モバイルバッテリー RAVPOWER RP-PB17

サイクリングになくてはならないもの。それは地図です。近場のポタリング程度なら地図は見ないが、遠出をするときや知らない土地を走るときは、地図がないと何ともなりません。

名古屋にいるときは道路案内標識も多かったし、生まれ育った土地だし、基本平場なので時間さえ掛ければ何とかなりました。
だけど、掛川に引っ越してきたら周りは山だし、土地勘のない場所ばかりだから地図は生命線です。

昔はサイクリングに出掛ける前に必要な部分だけ地図をコピーし、ルートを書き込んで持参しました。iPhoneを持つようになって、その環境は劇的に変化しました。しかし、iPhoneの電池が切れてしまったらクソの役にも立ちません。

そこで、電池切れの対策としてAstro Miniというモバイルバッテリーを持っていました。それがちょっと前から行方不明。どこかへ行ってしまいました。

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iPhone 5sも購入してからもうすぐで2年。月賦の残りがもう少しで終わりそうなのはうれしいが、電池の消耗も新品のときより早くなりました。
新品のiPhone 4のときは11時間140km走行しても、バッテリー残量18%ありましたが、今の5sでは正直60kmくらいで怪しくなります。

これからサイクリングに適した季節になるので、新しいモバイルバッテリーを用意しました。
今度のモバイルバッテリーはRAVPOWERという中華メーカーの「RP-PB17」。

Astro Miniは容量3000mAh/3.7Vでしたが、RP-PB17は5200mAh/3.7Vと容量大幅アップ。アクションカメラなどとの併用もありうると思ったからです。
しかし、モバイルバッテリーもお安くなりました。容量アップしても多分価格はそんなにアップしていないはず。

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パッケージの中は、バッテリー本体の他、充電用USBケーブル、携帯ポーチ、取扱説明書と保証カード。もう少し詳しい日本語版取扱説明書はメーカーのサポートページからダウンロードできます。

製品保証は12ヵ月ですが、日本向けメーカーサイトでユーザー登録すると、さらに6ヵ月延長してくれます。ちなみに日本向けサイトからは取説はダウンロードできません。

本体カラーはシルバーの他、ブラック、ピンク、ブルーがあります。何故かAmazonではシルバーが頭ひとつお安い。

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スペックは、入力DC5V/2A。2A対応のUSB充電器で本器への急速充電ができます。iPhoneの付属充電器は1Aなので、このために新しい充電器も新調しました。

出力もDC5V/2.4Aでタブレットにも対応します。自分はタブレットを持っていないのであまり関係ありませんが、接続した機器に応じて制御し、iPhoneでは充電時間の短縮に繋がるようです。

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写真のデカイ方の端子が出力で、マイクロ端子がバッテリー自体の充電用。

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下のボタンを押すと左のLEDランプが点灯します。満充電時は4つ点灯し、残量に応じて点灯する数が少なくなり、2つ以下になったら充電が必要です。

機器への充電時も本器への充電時も、ケーブルを繋げば勝手に始めてくれるのは便利。Astro Miniはケーブルを繋いでからボタンを押さないと充電を始めませんでした。

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重量はカタログ値135g。実測136g。

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付属取扱説明書。

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日本語の説明も記載されています。

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せっかくの2A入力に対応するために、RP-PB17用のUSB充電器を一緒に購入しました。1Aの充電器より速く充電ができます。

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中華メーカーORICOのYC-PD0506000Aというものです。

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フロントは上から5V2A×2ポート、5V1A×2ポート。一番下に青色LEDランプがあり、充電中に点灯します。

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最大6000mA(つまり6A)。高危険度が予想され、厳重に審査される電器製品に義務づけられる、菱形PSEマークも付いています。

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パッケージを開けて最初に感じたのはそのサイズ。とにかくデカイ。
iPhone付属のUSB充電器と森永キャラメルの箱を並べてみましたが、その大きさが実感できるでしょうか?

4ポートを同時に接続すると合計6Aも流れるのだから、これくらいの大きさが必要なのだろう。

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2Aポートを使って実際にRAVPOWER RP-PB17を充電してみました。

充電を開始すると、バッテリーのLEDランプがゆっくり点滅し始めます。充電の進行に応じて1つずつ点灯状態に変化します。充電が完了すると全部のLEDが10秒間点灯後消灯し、充電を停止します。

充電中のバッテリーは微妙に温度が上昇したかな?という程度。充電器はほんのり暖かい。

残量がLEDランプ1個の状態から充電を開始。1時間半後には点滅が残り1個になっていました。充電していることを忘れてしまい、完了時間は未確認。気付いたときには全消灯していました。
ちなみにバッテリー購入時は、iPhone 5sを2回充電できるだけの容量が充電済みでした。

「スマホへの充電でバッテリーが熱くなった」というレビューもありましたが、自分のiPhoneでは熱はほとんど感じませんでした。個体差でしょうか?

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このバッテリーを選択した理由のひとつは、Astro Miniを自転車に固定するホルダーを、そのまま流用できないかと思ったこと。

バッテリーのサイズは、長さ92mm×高さ46mm×幅22.5mm。ホルダーはトピークの携帯ポンプ用ブラケットTMP-2C-1ですが、ちょうど挟めそうな幅サイズだったのです。

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ホルダーの先端部がたわみ、ベルクロテープを締めなくても保持できていました。でも振動で外れる可能性が高いのでベルクロは必須。長さ的にもバッチリ。

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実際こんな状態で充電しながら15kmくらい走ってきました。全然不安もなく、ズレることもありませんでした。

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Astro Miniと一緒に行方不明になった、ダイソーの充電専用ライトニングケーブルもふたたび手に入れました。そしたらパッケージや製品の意匠が変わっていました。

パッケージの表面には「1.5A以下の充電器で使用」という注意書きが追加されていました。
RAVPOWERで充電したけど問題なさそうでした。でも走りながらの充電、つまり空冷しながらの充電だから、条件によっては不味いこともあるかも。ご使用は自己責任で。

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プラグの表示は、以前はプリントだったけど、刻印に変わりました。

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工程を減らして原価を下げる工夫でしょうが、視認性は若干落ちます。暗がりでは「UPSIDE」は見にくいかも。

モバイルバッテリーはANKERの同容量の製品と迷いましたが、RAVPOWERにしてとりあえず正解。
今まで低価格製品ではANKERの一人舞台でしたけど、ライバル出現は消費者としては選べる楽しみができました。って現在買ったときよりさらに値下がってるよ。

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