11月30日(土)は前日とは比較にならないぐらい風が弱く、秋晴れの良い天気。カミさんと一緒に袋井市の油山寺へ散ポタしてきました。
油山寺は「ゆさんじ」が正式名称ですが、地元の人は「あぶらやまでら」と呼びます。寺で配布しているリーフレットには「愛称」としてルビが振ってあります。
上の地図のルートで行くと、ほとんどの道が交通量が少なくて安全に行くことができます。東名高速道路の先もまっすぐ行けるはずだったのですが、工事中で通行止め。右に行くとしばらくは地図上では道無き道で、少しダートになって走りにくい。
上り坂を想定していましたが、ほとんど坂らしい坂もなく、終止ポタ気分で目的地に到着しました。
自転車は駐車場の街灯に地球ロック。駐車場の坂を下って戻ると油山寺の入り口階段。
山門は国指定重要文化財で、掛川城の大手門を明治初期に移築したものと書かれています。
図書館で調べてみたら大手門と行っても正門ではなくて、上の写真の赤丸の場所の玄関下御門(大手筋三の門)を明治6年に移築したものでした。
ちなみに天守閣は図の左手方向になります。また、掛川市内にある大手門は復元。
山門の右手にある神木「天然記念物 御霊杉(みたますぎ)」。弘法大師ゆかりの霊木とのこと。
山門をくぐった先の参道。右手に行くと茶店があります。
この案内看板の道を奥に進むと薬師本堂、手前の道をまっすぐ進むと宝生殿があります。
樹齢1100年の天狗杉の根。守護神 軍善坊大権現(足腰の神)ゆかりの霊木。小銭が樹の隙間にいっぱい差してありました。
宝生殿。本尊は不動明王。
賽銭箱の前に念珠が下がっていて、引くとカチカチ大きな音がして面白い。
宝生殿の右手にある祈祷所の廊下には「世界一願いの叶う大念珠」が掛けられています。また、このお寺は「目の霊山」として有名だそうで、「め」の額もいっぱい掛かっています。
絵馬も「め」だらけ。
次に本堂へ向かいます。本堂へ向かう参道の長い階段。
長い階段を昇りきると、そこには国指定重要文化財の三重の塔。源頼朝が1190年に眼病全快のお礼に建立したそうです。
さらにその上に薬師本堂。
本堂の中に安置されている薬師如来の逗子は今川義元の寄進で、これも国指定重要文化財。
本堂の中に千羽鶴やら絵馬がいっぱい。目や足腰に相当ご利益がありそうな気がします。もちろん僕もお願いしてきました。
再び下へ降りて、駐車場へ行く途中にある茶店で食べた大和芋入りのけんちん汁。1杯300円ですが、芋がお餅のような粘りけがあって、すごくおいしいです。
お店の横にしかメニューが貼ってないので、ほとんどの人が甘酒を注文していました。僕らも店の人に勧められなかったら気がつかなかったかも。
お店の中でも食べた「ごりやくまんじゅう」。名古屋の納屋橋まんじゅうのような酒粕風味のまんじゅう。1個100円。家のお土産に8個入り800円のパッケージも買ってきました。
迷走距離:28.19km Av:13.80km/h