ベルボン Pole Pod IIを便利に一脚化するチープな対策

前のエントリーで「Pole Pod II」を一脚に変身させる仕組みがスマートではない。SLIKの「スタンドポッド7」の方がずっと良い。と書きました。

「スタンドポッド7」の場合、「Pole Pod II」とほとんど同じ構造なのですが、グリップのある雲台を付ける方には裏表に雄ネジの付いた「トツネジアダプター」を装着し、反対側は雌ネジの付いた「石突アダプター」を単純に装着することで対応しています。
ベルボンのように元から付いている部品を外して、それを別の場所に付け直したりする作業が必要ないのです。

SLIKの部品はカメラ屋さんで取り寄せるか、メーカーから直に購入できます。
「スタンドポッド7」の部品表では、「トツネジアダプター」が税別2,500円、「石突アダプター」が税別1,000円です。メーカーに直接申し込むと、地域別送料+代引き手数料300円、プラスそれぞれの消費税が別に必要です。

仮にこの部品をメーカーから実際に取り寄せると、自分の場合4,590円が総額です。元の本体の購入価格からすると、ちょっと躊躇します。

そこでもっとチープに同じ事ができる代案を考えました。

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「トツネジアダプター」の代わりは「エツミ オスオス止めネジ」。
これも裏表に1/4ネジがついたアダプターです。Amazonで760円で買えます。

ちなみに「アマゾンオリジナル」と「エツミ E-6603」は同じモノ。バーコードラベルを剥がすとその下から・・・。

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リング部分は直径38mmでちょっと小さい。
理想的には装着場所の直径から若干はみ出す48mmぐらい欲しい。小さいと嵌めるときは良いですが、外すときに力が入れにくいのです。

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片面はフラット。

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反対面は溝付き。

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実際にポールに付けるとこんな感じ。

指が掛けられる部分が小さく細いから、力いっぱいに締め付けると外しにくい。ポール側よりも大きくはみ出していれば外しやすいのですが。

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自由雲台を付けてみました。

先に止めネジを雲台にきつく装着し、後からポールに力を適度に加減して装着すると、外すときに雲台ごと回せるので、後がラクかも知れません。

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さて、反対側の石突きの部分には、傘用の石突きを付けます。

傘とは雨の日に使うあの傘です。実は傘の先端のネジも1/4ネジで、三脚と同じネジなのです。逆に言うと、こうもり傘を一脚代わりに使えるということです。もちろんネジの長さ的に問題なければ。

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とりあえず、これで石突き側のネジの保護にはなります。

傘用の石突きは補修部品としてホームセンターなどで手に入ります。Amazonだと逆に割高。幸いうちには補修パーツとして以前購入したストックが残っていました。

石突きのデザインによっては雌ネジが奥の方に切ってあるものがあり、そういうものはネジが届かなくて締めることができませんでした。
我が家にあったモノでは先端が球状になったものがダメでした。

これでネジを外す・付けるの作業がなくなったので、ずいぶん気軽に一脚化することができるようになりました。

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