2017年2月16日 サイコン&ライト
自転車用ライト MACHFALLY EOS350
カミさんの自転車には、自転車用のライトは「Dosun S2」を付けてあります。
「Dosun S2」でも昔は明るく感じていましたが、お互い年を取って夜目が利かなくなり、もっと明るいライトがよいと言います。
それと、自分が使っている「CATEYE HL-EL625RC Nano Shot+」にも気になることが発生しています。そんなに充電回数が多いわけでもないのに満充電できなくなってきました。
すぐに保護回路が働いて充電完了ランプが点灯します。この状態で点灯すると、すぐに電池残量50%以下の警告灯が点灯します。
そんな状態なので、ちょっと前から良さげなライトを物色していて、アンテナに引っ掛かったものがタイムセールで安くなっていたので取り寄せてみました。
この製品はパッケージに「MACHFALLY EOS350」と記載されていますが、Amazonでは複数のマーケットプレイス販売店からメーカー名や型番なし、値段もまちまちで販売されています。
記載されている仕様や明るさなどが同じなので、多分同じ製品であると思います。
しかし、製品やパッケージ、取扱説明書にはメーカー名はおろか、生産国の表示もない。たぶん中華製だろうと推察します。
仕様は、明るさ400ルーメン、IPx6生活防水、リチウム電池内蔵、USB充電。
特筆できる点は、近距離も広く照らし、対向車へのまぶしさを軽減される、ドイツ規格StVZO適用の配光だということ。
充電式なので電池のコストは考えなくてもよいですが、逆に出先でバッテリー切れになるとどうしようもない。マメなバッテリー管理が必要です。
それと、バッテリーが劣化したら本体ごと買い直しが必要。分解しやすそうな感じなのでその時はチャレンジできるかも。
パッケージの中身は、写真左から充電用USBケーブル、ブラケット用緩衝ゴム、ブラケット本体、取扱説明書、ライト本体。
取扱説明書は英語版で、日本語の説明はない。Amazonの商品説明ページを熟読すれば、使い方はわかりますからあまり問題はありません。
本体サイズは、幅約42mm×高さ約28mm(ライト本体部は約24mm)×奥行き約74mm。すごくコンパクト。
「CATEYE HL-EL625RC Nano Shot+」と比較するとかなり小さい。
森永キャラメルと比べると、長さは10mmくらい小さいが、幅は同じくらいで、高さはライト本体部の方が若干高い。
本体のみの重量は実測58g。
前からのぞくと、LEDランプは天井部分に設置されていて、反射板によって光が照射されます。
ちなみにLED素子は、「CREE XPG +2LED beads」と記載されています。
この構造で上側に行く光をカットして、対向する車や人へ眩しくないようにしていますが、実際はやっぱり少し下向きに自転車に取り付けないとまぶしいです。
天面の半円状の突起が電源とモードの切り替えスイッチ。
スイッチを押すと電源が入り、最初はオートモード。ボタンを押す度に、ポジションライト(15ルーメン)→低輝度(200ルーメン)→高輝度(400ルーメン)→点滅(400ルーメン)→オートモードとループします。スイッチを長押しすると、どのモードからも電源が切れます。
メモリー機能がないため、電源ONでの始まりは常にオートモードから。
点灯時間は、高輝度:2時間、低輝度:4時間、ポジションライト:24時間、点滅:8時間(パッケージ外箱にはこの2倍の数値が記載されています)。
またパッケージには、明るさはバッテリーがなくなるまで一定輝度を保ち、だら下がりではないという記載もあります。
オートモードは光センサーと振動センサーで自動的にライトが点灯します。
スイッチ後ろの楕円窓が光センサーで、指で塞ぐと点灯を確認できます。また、明るいところで揺すってやると点灯しました。
後部のハの字部分はインジケーターランプになっていて、オートモードの時は青色に光ります。
後端のグレー部分は端子カバーで、外すとUSB充電端子が現れます。
端子カバーは本体と繋がっています。
しかし、端子カバーは堅いプラスチック製で、黒い部分が多分ゴムパッキン。嵌めあわせがガバガバで緩く、力を入れなくても簡単に外せます。
生活防水が謳われていますが、浸水の心配があります。ゴムパッキンが外せたら、別なものに替えた方が安心できるかも。
充電端子は、USBマイクロB。
充電アダプターは付属しないので、iPhone用のアダプターで充電。
充電開始時はインジケーターランプが赤色点灯します。
充電が完了するとインジケーターランプは緑色点灯に変化します。
カタログスペックでは、内蔵されているバッテリーは1200mAh 3.7V。充電時間は2時間。
ライト本体裏側。
ライトブラケットへの取り付けは90度回した向きで挿入し、90度回転させて固定します。
この回転させて取り付けるやり方は、ガーミンやポラールのGPSサイコンと同じやり方。この入れ方だと周囲に障害物があると取り付けられないのが難点。
ちなみにカミさんの自転車に取り付けている「ランプブラケット LB-LD200」には、本体を90度向きに入れようとするとステーに接触し、取り付けできませんでした。
嵌合部はネジで取り付けられているだけのようなので、キャットアイのブラケットが使えるように改造してやりたい。
ブラケットはキャットアイの「ブラケット H-34N」と同様のスタイル。
しかし、材質がキャットアイより堅そうで、写真のように尖っている部分から破損しそうな予感。
ブラケットには緩衝ゴムを嵌め合わせます。
取説に向きなどの説明はありませんが、形状をよく観察すると、一方の山は湾曲しています。この湾曲部を締め付けダイヤル側に挿入します。
電源をONし、オートモードの状態。
光センサー窓を指で隠すとライトが点灯します。
光量は外部の明るさによって自動的に変化するらしい。
ポジションライトモード(勝手に命名)。
ライトの両サイドがオレンジ色に点灯します。
点灯モード。
EOS350の高輝度モード。周辺まで明るい。
EOS350の低輝度モード。実際は高輝度モードより少し暗くなったかな?という感じ。
参考に、HL-EL625RC Nano Shot+の高輝度(600ルーメン)モード。
HL-EL625RC Nano Shot+の低輝度モード。EOS350の高輝度モードの方が明るい。
実際に点灯して夜道を走ってきました。幅員4〜5mくらいの道路なら、道幅一杯に手前から光を照らすので安心感があります。
しかし、「HL-EL625RC Nano Shot+」ユーザーであり、鳥目的な自分には明るさが物足りなくもあります。
低・高輝度は多少の違いがあるだけで、切り替えても劇的に明るさが増えた感じがしません。
それと、輝度が高いせいもあるのか、やっぱり前に立つとそれなりにまぶしい。
後は耐久性ですが、Amazonのレビューでは不具合の報告もあります。しばらく使ってからまた報告したい。
また、多数の販売店から販売されていると書きましたが、レビューを読んでいると販売店によって不良品の交換などアフターサービスに違いがあるようです。
値段を取るか?アフターサービスの違いを取るか?よく考えてみよう。