サイクリングの時にSONYのアクションカムHDR-AS100Vで車載動画を撮影しています。
目的地などで動画を撮るときはPanasonicのコンデジDMC-TZ70を使っていますが、たまにHDR-AS100Vでも撮ったりもしています。
HDR-AS100Vは本体にモニターが付いていないので、スマホのWi-Fiとアプリでモニターしながら撮影します。そんな時は片手にスマホ、もう一方にHDR-AS100Vを持つことになります。
こんな具合に撮影していると、カメラを水平に保つのが意外と難しい。
モニターの延長上にカメラがないから、水平をとろうとすると頭が混乱して逆に回したりします。
そこで秘密兵器を手に入れました。何の飾り気もない紙箱で届けられたのは「Neewer スマホホルダー付き防水浮動ハンドグリップ」。
パッケージのラベルには「STABILIZING GRIP WITH DUAL MOUNT」と記載されているし、Amazonの商品ページにも「スタビライザー」と表記されていますが、スタビライザー(手振れ防止)の機能はもちろんなく、ただのグリップです。
パッケージの中身は、写真左からスマホホルダー取り付け用1/4ネジ変換アダプター、スマホホルダー、デュアルマウント、取り付けネジ3本、浮動グリップとハンドストラップ。
説明書や保証書などの類は一切入っていません。
この製品の最大の特徴は、カメラとスマホを同時にグリップできること。ですから、スマホでモニターしながらHDR-AS100Vの撮影をするのに最適な商品なのです。
ただし、この製品はGoPro用であるため、HDR-AS100Vなど一般的なカメラで使うには1/4ネジ変換アダプターがもう1つ必要です。
バラバラにパッキングされていたパーツを組み立ててみました。
付属の1/4ネジ変換アダプターはカメラ側に使用し、手持ちの1/4ネジ変換アダプターをスマホホルダー側に取り付けました。
スマホホルダーはスマホをバネで挟んであるだけの簡単なもの。
取り付けたスマホはiPhone SE。商品説明では6〜8cm幅のスマホに対応しているようです。
iPhone SEには元々手帳型のカバーを付けていましたが、グリップに対応させるためにカバーまで買い換えることになりました。
スマホホルダーには背面と底面の2カ所に1/4メスネジが用意されており、写真のような取り付け方もできます。
GoProであれば背面に余裕があるのでしょうが、HDR-AS100Vでは背面の出っ張りが大きく、取り付けに無理があります。
iPhoneにアクションカム専用アプリ「PlayMemories Mobile」を入れてWi-Fi接続すると、こんな感じでモニターしながら撮影できます。
グリップはフロートになっていて、水面に浮かばせることができます。
グリップのオレンジキャップは取り外すことができ、中が空洞で大事なものを入れられるようになっています。長時間撮影用にモバイルバッテリーを入れられるように加工すると良いかも。
グリップの表面はラバーで、太さ的にも持った感触は良好。でも、やっぱり太いので自転車で携行するには持て余すサイズ。
ジョイントがGoPro規格であるため、グリップの代わりに自撮り棒などに付け替えられます。
写真は「SP GADGETS P.O.V. POLE 36」を取り付けた状態。
人の頭越しに撮影するときに便利かな。
フロートグリップタイプを購入してから気付いたのだが、同じメーカーから同じ値段で自撮り棒グリップタイプも販売されていました。
手持ちの1/4ネジ変換アダプターが付属のアダプターと同一仕様であるため、HDR-AS100Vを取り付ける時にカメラの方をクルクル回して取り付けなければいけません。
このやり方だとカメラのストラップなどが邪魔して、結構使い勝手が悪い。そこで、別の仕様の変換アダプターを入手しました。
変換アダプターをグリップに取り付けてみました。この状態で重量は実測178g。
この変換アダプターはHDR-AS100Vは固定で、雲台横のダイヤルを回してカメラを取り付けます。
HDR-AS100Vを取り付けた状態。
雲台表面のゴムはとても薄くて柔らかい。一度しかも短時間カメラを装着しただけで、跡が残ってしまいました。しばらくすると多少回復したが、完全に跡は消えず元に戻らない。
長い時間使った場合のことを想像したくないが、他のものに貼り替えた方が精神的に安らぐかも。
グリップも変換アダプターもプラスチック製であるため、振動が加わるような所では簡単に破損する可能性があります。耐久性が不明なので、カメラの落下防止対策も大切です。