計方向に回しブレードを奥まで挿入する。レバーから手を離すとレバーは勝手に元の位置に戻り、ブレードをロックする。
付属品は、レシプロソーを棚などの下にぶら下げて収納するためのホルダー。マキタバッテリー互換のインパクトドライバーなどにも利用できる。
替えブレードが鉄工用1枚、木工用3枚が付属する。
付属のブレードにはあまり期待ができないのでゼットソーの木材太枝用300mmと枝切り用210mmの替え刃を一緒に購入した。
木材太枝用300mmをレシプロソー本体に取り付けた状態。バッテリーは手持ちのYOIbuy PRO 3.0Ah。
デイゴの幹は直径20cmくらいあったが、上の組み合わせでバサバサと短時間で切ることができた。
やっぱりちゃんとしたブレードと機械の力を借りると仕事が速い。
騒音はそれなりにあるし、作業中の振動もあるし、機械も重いので長い時間の作業は大変。今度はプラスチック用のブレードを買ってプラゴミの解体に挑戦したい。
作業後のブレードは樹木のヤニが付着して汚れていたが、アルスの刃物クリーナーをスプレーして拭いたらキレイになった。