リアディレーラーをGSからSSに改造する

DECOMA号のリアディレーラーをロングゲージ(GS)からショートゲージ(SS)に改造しました。

DECOMA号のリアディレーラーはBANANA号のお下がりなのですが、パーツを決めるときにフロントトリプル=リアディレーラーはロングゲージ、という短絡思考で選択したのでした。

DECOMA号に取り付け可能なリアディレーラーのトータルキャパシティーは、(前スプロケット最大歯数 - 前スプロケット最小歯数) + (後スプロケット最大歯数 - 後スプロケット最小歯数) = (50 - 30)+(25 - 14) = 31 となります。
RD-4500-SSのトータルキャパシティーは31Tで、ぎりぎり対応しているのです。

やっぱりロードバイクにロングゲージは格好悪い。ショートゲージの方が変速のレスポンスが良いと聞くし。で、BANANA号の頃からショートゲージに換えたかったのです。

しかし、RD-4500は既に廃番になっていて手に入りません。現行品のRD-4601-SSはトータルキャパシティー34Tなので、なお良しとオークションで物色していましたが、中古でもあとも少し出せば新品が買える価格で落札されていき、とても手が出せません。

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そんな時、「ディレーラーのプレートだけ換えればショートゲージに改造できる」という情報を目にしました。GS、SSはプレートだけが異なり、本体部分は同じものだったのです。
灯台もと暗し、目からウロコ。その発想はなかった。

調べたらは右プレート707円、左プレート361円、合わせて1,068円とそんなに高くない。さっそく地元の自転車屋さんに取り寄せて貰いました。

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左プレートは、プーリーのネジを抜けば簡単に外せます。右プレートは、本体裏側の穴から2mmアーレンキーを突っ込んで、イモネジのようになっている部品を抜けば本体と分離できます。

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左がショートゲージで、右が外したロングゲージ。右プレートの抜け止めネジはゆるみ止め剤が塗布されています。

自転車に装着したまま交換作業をしようとしましたが、右プレートの取り付け方がわからなくなって、結局ディレーラー本体を外して作業することになりました。実際外した方が作業しやすい。

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右プレートを外してから「しまった」と思いました。プレートにバネを引っ掛ける穴が2つあるし、ちゃんと確かめながら作業をすれば良かったと後悔しました。

元の状態がわからなくなったので、他のディレーラーで本体とプレートの位置関係を確認しました。
バネは左側の穴に引っ掛け、プレートのピンと本体のストッパーがかかる位置にひねりながら軸を押し込みます。プレートが抜けないように押さえつつ、抜け止めネジを差し込みます。

右プレートを取り付けた段階でディレーラーハンガーに装着。まず上側プーリーと左プレートを取り付けます。チェーンを掛けながら下側プーリーを取り付けて組み立て完了です。

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プレート交換前。ロングゲージは下側チェーンが下がって格好悪い。

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プレート交換後。格好良くなりました。
ちなみにチェーンの長さはショートゲージになってもそのままで、詰めたりってことはありません。それはチェーンの最適長さの測り方を考えれば分かります。

前後の一番大きなギヤにチェーンを掛け、ピンと張った状態+2リンク=最適長さなので、ギアの歯数が変わらなければチェーンの長さも変わらない。プレート長は無関係なのです。

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試運転してきました。変速の変化はあまりよくわからない。しかし、これでいいのです。

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