部屋が狭くなって自転車整備用工具を入れるスペースの確保ができません。引っ越して以来ずっと段ボール箱に入れたままです。
家具とかを置くスペースはないけど壁面はあります。壁面を使った収納を考えてみました。
最初に思いついたのは有孔ボード(パンチングボード)。小さな穴が等間隔でいっぱい開けられたベニヤ板を壁に取り付け、その穴にフックなどを付け、工具などを引っかける収納法です。アメリカのガレージなどでよく使われているようです。
日本ではあまりなじみがないためか、有孔ボードはホームセンターで手に入りますが、フックの取り扱いがありません。ネットで探しても種類が少なく、価格も高い。Amazon USAには豊富にあるので、個人輸入で解決する人もいます。
ちなみに有孔ボードの穴のピッチは西日本は30mm、東日本は25mmが多いそうです。
ボード自体が重そうだから壁への設置にも問題があります。基本的に壁に穴を開けたり、ネジや釘を打つことが嫌いなのです。フックなどにもお金が掛かりそうです。
ネットをさまよっていたら、「ディアウォール」というものを見つけました。2×4の木材の両端に取り付け、突っ張り棒式の柱にする商品です。
釘などが打てない賃貸住宅や柱のない住宅に即席の柱を作ってしまうというもの。
2個1組で構成され、天井側につける方にスプリングが仕込まれています。バネの力で圧着するだけなので、天井や床がたわむと用をなしません。
これは良さそうだと、柱を2本立て、その間にワイヤーメッシュパネルを貼ることにしました。
2×4の木材の長さは床〜天井までの高さからマイナス45mm。グラつくようならディアウォールに付属するスペーサーを下側のパーツの中に入れて調整します。
我が家では天井に貼られた壁紙のせいかスペーサーを2枚入れてもズレてくるので、天井とパーツの間に3mm厚のゴム板を挟みました。
柱ができたのでついでにサイクルラックも変更することにしました。
今までは自作のサイクルラックを使っていましたが、ミノウラのバイクハンガー4がAmazonで安く出ていたので、これを取り付けることにしました。
バイクハンガー4は付属の木ネジ3本で柱に取り付けます。木ネジは25mmと50mmのものが3本ずつ付属します。ヘルメットなどをぶら下げられるフックも付属します。
自転車が少し浮く位の位置でハンガーを取り付けました。そのはずでしたが、自転車を置いたら浮きません。見事に両輪とも接地しています。
ハンガーの受け部分が大きので自転車をしっかり保持できているし、結果的に荷重を分散できて即席柱が倒れる心配が軽減されたので良しとしました。
あとは100均で吊り下げ用のフックとか物入れをゲットして工具をぶら下げる予定。
<2013年3月21日追記>
工具をぶら下げてやりました。こちらのエントリーへ。
<2017年1月27日追記>
「ディアウォール」はパーツの厚みや設置面積が大きい。より省スペースに取り付けられる代替品が見つかったのでバージョンアップしました。詳しくはこちらのエントリーへ。