2018年6月25日 サイコン&ライト
800ルーメン自転車ライト ASAMOON Y10
CATEYEの自転車ライト「HL-EL625RC Nano Shot+」がフル充電しても、すぐにバッテリー残量ランプがグリーンからオレンジに変わるようになりました。買ってから年数は経っていますが、まだ定格の300回はおろか100回も充電を繰り返していないのに。
最近は中華製のライトもスペックも品質も上がってきて、しかも破格と言っていいほどの安さです。
そこで、「Nano Shot+」はメーカーにバッテリー交換に出し、バックアップ要員として高輝度の中華ライトを手に入れることにしました。
手に入れたのはAmazonで800ルーメンと謳っている「ASAMOON Y10」。
パッケージの中身は、ライト本体とライトホルダー、充電用USBケーブル。あとは「安心保証」と記載された名刺大のペーパーのみ。
取扱説明書などはパッケージに記載された英文説明のみで、他には入っていません。
「ASAMOON Y10」は「Nano Shot+」と同じような2ライト。ボディはアルミ製でスマートなデザインです。サイズは幅46mm×奥行き95mm×高さ25mm(ブラケット部含まず)。
「Nano Shot+」がずんぐりむっくりだったので奥行きはありますが、幅が12mm程度小さく全体にコンパクトになった印象です。
ただし、重量は「Nano Shot+」のカタログ重量160gに対し、「ASAMOON Y10」は実測186gありました。手に持つと結構ズッシリとくる重さです。
正面から見るとLEDを視認でき、レンズカットも何もないので「Nano Shot+」と同様な懐中電灯配光です。
Amazonの商品ページにはカットラインがあるような記載がありますが、そんなものはありません。前から見るとかなり眩しく、対向車を惑わすこと必須です。
電源ボタンはモード切り替えボタンと共通で、ロー→ミドル→ハイ→ストロボ点滅→SOS点滅→電源OFFをループします。メモリー機能はないため、常にローから点灯。いずれのモードからもボタン長押しで電源を切ることができます。
Amazon表記のスペックは、ロー:400ルーメン(約8時間)、ミドル:600ルーメン(約6時間)、ハイ:800ルーメン(約3〜4時間)。
ライトを点灯すると、電源ボタン後ろのインジケーターランプが点灯します。
バッテリー残量によって100:グリーン、50:ブルー、25:レッドに点灯するはずですが、フル充電した直後でもグリーンだったりブルーだったりして結構いい加減みたいです。
バッテリーの充電はボディ後部のUSBポートから行います。端子はマイクロBで、最近マイクロBのUSBケーブルが我が家にどんどん増殖しています。
充電端子のカバーはラバー製で、カバーの突起が端子にきっちり嵌まっていないと開いてしまいます。防水仕様IP65を謳っていますが、ここが鬼門になるかも知れません。
バッテリー残量が少ない状態から充電を開始すると、25:レッドのバッテリー残量ランプが点滅し、充電量に応じてブルー→グリーンと変わっていきます。充電が完了するとグリーンランプが点灯状態になります。
バッテリー容量は4,400mAh。購入時点の満充電には、充電器の2Aポート使用で4時間くらい掛かりました。
CATEYEのフレックスタイトに似たライトホルダー。ライトとハメ合わせるパーツは360度回転させることが可能です。
ライト本体底部。ホルダー嵌合部はネジで留められているだけなので改造の余地があります。
ホルダーのリリースレバーがライト後方になるようにセットするのが正しい向きです。ライトは後部からホルダーに挿入します。
点灯して最初の印象は「ASAMOON Y10」の光は白い。「Nano Shot+」は黄色っぽいので色温度は高めです。
明るさについては「Nano Shot+」がリファレンスになります。「ASAMOON Y10」のハイモードは「Nano Shot+」の600ルーメンに比べ確かに明るい。しかし、ほんの少し明るいだけで800ルーメンは厳しいのじゃないかな。従ってミドルは「Nano Shot+」の600ルーメンより暗い感じです。
耐久性は使ってみなければわかりませんが、「Nano Shot+」が1万円以上していたのを思えば、それが1/4程度の価格で買えるようになったは感慨深い。
それから、Amazonの商品ページには【18ヶ月間安心保証】と記載されていますが、届いた商品パッケージには【180日安心保証】とシールが貼ってあります。だいぶ日数が違いますが、どちらが正しいのでしょう?
ところで、CATEYEに「Nano Shot+」のバッテリー交換を問い合わせたところ、「購入2年以内で7,722円、購入2年以上または購入日不明の場合は11,232円(いずれも税込み、諸費用別)」という回答でした。今なら「VOLT800」が買える値段です。
さすがにメーカーサイドもわかっているのか「交換金額がお高くなっているから一度ご検討して」と書き添えられていました。
<2018年7月2日追記>
CATEYEのライトブラケットに取り付けられるように改造しました。
詳しくはこちらのエントリーへ。
<2018年8月9日追記>
欠陥というわけではないんだけど、使い勝手の面でマイナス要素がありました。
それは、ライトを自転車から外してバッグなどに入れていると、勝手に点灯してしまっていることが2度ほどありました。
電源スイッチが若干飛び出すように上面に付いていて、なおかつ軽い力で動作するために、予期せずスイッチが押されて点灯してしまうようです。
スイッチ部が少し奥まった位置にあれば問題なさそうですが、いざ使おうとしたときにバッテリー切れだったり、熱で大変なことになることも予想され、注意が必要です。
コメント
なんと、タイムリーな記事です。
ASAMOON Y10を購入検討中なので助かります。
今、ボルト300を使っていますが、夜間をMTBで練習モードで走っていると1灯では厳しく思い、新たなライトを検討中でした。
スペック的にはASAMOON Y10が値段も考慮すると良いかな。
本当はボルト800が欲しいのですが、ASAMOON Y10の実売価格四倍はねぇ。
点灯時間は実用はどの程度でしょうね?
CATEYEはライトマウントが良いですね。
2018年6月26日 10:47 PM:ブラザー弟
> ブラザー弟さん
まだ手に入れたばかりで実戦投入はこれからなのでランタイムは不明です。
本文中に改造について含みを持たせた書き方をしましたが、マウントのCATEYE対応を計画中です。実行したらまた記事を掲載します。
2018年6月26日 10:53 PM:なで王