ロジテックのポータブルBDドライブの修理

ロジテックの「ポータブル9.5mmBD for Mac LBD-PUD6U3MSV」をMac miniに繋げていた。

CDは使えていたが、ある日blu-rayがマウントしなくなった。ところがその後CDもDVDもマウントしなくなった。何度もマウントしにいこうとして、そして力尽きるといった感じ。

Mac miniのA端子にもC端子にも差し替えてみた。iMacにも繋いでみたが結果は変わらなかった。

そこで、ベアドライブ単体での動作を確認することにした。

以前ロジテックのblu-rayドライブ「LBD-PME6U3LBK」を分解したが、LBD-PUD6U3MSVは簡体の構造が違っていて、分解は難易度が高い。

本体を止めているネジは裏面のUSB端子側のゴム足2ヵ所の中に隠されている。

LBD-PME6U3LBKはネジ1ヵ所を外せばドライブを外に引っこ抜けたが、LBD-PUD6U3MSVは底側の簡体にネジ止めされているため引き出せない。蓋側の簡体と分離しなければならない。

蓋と底を止めているのは左右3ヵ所ずつある爪。上手に爪を外さないと簡単に壊れそうな爪だ。しかもこの爪はドライブを固定するための役割も兼ねている。

僕の場合は、ゴム足に隠されていたネジを外し、蓋を持ち上げできたわずかな隙間にマイナスドライバーを突っ込み、まず上の写真の端子側の爪1ヵ所を外すことに成功。

内部の空間が隙間なくピッチリしているため、とにかく慎重にやらないと爪も蓋も壊してしまう。しかし、この場所はドライブに切り欠きがあるため比較的外しやすい。

しかしその先の2番目の爪に手こずった。作戦を変更し、反対側の面の爪を攻めることにした。

2本の細いマイナスドライブを用意し、1本を爪と蓋の間に潜り込ませ、もう1本で蓋をめくり上がるといった手法で1ヵ所ずつ攻めていった。片側3ヵ所の爪を外せば蓋は簡単に外すことができる。

上の写真の右と中央の爪の間にあるネジでドライブが固定されている。このネジを外せばドライブを前面方向へ引き出すことができる。

蓋とドライブを固定する爪は写真のような形状。容易に破壊できそうだ。

中に入っていたのはパナソニックの「UJ272」。単体での動作検証でも動作しなかった。

新たにドライブを買い直すのももったいないので、ヤフオクで中古のドライブを落札して換装することにした。
パイオニアのドライブも検討したが、結局同じUJ272にした。写真左が元のドライブで、右が落札したドライブ。

底の爪でドライブを押さえているため、ドライブは前面から差し込む。

ゴム足に隠されていたネジが基盤の固定も兼ねているため、基盤はフリー状態。慎重にドライブを基盤のコネクターに差し込む。

この状態で一旦パソコンに接続し動作検証。正常動作を確認したら蓋を元通り被せて修理完了。

しかし、蓋を半ば力尽くで剥がしたため、蓋の両端が反り上がってしまった。トレイはちゃんと出てくるので問題なし。

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