2014年10月12日 メンテナンス
AZ 自転車用チェーン洗浄器 DX
チェーン洗浄器と言えばパークツールの「サイクロン」が有名です。
自分も持っていましたが、使っているうちに中のスポンジ部品がへたってしまいました。本体も高価ですが交換用の部品も高いので、それっきり使わなくなってしまいました。
捨てた記憶はないのでどこかにあると思いますが、仕舞った場所もわからなくなってしまいました。
1年程前にエーゼットが「自転車チェーン洗浄器」を「サイクロン」の1/10の価格で発売しました。
そのうち買ってみようかと思っていたら、いつの間にかグレードアップ版の「自転車用チェーン洗浄器 DX」がラインナップされていました。
価格は旧タイプの2倍しますが、それでも「サイクロン」よりはるかに安い。旧タイプよりスリムになり、歯車やブラシの構成、それにカラーがブルーからグリーンに変わりました。
旧タイプを持っていないので性能の比較はできませんが、「サイクロン」と同じようなブラシ構成になったから、同程度の洗浄力を期待できそうです。
「サイクロン」との違いは、本体底に磁石がないこと、スポンジがチェーンを左右から挟まないことぐらいか。
フタの左右に付いている爪を本体側の穴に入れ、スライドさせてはめ合わせます。
ハンドルを取り付けると爪が掛かってロックされ、フタが外れる心配がありません。
余計なパーツを使わずにロックできていて、よく考えられた構造です。
本体側のブラシ構成。パーツは簡単に取り外せます。
フタ側のブラシは1個だけ。
付属の取説には「適量のクリーナーを入れ」と書いてあるだけで、本体には目印は付いていません。取説の図から判断すると、ブラシや歯車の軸受けの下あたりを目安にするとよさそうです。
前後と上部の6ヵ所に穴が開いています。
構造上どうにもならないのでしょうが、本体をちょっと傾けても、チェーンを回しているときも、中に入れた洗浄液が外に飛び散ります。
下に新聞紙などを敷くのは必須。消費する洗浄液の大半は外へ飛び散る分ではないだろうか?
サイクロンと同様にスポンジ部品が付いています。
スポンジ部品は大小の四角いスポンジ2個で構成されています。「サイクロン」のものはコの字に加工されたものだったので自作は難しそうでしたが、これなら自作も簡単にできそうです。
エーゼットでは交換用のブラシなどは用意されていないようです。でも最初にへたるスポンジ部品を自分で用意できるメリットは大きい。
いろんな洗浄器が世の中に出回っていますが、基本的な構造は似たり寄ったりです。使ってみて特別作業が楽になったりとか、チェーンが抜群にキレイになったというようなことはありません。
しかし、洗浄器を使うことで他のやり方に比べラクできることも確かです。それが価格破壊と言うべき金額でできるようになったことは評価したいです。