ナンノ・アニバーサリー25th

南野陽子(ナンノ)さんの歌手デビュー曲「恥ずかしすぎて」がリリースされたのが1985年6月23日。実際にはその前年に女優としてデビューしているのですが、とにかく25周年記念ということで、CD+DVD+60ページブックレットの「ナンノ・アニバーサリー25th」がリリースされました。

この「ナンノ・アニバーサリー25th」はネット限定のみの予約受注生産で、今日がそのお届け日だったのです。

ナンノ・アニバーサリー25th

CDは、12曲収録のうち11曲は、過去にリリースした音源からナンノさんの歌声を活かし、演奏部分を編曲し直すというもの。
そして「桜詩集」という曲のみ新録。過去にリリースした「氷のダイヤモンド」という曲が原曲で、新たに作詞、編曲、新録となったものなのです。

「楽園のDoor」や「はいからさんが通る」「吐息でネット」はオリジナルとアレンジがガラッと変わっていて、まるで新録か、当時別バージョンで録られていたものか、と思えるほど新鮮。

オリジナル当時、ほとんどの楽曲は萩田光雄さんが編曲しています。今回その萩田さん自身が全編曲を担当し、さらに当時のディレクターである吉田格さんのディレクションなところがポイント。
ナンノファンの評価では、ナンノさんと萩田さんの組み合わせはゴールデン・コンビなのです。

当時、編曲陣として大谷和夫さんも参加されていたのですが、ブックレットの中で、一昨年病気で亡くなられているのを知りました。ガンらしいです。合掌(-人-)。

DVDは日本テレビの「歌のトップテン」の歌唱シーンをまとめたものがメイン。大方の映像は動画投稿サイトで見ることができますが、DVDとしてまとめられた意義は大きい。

しかし、映像が期待ほどきれいでありませんでした。かえって、動画投稿サイトにアップされている映像の方がキレイ(?)なのでは。いっそのこと動画職人の方々に仕事を依頼すればよかったのに、と思う。ぜったい愛情たっぷりの仕事をしてくれるはず。

ブックレットは、写真集とナンノさんによる解説、歌詞、ディスコグラフィ資料集という構成。
ナンノさんの解説は60ページ中7ページしかないので、ちょっと物足りない。例えば「秋からも、そばにいて」の時の衣装代が1500万円近くかかったとか、初めて接する情報もあるのですが、もっとナンノさんの生の声を聞きたくなります。

ディスコグラフィ資料集は、シングルは特典まで網羅して完璧ですが、アルバムはジャケ写真のみでガッカリ。ビデオ作品もVHSだけでLDについては触れられていないので、もうちょっと頑張っていただけると資料的価値が増すと思います。

ところで、予約しないと手に入らないはずだったのですが、来年2月に一般発売されることになったらしい。
予約の時も締め切りが延長されて、「もしや、あまり売れ行きが良くなかったのか?」とも思われましたが、実はその逆だったのかも。

あまりの売れ行きの良さから、ネット限定はやめて一般販売しようと色気を出したのか?真相はわかりませんが、リリースを知らなかった人や締め切りに間に合わなかった人には朗報だよね。
予約で買ったファンの間では、一般発売のものは仕様変更があるのか、まるっと同じものなのか、すでに気になっております。

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