ベルボン クイックシュー QRA-3

SONYのアクションカム「HDR-AS100V」を自転車に付けてテスト撮影してきました。

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カメラの自転車への設置はこんなカメラホルダーを自作しました。これは昔作ったものの改造版で、ハンドルクランプをミノウラBH-100Cに変更したもの。
このミノウラBH-100Cもライトホルダーにするために使っていたものですが、ライトを換えて退役していたパーツです。

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自転車に付けるとこんな様子になります。撮った映像はカメラの手ブレ補正の効果もあって十分満足いくものでしたが、問題点も出てきました。

それは、使用しているSLIKの雲台SBH-60の特性上のこと。
自由雲台なのであちこちフリーに向けられて便利なのですが、カメラを載せるには、カメラの方を回すか、雲台の締め付けツマミを緩めて雲台の方を回してねじ込むしかありません。
雲台を緩めた方がカメラを付けやすいが、向きやら仰角を毎回合わせ直さなければなりません。

HDR-AS100Vはファインダーやモニターディスプレイがないので、通常はWi-Fiを使ってスマホをモニター代わりにします。これはこれで便利なのですが、Wi-Fiを常時ONにしておくとバッテリーの消耗が激しい。なので普段はWi-Fiを切っておきます。

すると、自転車にカメラを付けっぱなしにしておくならよいですが、自転車から離れるときはそうもいかない。カメラを雲台から降ろし、また付けて、みたいなことを繰り返すたびにWi-FiをONにしたりOFFにしたりなんて面倒くさいことになります。
いきおい、Wi-FiをOFFのまま当てずっぽうでカメラの向きをセットします。

撮影範囲が広角なので、こんなやり方でもとりあえず映したいものは撮れていました。だけど地平線が傾いていたりします。
一番気になったのは、空の部分が画面の多くを占めると、空の明るさに露出が引っ張られ、路面や風景が暗くなってしまうことです。

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この面倒くささの解決策として、ベルボンのクイックシュー「QRA-3」を購入しました。

三脚などの雲台にクイックシューのベースを取り付け、カメラの方にはクイックシューを付けます。そうすると三脚などからワンタッチでカメラを付け外しできるようになる便利ものです。

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作ったカメラホルダーにQRA-3を取り付けます。これで自由雲台は向きや仰角を固定でき、ワンタッチでカメラを付け外しできます。クイックシューは角形なので向きも固定できるのです。

自由雲台をすでに所有していたのでQRA-3を追加しましたが、これから雲台を手に入れるなら雲台部とクイックシューが一体の「QHD-33Q」といった製品もあります。

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パッケージの中身は本体と取扱説明書と保証書だけ。

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購入時に製品写真だけではわからなかったのですが、シュー固定レバーは上の写真の状態が一番ロックされた状態です。これ以上は回りません。
レバーは簡単に回ってしまいませんが、万一引っ掛かったりするとカメラの脱落もあり得ます。

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シュー固定レバーを左に回すとロックが外れ、クイックシューをベースから分離できます。

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シュー固定レバーをいっぱいに回すとピン(写真シュー固定レバー左の突起)が下から飛び出し、レバーが回らないようにロックします。
クイックシューとシュー固定レバーは樹脂製ですが、ベースはアルミ製。軽量化のためか一部がくり抜かれています。三脚取り付けネジは外すことができるようです。

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クイックシューの取り付けは、レバー側から斜めに挿入し、ピンに押しつけるように下げるとレバーが勝手に回転します。レバーは途中まで回るので、最後まで押し込むと完全にロックされます。

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クイックシューとベースの裏面。

クイックシューをカメラに取り付けるネジはコインなどで締め付けます。ネジが小さく、手締めただけでは緩んできます。

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クイックシューをHDR-AS100Vに取り付けてみました。
カメラの接地面とクイックシューのゴム面のサイズがピッタリ一致。しっかりと取り付けられました。

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ベースにはめ込んだ状態。カメラには命綱用にストラップを付けています。

写真では固定レバーをカメラ後部側にしてありますが、逆にレンズ側にした方が自転車に付けたときに使い勝手が良いかも知れない。今度確かめてみよう。

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QRA-3を購入するときSLIKの「DQ-10N」と比較検討しました。ネットで調べるとコンデジ用のクイックシューは、ほぼこの2機種に絞られます。

サイズはDQ-10Nが若干小さいが、仕様も素材も価格もよく似ています。違いはベースの上面がQRA-3は一体構造になっているのに対し、DQ-10Nはステンレス用のプレートがはめ込まれています。
amazonで、バイク車載時に共振しノイズが録音される、というレビューを読んだので、QRA-3の方が心配がなさそうです。

これでWi-FiをOFFにしたままで付け外しがラクできそうです。

<2017年11月20日追記>
ハンドル上にカメラを取り付けている場合はクイックシュー付きで問題がなかったのですが、ハンドル下に逆さにカメラをぶら下げると問題が出てきました。
その問題はクイックシューの重量のせいで、走行中に徐々にカメラの向きが下がってしまいます。

結局、長時間録画をする時には外部バッテリーを接続するため、バッテリーの消耗を気にせず常時Wi-FiをON。
クイックシューなしで毎回取り付けのたびに、画角をチェックしています。

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