2018年11月1日 ぶらり
全国アニメーション総会のついでに犬山観光・その1
10月27日(土)、28日(日)は愛知県犬山市で開催された「第49回全国アニメーション総会」という催しに出掛けてきました。
「全国アニメーション総会」は、半世紀近い年月にわたって年1回、名古屋・静岡・東京・関西の順に、各地の主催団体持ち回りで開かれてきたイベントです。
昨今のテレビアニメや声優などをピックアップしたアニメイベントと違い、「アニメ?それ何?おいしいの?」という時代から始まったイベントなので、もうちょっっとアカデミックであったり、アニメを自主製作するような団体や個人が集まるイベントです。
最盛期には100名を越える参加者がありましたが、最近は半分以下の参加に減ってきているようです。僕も誘われたので、気まぐれに36年振りに参加することにしました。
名古屋に住んでいた頃には犬山へは自転車でよく訪れたものです。しかし、よく行った割には犬山城へ入ったことはなく、そこでアニメ総会が目的というよりも観光をメインに行くことにしました。
総会の始まりは午後4時からなので、それまでの時間を観光に当てられるよう9時17分の浜松行きの電車に乗ることにしました。
掛川からは豊橋で名鉄に乗り換えると、その後は乗り換えなしで犬山遊園駅へ直通で行けます。
写真の犬山遊園駅には午前11時50分頃到着。
犬山遊園駅を出てすぐ北側に木曽川に架かる「犬山橋(ツインブリッジ)」があります。
以前は、鉄橋の方が鉄道道路併用橋だったのが、新しく道路用の橋ができ、元からある橋は鉄道専用となり、「ツインブリッジ」という愛称が付いたそうです。
ツインブリッジを犬山遊園駅を出た名鉄の赤い電車が通過していきました。
木曽川。この日は朝から雨模様でしたが、午後には晴れるという天気予報。もう12時を回っていましたが、空は依然として曇り空です。
左端の山頂には犬山城が臨めます。
今夜宿泊予定のホテル「犬山館」と犬山城のツーショット。
川岸の欄干には鵜飼いのレリーフがデザインされていました。
まず近場で昼食を済ませ、最初に犬山城へ向かいます。
木曽川に沿って犬山城に向かって進むと犬山城への入口に自然にたどり着きます。
三光稲荷神社の前に出ました。鳥居のそばに犬山城近道の案内看板が出ています。
二ノ鳥居をくぐり、拝殿でお参り。
拝殿横の鳥居を抜けると犬山城に向かう道に出ます。
軽い坂道にはお城へ向かう観光客が大勢いました。
チケット売り場で入場券を購入。
大人550円ですが、JAFの会員証を見せると60円割引きしてくれます。
最初の山門が入城口のもぎり。
しばらく進むと犬山城の全貌が目の前に現れます。
犬山城は別名白帝城といい、1537年に築城されたと伝えられています。地震や台風などの被害で修理が行われていますが、築城当時の状態を残し、現存する最古の城として1935年に国宝に指定されています。
お城の入口でビニール袋を1枚ずつ手渡され、それに履き物を入れて自己管理です。
てっぺんの天守閣を目指します。
階段もほぼ築城当時のままなので、ハシゴといえるくらい急です。
たくさんの人が訪れて階段の表面も磨かれて滑りやすく、登るときより下るときに注意が必要です。また、いくつかある階段のうち1カ所は頭上にも注意。
天守閣に上がる階段は幅も狭く、昇降交互通行になります。下からドンドン上がってくるのでなかなか降りられません。
着物を着た女性も多く登って来ており、階段を降りるのが大変そうでした。
天守閣は外回廊をグルッと回ることができます。
この日は外に出ると風が強く、また「手摺りにもたれると壊れるかも」なんて注意書きが掲示されてたりするので、高所恐怖症にはスリル満点。写真は南方を臨んだものです。
こちらは西方向。木曽川を望みました。
外回廊は南から出て一周するのですが、人も多くなかなか進まないので、怖いし寒いしで半周だけして中に戻ってきました。
城の中は展示物も多くないのでとっとと外へ出てきました。
城の前には売店もありました。
外国の観光客も結構多くいました。
帰りは来た時と同じ道を下るのですが、途中で「針綱神社」の境内に出ることができます。
こちらでも一応お参りしてきました。
拝殿前の石段を降りてきたところ。こちらからも犬山城近道の標識が出ていました。
さらに出てくると太鼓橋の遺構がありました。昇降がたいへんそうです。
針綱神社の一の鳥居。三光稲荷神社とは隣り合わせです。
さて、次は犬山城の南に広がる城下町へ向かいます。
実はこの日、一帯では「からくり町巡り」というイベントが開催されていて、普段有料の施設が無料で開放されていたのです。
(つづく)