2016年1月26日 メンテナンス
ホーザン・インナーワイヤープライヤー C-356
自転車の整備をしていると、ときどき手がもう1つ2つあるといいなぁ、と思うときがあります。
例えば、ブレーキやシフターにワイヤーを固定するときやチェーンリングボルトを締めるときなどなど・・・。
新品のワイヤーと交換するときは、ワイヤーも長いから、力を入れて引っ張りやすい。だけど、ワイヤーを切った後だと摘まめる長さが短くて辛い。
そんな悩みを抱えていたら、こんな工具があることを知りました。それはインナーワイヤープライヤーという工具。
しばらく前から知ってはいましたが、そんなにワイヤーを交換する頻度も高くないし、としばらく放っておきました。放っておいたら販売価格が徐々に下がってきて、頃合いだと判断し、やっと手に入れました。
手に入れたものは、ホーザンの「インナーワイヤープライヤー C-356」。
ほぼ同じような形状や仕組みで各社から販売されています。しかし、そこはやっぱり専業メーカーで、信頼のホーザン製のものをチョイス。
仕組みは、Aの切り欠き部分にワイヤーを通し、Aをワイヤー固定ボルトなどに当てます。BとCの間にワイヤーを通し、ハンドルを握るとBとCがワイヤーを挟み、同時にワイヤーを引っ張ります。
少ない力でワイヤーを摘まみながら引っ張ってくれ、お陰でもう一方の手はアーレンキーに集中。ワイヤーのダメージも少なく作業できるという、とてもありがたいツールなのです。
パッケージの裏面は使用方法説明書になっています。
ブレーキの場合はシューとリムの間隔を調整しながらネジの締め付けができます。
力を入れにくい短いワイヤーでも、指がつったり苦労しないでワイヤーを固定できるのです。
これはもう手放せない。ぜひ一家に一台おすすめしたい。