今年は「e-bike元年」だとか言われています。
e-bikeとは、いわゆる電動アシストサイクル(電アシ)なのですが、そのうちのスポーツサイクルを電アシ化したものをe-bikeと呼んでいるようです。
日本での電アシはドライブユニットも自前で開発しているヤマハやパナソニックが主流です。
そこへ世界的なサイクルパーツメーカであるシマノが、海外にだけ販売していたドライブユニットを今年から日本国内へも販売をはじめ、それを搭載したメーカーが現れました。
シマノだけでなく電動工具などで有名なドイツのボッシュが同じようにドライブユニットを開発し、それを採用した海外メーカーのスポーツサイクルも出てきました。
日本国内でスポーツ電動アシストサイクルが今年から相次いで登場し、それで「e-bike元年」と言われるようです。
ところで近頃あと何年今までと同じように、自転車に乗ることができるか考えるようになりました。
年齢的なものもありますが、愛車BANANA号のフレームは2004年製で14年経過しており、この先ずっと乗り続けられる気に入った自転車をここらで買ってみるのも良いかな、とも思っていました。
で、ちょっと前までクロモリフレームの自転車に目星を付けていたのですが、最近になって考えが変わりつつあります。ひょっとしてe-bikeの方が良いかなと。
その理由は、クロモリフレーム自転車の場合、エンジンは今までと同じなので自転車が変わるだけで走れる場所は変わりません。そればかりかこの先体力が衰えて行けてた所も行けなくなるかも。
e-bikeにしたら、逆に今まで躊躇していたような坂の上に行けたり、走行距離を伸ばせたり、楽しみが増えるかもと思うようになりました。
e-bikeにするなら「100km以上走行可能、価格が30万円前後、重量ができるだけ軽い、オンロード仕様」という条件で市販されているバイクを調べてみました。
マウンテンバイクもありますが、舗装路しか走らないし、総じて高価なので除外しました。
ドライブユニットはシマノ製STEPS DU-E8080のクロスバイク。ノーマルモードで106km、エコモードで115km。重量はフレームサイズ460で18.7kg。税別269,000円。
前44T×後11-32T/9速、前後輪油圧式ディスクブレーキ、スルーアクスル、700×28cタイヤ。
フレームやフロントフォークはこの車種に限らず、全車ほぼアルミ製です。
ドライブユニットはBosch Active Line Plusのクロスバイク。走行距離のスペックは公開されておらず100kmは走れるらしい。重量はフレームサイズ445で20.57kg。税別231,000円。
前38T×後11-36T/9速、前後輪油圧式ディスクブレーキ、700×42cタイヤ。
ハブ軸の仕様は不明。出先でのホイール脱着難易度は不明です。前後フェンダー付きなので外せばも少し軽くなるかも。
ドライブユニットはTREK VERVE+と同じくBosch Active Line Plusのクロスバイク。これも走行距離未公開で100kmは走れるらしい。重量は19.8kg(サイズ不明)。税別298,000円。
前38T×後11-34T/10速、前後輪Vブレーキ、700×32cタイヤ。
Vブレーキなのでハブ軸はクイックリリース。この車種も前後フェンダー付き。
ドライブユニットはヤマハ製PEseries Eのロードバイク。スタンダードモードで111km、エコモードで152km、プラスエコモードで242km。重量はフレームサイズ463で19.6kg。税別320,000円。
前50-34T×後11-32T/10速、前後輪油圧式ディスクブレーキ、スルーアクスル、700×35cタイヤ。
ドライブユニットはヤマハ製PEseries Eのクロスバイク。スタンダードモードで109km、エコモードで148km、プラスエコモードで222km。重量はフレームサイズ463で19.8kg。税別260,000円。
前50-34T×後11-30T/9速、前後輪機械式ディスクブレーキ、スルーアクスル、700×35cタイヤ。
ドライブユニットはBESV製ロードバイク。ローモードで138km。重量はフレームサイズ480で15.7kg。税別276,000円。
前2速×後11速、前後輪油圧式ディスクブレーキ、前輪スルーアクスル・後輪ナット、700×25cタイヤ。
ドライブユニットは他車がクランク部であるのに対し、BESV JR1とJF1だけは後輪駆動です。ギア歯数は未公開。
前後輪でホイールの脱着方法が異なります。後輪駆動であるため、外し方がわからなかったのでメーカーに問い合わせました。
外し方は、①チェーンステーに止められているケーブルのタイラップを切断②モーターに接続されているケーブルのコネクタを外す③ハブ軸両サイドのナットを15mmレンチで緩める④自転車を持ち上げホイールを下へ外す。慣れれば3分程度の作業だそうです。
ドライブユニットはBESV製クロスバイク。ローモードで115km。重量はフレームサイズ455で16.2kg。税別230,000円。
前2速×後10速、前後輪機械式ディスクブレーキ、前輪スルーアクスル・後輪ナット、700×35cタイヤ。
BESV JR1とJF1は他社に比べバッテリー容量が小さいようです。そのために重量が軽く、他車の取って付けたようなバッテリー回りと比較しスマートなデザインになっています。
バッテリー容量が小さくても走行距離が長くできるのは、後輪駆動であることのお陰でしょうか?
