以前のエントリーで、ルイガノLGS-5に付けているフロントポーチからKLICKfixのアダプターを外し、BANANA号用のモンベル・フロントバッグをリクセンカウル化すると書きました。
世の中には自分の好きなバッグをリクセンカウル化する人が多いのか、リクセンカウル純正でそれ用のアダプタープレートKM811というものが用意されています。
これを買えば手持ちバッグの分解作業を省けます。ですが、どうせ使わなくなってしまうので、お金はないが時間はあるので分解とリクセンカウル化に挑戦することにしました。
これがルイガノLGS-5に付けているフロントポーチ。全体に薄汚れ、型崩れしています。現在は廃番になっていて入手できません。
KLICKfixアダプターはリベットで止められています。
電動ドリルでリベットの頭を揉んでやると頭が取れるらしいが、ポンチとか持っていないので、内側の方から6mmのドリルで揉みます。思ったほど難易度は高くありませんでした。
アダプタープレートと内側の補強プレート。リベットと内側に付いていたリベットの受け。リベットの頭が1本行方不明になってしまいました。
フロントバッグを自転車に付けたときに、ちょうど良い具合になるアダプタープレートの取り付け位置を確かめます。
プレートはM5×15のステンレスキャップネジと緩み止めのナイロンの付いたナットで取り付けるので、最初に6mmのドリルで穴を開けようとしたら、表の布がねじれて悲惨な状態になりました。3mmくらいのドリルから1mm刻みに大きくして開けてやったらうまくいきました。
アダプタープレートを取り付けた状態。ベルトを取り付けるレザーはそのままにしておきました。
内側に補強プレートを挟んでナットを締めました。グイグイ締め付ければいくらでも行きそうだったので、ナットからネジの先端が出るか出ないか程度に締めました。
ナットが出ているので、入れる荷物に悪さをするかもしれません。ナットを隠すためのものが必要かもしれない。ちなみに専用のアダプタープレートKM811の場合は、ナットがプレート面から出ないようになっています。
自転車に取り付けるとこんな感じ。バッグの反射ネームが真っ直ぐ後ろを向く位置にしました。
真ん中の荷室のファスナーを閉め忘れて走ることもたまにあるので、下を向いていると荷物をこぼすかもしれないしね。
内側の様子。キレイにできて満足。
<2014年9月30日追記>
付けっぱなしで半年が経過。横から観察すると、今はかなりうなだれてきてちょっと悲しい。
シルエットを保つには、重量に負けないだけの内部補強が必要です。