お名前.comで複数サーバーのDNS設定(「へろへろ・のぉと(本館)」のサーバー移転)

「お名前.com」のDNSレコード設定を使って、レンタルサーバー「ミニム」にあった「へろへろ・のぉと(本館)」を、サブドメインそのままでレンタルサーバー「ミニバード」に移転しました。
その時の作業内容を備忘録がてら整理しておきます。

移転前の状況

「ミニム」は、1つのドメインで「へろへろ・のぉと(本館)」をはじめとする複数のサブドメインサイトとメールサーバーを運用。ドメイン管理は「お名前.com」で行っています。
「ミニバード」は、別のドメインで「へろへろ・のぉとANNEX」とメールサーバーを運用。ドメイン管理は「スタードメイン」。

やりたいこと

「ミニム」にある「へろへろ・のぉと(本館)」を、ホームページアドレスを変えずに「ミニバード」に移転すること。
ファイルはそのまま「ミニム」から「ミニバード」へ移植すればOKですが、ホームページアドレスを変えないためにDNSレコードの設定が必要になります。

また、通常ネームサーバーはレンタルサーバー事業者のものを設定しています。
特定のドメインのサイトがあちこちのサーバーに分散する場合は、一般的にレンタルサーバー事業者のネームサーバーでは対応できません。
そこで「お名前.com」のようなドメイン管理者のDNSレコード設定を使うことになります。

作業1.現在のサーバーのIPアドレスを調べる

「ミニム」は「サーバー設定情報」に、「ミニバード」は「サーバー情報」にIPアドレスが表示されています。これらをそれぞれメモっておきます。

作業2.「お名前.com」でDNSレコードの設定

今回のケースのようなDNSレコードの設定を行うと、「ミニム」にあるサイトはネームサーバーがレンタルサーバー事業者のものから「お名前.com」のネームサーバーに切り替わります。
なので、移転しないサイトやメールサーバーの情報なども「お名前.com」で登録しないと行方不明になってしまいます。サイトも見られないし、メールも送受信できなくなります。

「お名前.com」の「ドメインNAVI」にログインし、「ドメイン設定」>「ネームサーバーの設定」の「DNS関連機能の設定」をクリックします。

140807-01

「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリックします。

140807-02

設定対象のドメインのラジオボタンをチェックし、「入力画面へ進む」ボタンをクリックします。

140807-03

「入力」欄に入力し、「追加」ボタンをクリックします。
移転するサブドメイン(移転ホスト名)の場合は、移転先のサーバーのIPアドレスを設定します。

140807-04

「追加」ボタンをクリックすると、下の追加欄に追加した内容が表示されます。

140807-05

移転しないサブドメインも同じように登録しますが、IPアドレスは現在のものをそのまま設定します。メールサーバーも移動しない場合は同様に行います。

「ミニム」の場合メールアドレスがちょっと特殊ですが、独自ドメインのメールサーバーの登録だけでマスタードメインでのメールの送受信ができました。「ミニムドメイン」については確認していません。

メールサーバーを登録した場合は、「MXレコード」の登録も必要です。
TYPE欄から「MX」を選択すると入力欄が変化します。ホスト名欄に「@」が表示されますが、入力フォームにも「@」を入力し、VALUE欄には先に登録したメールサーバー名を入力します。
この際に末尾のピリオドは不要です。あえて付けると「システムが付けるから入力する必要はない」と怒られます。

140807-06

今回のケースでは以下のような情報を登録しました。

140807-07

入力が済んだら、「DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」のチェックボックスにチェックが入っているのを確認し、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
さらに、確認画面で「設定する」ボタンをクリックし、完了画面が表示されたらDNSレコードの設定はおしまいです。

作業3.移転先のミニバードにドメインとサブドメインを登録

「ミニバード」の管理画面にログインし、左のメニューから「ドメイン設定」をクリックします。
「ドメインの追加」タブをクリックし、「他社管理のドメインを追加する」ボタンをクリックします。

140807-08

追加するドメインの所有権を証明するために「Web認証」を行わなければなりません。

はじめに「Web認証」の「ダウンロード」から「webauth.html」をクリックしてハードディスクにダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを登録するドメインサーバー(今回はミニム)のルート直下にFTPでアップします。
念のため、ブラウザで「http://www.登録するドメイン名/webauth.html」にアクセスして、ちゃんと表示されるか確認しておきます。

再び「ドメイン追加」画面に戻り、ドメイン名の入力と認証方法に「WEB認証」を選び、「確認画面」ボタンをクリックします。
さらに次の画面で「確定する」ボタンをクリックします。

140807-09

問題なく認証されれば「ドメイン追加完了画面」が表示されるので、画面の「FTP情報」をメモしておきます。

140807-10

次に移転するサブドメインを登録します。左のメニューから「サブドメイン設定」をクリック。
「サブドメイン追加」タブをクリックし、サブドメイン名を入力し、「確認画面」ボタンをクリックします。

140807-11

表示された画面で「確定する」ボタンをクリックして終了。

作業4.ファイルの引っ越し

メモった「FTP情報」で「ミニバード」サーバーにFTP接続します。
ルート直下に「サブドメイン.ドメイン」のフォルダーができているはずなので、その中に引っ越しファイルをアップロードします。

作業5.確認

今回の作業では、だいたい30分から1時間で引っ越し先に接続が可能になりました。
「ミニバード」へ引っ越したサイトと「ミニム」に残してきたサイトにアクセスできるか、「ミニム」のメールアドレスに送受信できるかを確認して、問題がなければ終了です。

まとめ

実際の作業では、ネームサーバーがどのように関連づけられるかわかりませんでした。
最初に引っ越しするサブドメインだけを「お名前.com」で登録したら、「ミニム」に残してきたサイトにアクセスできないし、メールも送受信できなくなりました。

ネームサーバーが切り替わったので、切り替わった側のネームサーバーに元々あったすべての情報の登録が必要であることを、そのとき理解しました。

何故か引っ越し先でWordPressがちゃんと動いてくれず、何度もインストールやデータベースの再構築をするはめに陥ったのにもまいりました。

メールサーバーのDNSレコード設定もよくわからず、結局「@」と表示されていても「@」を入力しなければならなかったりで、結局すべて元通り稼働できるまで、まる1日仕事になってしまいました。

さて、自分の場合はこれでうまくいきましたが、すべてのケースに対応するかはわかりません。
このエントリーを参考にされてトラブルが起きても責任が取れないので、あくまでも自己責任で対応してください。

ついでに「ミニム」との契約はあと半年なので、半年後には「ミニム」から全部「ミニバード」へ引っ越す予定でいます。そのときは全部「ミニバード」ネームサーバーになるはずです。

コメントをどうぞ

コメントをどうぞ (Japanese text only)

すべての欄が入力必須です。メールアドレスは公開されません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

カテゴリー