それぞれメーカーホームページなどに記載されていたスペックを拾い集めてみたものですが、走行距離的にはYAMAHA YPJ-ER。しかし、価格が高い割にコンポーネントパーツのグレードが低く、重いのが玉にきず。YAMAHA YPJ-ECも同様です。
車体デザインとスペックや価格だけ見ていると、BESV JR1・JF1に一番魅力があります。次点にJF1。ただし、後輪の外し方に違和感がなければ。
その次がMIYATA CRISEですかね。やっぱり室内保管ですので重量の軽さも重要です。
この中で試乗したことがある車種は皆無で、ヤマハの前モデルYAMAHA YJP-Rに乗ったことがあるくらいです。ちなみにYAMAHA YJP-Rは現在かなり安く売られていますが、走行距離も短いため今買う価値がありません。
BESV JR1を試乗できる機会があれば、是非乗って実力を確かめたいと思います。できれば試せる試乗コースと距離があると良いのですが。
コメント
10月28日のゆるゆる遠州ガイドライド2018-秋に来られるなら、BESV JR1を見る事が出来ますよ。私のですが (^^;
2018年9月30日 06:18 PM:おとし
> おとしさん
BESV JR1を買われたのですか?
10月28日は他の予定が入っていて、残念ながら掛川にいません。
ユーザーとしてのレビューというか、感想などコメントしていただけたら幸いです。
2018年9月30日 07:16 PM:なで王
8月末に購入しました。他の電動アシスト自転車に乗った事が無いので比較出来ないのですが、購入動機は自分の貧脚では行くのを躊躇う所でも行けたらなぁーという事で購入しました。購入後にきつい上りの所に何度か行きましたが、楽しく上れて良いです。アシストは必要無い所ではオフにして使っていますが、乗り方でモード切り替え出来るので良いですよ。時速30km以上で巡航したいという人には向かないですが、のんびりサイクリングで山にも行きたいという人には良いかなと思います。
2018年10月1日 07:27 PM:おとし
> おとしさん
僕がe-bikeに興味を持った動機とピッタリ一致です。
登坂が基本的に苦手なので、行き先やルートを限定してしまっている自分がいます。
年齢的にこの先肉体的パワーアップは望めないので、e-bikeは楽しみが広がりそうな気がします。
2018年10月1日 08:27 PM:なで王
E-bike試乗会が11月3日、4日に、ははまなこみんなのカフェむらくしビーチ店で行われます。入場の際カフェにてワンドリンクオーダーが必要になるとの事です。試乗車はコラテック、BESV、ルイガノ、YAMAHAで3日のみデイトナが追加されてます。詳しくはhttps://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=270041763646287&id=128982011085597
でチェックしてみてください。
2018年10月22日 07:29 PM:おとし
> おとしさん
貴重な情報ありがとうございます。
幕張メッセで11月9日〜11日に開催されるサイクルモードでもe-bikeのイベントが企画されていたので、行こうかなと考えていたところです。
何も予定が入らなければ、むらくしビーチ店へ行ってみたいと思います。
2018年10月22日 07:39 PM:なで王