2017年5月13日 DIY/メンテナンス/自作・改造・小技
自作サイクルスタンド
BANANA号が復活し、自転車2台をスタンバイ状態で置くには部屋がかなり手狭になってきました。
スペース効率をアップさせるため、縦型のサイクルスタンドをDIYすることにしました。
写真は塗装が完了したばかりの、ほぼできあがった状態。
サイクルスタンドのデザインは、「開発備忘録」さんの「自転車の縦置きスタンド自作」をほぼ踏襲する形で参考にさせていただきました。
「開発備忘録」さんでは、木材はパイン材を採用されていますが、自分は材料費を安く済ませるため、1×4や垂木用の30×40mmのSPF材を使っています。
650CのDECOMA号をメインに収納する予定ですが、700CのBANANA号のどちらでも使えるように設計してあります。あと、設置する場所の都合で、転倒防止の横板の中心をずらしてあります。
材料費は、木材がカット代込みで1,320円。これにビスとカンヌキ部材、接着剤、塗料代をプラス。ちなみに塗料代が一番コストがかかっています。
いつもなら白木のままで済ましてしまうのですが、今回はちゃんとした家具っぽいものを作ろうと思いたち、初ステイン塗装に挑戦してみました。
使った塗料はアサヒペンの「水性ステイン」。カラーはオーク。300mlのものを買いましたが、使ったのは1/3くらい。
ステインを塗る前に、先日買ったばかりのマキタの仕上げサンダで初サンディング。
内側に仕上げサンダを使えなかったので、ビスで組む前にサンディングしておくべきでした。
初物ずくしで、どれぐらい研磨して良いかわからない。事前にネットでいろいろ読みあさりましたが、程度についてはあまり具体的な情報がなくて、これは経験で習得していくしかないんだろうな。
唯一「頬ずりできる程度」と書いてあるところがあったので、自分なりにスリスリできるまで磨くことにしました。
この日は風が強く、屋内には塗装できる場所がなかったのでガレージ内で作業することにしました。
ステインも塗り重ねるほど色が濃くなると書いてあったけど、これが難しい。一度目を塗っている間に塗り重ねた状態になってしまい、しかも照明がないせいもあり、いつの間にやらこんな色。
自分が望んだ色かどうかもわからないですが、まあ適当に良い感じ。いろんなところのアラは見ないふりしてステイン完了。
ステインが乾いたら、次はニス塗り。
ニスは和信ペイントの「水性ウレタンニス」。最初に「透明クリヤー」を塗って、乾いたら軽くペーパーがけ。そのあと今度は「つや消しクリヤー」でフィニッシュ。
ニスは薄く広げるという感じだそうだが、これも程度がよく分からない。乾いたら底の部分にニスが垂れて固まった塊がついていた。仕方ないのでサンドペーパーで削っておきました。
気温の高い日だったから、お昼頃から塗装を始めて4時頃にはニスが乾くまではかどりました。
床の上で滑らす可能性があるので、底面にはダイソーの「すべるシール」を貼り付けます。
2セット買ってきたけど、適当なサイズで切って貼り付けたら、1セットでも余るくらいでした。適度なクッション性もあって良いかも。
立てた自転車を固定するのには、フロントホイールをカンヌキで留める方法を採用。
最初はクランクを回らないようにロックさせる方法を計画していましたが、ストッパーが前面にかなり飛び出すし、作るのが面倒くさくなったので取りやめました。
カンヌキは、手摺り用の丸棒の端材を利用。丸棒は直径24mmあり、それを留めるカンヌキ金具を探しましたがちょうどよいものがない。結局、電気工事用の「VE両サドル」がサイズ的にバッチリ。
ただし、カラーがホームセンターにはベージュしかありません。製品としてはグレーもあるようですが、どちらにしても色が合わないとカミさんからクレームが付いたのでブラックにペイント。
使用量が少ないので、ブラック塗料はダイソーの「補修用アクリルスプレー」。
実際に自転車を置いてみて、現物合わせでカンヌキをネジ止め。
ステインのカラーをオークにしたのは、横のチェストの色に合わせるため。
細部の造りはダメダメですが、ぱっと見高級感漂うサイクルスタンドができあがりました。
部屋も幾分広く使えるようになって、うん満足。