800ルーメン自転車ライト Gaciron V9C-800

今年の6月に「ASAMOON Y10」という公称800ルーメンの自転車ライトを使ってみました。今度試してみたのは同じく公称800ルーメンを謳う「Gaciron V9C-800」。
Amazonのタイムサービスに出ていたのでポチッとしてみました。

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「Gaciron V9C-800」のパッケージは中国語(簡体)と英語だけが表記されています。

Gaciron(ガシロン)は、日本のキャットアイのような、中国深圳のヘッドライトやテールライトなどのメーカーです。

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パッケージの中身はライト本体と充電用USBケーブル(タイプA〜マイクロB)、ライトホルダー。
それに合格証だけで、取扱説明はパッケージ表面に英語/中国語で印刷されています。
日本語の説明書はプラパッケージに点灯方法が簡単に書かれたシールが貼られているだけです。

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ボディはアルミ製でシンプルでスマートなデザイン。安っぽさはありません。

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背面もシンプル。

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スイッチはトップに1個あるだけで、ちょい長押し(0.5秒)で点灯。スイッチはバッテリー残量21〜100%で青色点灯。20%以下になると赤色に変わります。
スイッチはトップ表面から飛び出ているため、この機種も無造作にバッグに入れていると気付かぬうちに点灯することがありそうです。

スイッチを押すごとにロー(200ルーメン)→ミドル(400ルーメン)→ハイ(800ルーメン)→ブレス(息継ぎのように100〜50ルーメンの範囲で明暗を繰り返す)をループします。
先端サイドに窓があるため、横からの視認性も上がりそうです。

電源OFFは、スイッチのちょい長押し(0.5秒)。メモリー機能があり、再点灯時は直前に電源OFFしたときの明るさで点灯します。

点灯時にスイッチを長押ししていると、高速に点滅するストロボモードに切り替わります。スイッチを押すと元の点灯状態に戻ります。

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ライト前面は細かなパターンが刻まれ磨りガラスのように見えます。

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しかし、LEDが正面を向いているため、前方2〜3mくらいの位置を照らすように傾けないと、対向からは直視できないくらい眩しいです。

申し訳程度の庇がありますが、ほとんど役には立っていません。何か工夫が必要です。

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底面はライトホルダーブラケットと充電用USB端子があります。

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ゴム製のカバーをめくるとUSBマイクロB端子が現れます。

IPX6の防水性能があることになっていますが、しっかりゴムカバーを閉めていれば少々の雨ぐらいなら安心できそうです。

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充電中はスイッチが赤色点灯します。充電が完了すると青色点灯に変わります。

バッテリー容量は2,500mAh。点灯時間はハイ(800ルーメン):1時間20分、ミドル(400ルーメン):2時間10分、ロー(200ルーメン):4時間30分、ブレス:18時間。

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本体サイズは長さ101mm×幅33.8mm×高さ22.8mm(ブラケット含む29.8mm)。

「HL-EL625RC Nano Shot+」や「ASAMOON Y10」に比べ、長さは似たりよたりですが、幅が小さくスマートです。

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正面から見てもかなりスマート。ハンドル上の設置スペースが節約できます。

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重量は実測124g。ちなみに「Nano Shot+」公称160g、「ASAMOON Y10」実測186gでした。

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キャットアイのフレックスタイトと同じような装着方法のライトホルダー。

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フレックスタイト同様に、締め付けナットが分離できるので、雄ネジ部を対象パイプ径ギリギリまで引き出してから締め付けられるため、ナットを回す手間をかなり省くことができます。

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左右の首振りも可能。

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ライトの装着は、前方からホルダーにカチッと音がするまで挿入。外すときは、リリースレバーを下に押さえながらライトを前方に引き抜きます。

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ホルダー装着時も充電端子に干渉しないので、充電させながら点灯させることができます。
Amazonの「カスタマーQ&A」には、「充電しながら中輝度モードのみで点灯できる」とありましたが、購入した個体ではブレス点灯に切り替わってしまいました。

点灯させながら充電を開始しても、いずれかのモードで終了させて充電開始後点灯させてもブレス点灯に切り替わってしまいました。

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Amazonのユーザーレビューにも書いてありましたが、TOPEAKのライドケースのマウントが流用できます。

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現在はAmazonでライトホルダー単体で購入できるようになりましたが、マウント方法のバリエーションが広がります。

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Gaciron V9C-800のロー(200ルーメン)モード。

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Gaciron V9C-800のミドル(400ルーメン)モード。

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Gaciron V9C-800のハイ(800ルーメン)モード。

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参考に、HL-EL625RC Nano Shot+の低輝度モード。

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HL-EL625RC Nano Shot+の高輝度(600ルーメン)モード。

「Gaciron V9C-800」は、強烈に照らす部分はないが、万遍なく均一の光が周辺にも広く拡散するように照らします。
一方「Nano Shot+」は、中心部が非常に明るいが周辺部への拡散は弱い。一見すると「Gaciron V9C-800」よりも明るく感じます。

好みの問題とは思いますが、周辺も照らしてくれる「Gaciron V9C-800」の方が安心して走行できるような気がします。
ただ、ボタンが1つだけしかないためモードチェンジが一方通行なのが残念。ミドルからハイ、ハイからミドルへのチェンジができると使い勝手が良いなと思いました。

上位機種に1600ルーメンの「V9D-1600」という機種があるのですが、こちらの機種にも俄然興味が湧いてきました。

なお、アナログサイコンの誤動作の心配はなさそうです。

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