2019年2月15日 サイコン&ライト
REC-MOUNTS ポラールマウント PL-Narrow19+GP
Polar V650をBESV JR1でも使えるようにREC-MOUNTSのサイコンマントを導入しました。
正式な名称は「REC-MOUNTS ポラールマウント 両持ちナローロングタイプ PL-Narrow19+GP」とずいぶん長い。
標準仕様のものはガーミン製の樹脂マウントが付いたものだったのですが、今回手に入れたのはV650に対応するマウントが付属するものです。
BESV JR1はステム先端の一等地に「HMIディスプレイ」が既に占拠しています。V650も同じようにステム先端に取り付けたい。縄張り争い発生です。
これの対応策が「REC-MOUNTS ポラールマウント PL-Narrow19+GP」だったのです。
「PL-Narrow19」はちょっと長めのアーム2本で支えるタイプのマウントで、サイコンと一緒にライトやカメラを取り付けても重量に負けずにさせることができる仕様のものです。
型番末尾の「+GP」は、標準仕様のマウントにGO PRO用カメラマウントの付属を意味します。
パッケージには、マウントとGO PRO用カメラマウント、それの取り付けネジ2個が入っています。
以前はガーミン用のマウントに特殊なマウントを介してPolarの標準マウントを貼り付ける製品しかなかったのですが、Polar専用マウントができて簡単スッキリになりました。
アームが1本だけの製品もあるのですが、サイコンや一緒につけるライトなどが重いと走行中に下がってきてしまいます。
しかもサイコンをハンドルのかなり前方に突き出すロングアームのものは、2本のアームで荷重を分散する両持ちタイプがおすすめです。
V650を取り付けるマウントはプラ製ですが、アームはアルミ製。ハンドルに取り付ける部分もかなり細くなっています。
BESV JR1はHMIディスプレイの取り付けアームが既にハンドルに取り付けられており、そのアームとステムの隙間はわずかなので、この細い取り付け部は都合が良いのです。
製品には取り付け用説明書が同梱されています。
取り付けには上の写真のようなアームの状態の「Lowモード」。アームの左右を入れ替え、上下にひっくり返した「Highモード」。そして、アームをステム側に向けてセットする「Stemモード」の3通りがあります。
マウントの裏側にはGO PRO用カメラマウントやその他のオプションパーツを取り付けることができるネジ穴が用意されています。
写真のような状態でGO PRO用カメラマウントを取り付けます。
僕はこれにさらに1/4ネジ変換アダプターを取り付け、HDR-AS100Vをぶら下げる予定です。
マウント単体の重量は実測68g。
GO PRO用カメラマウントは実測13gでした。
PL-Narrow19をBESV JR1に取り付ける段になって、いろいろ苦労することになりました。
写真を見てわかるように、ステムの前方はシフトケーブルや油圧ディスクブレーキのパイプが集合し混雑しています。
バーテープを付け直す覚悟があれば状況が変わるかも知れませんが、バーテープをほぐさずに作業すると、自由度がはるかに制限されるのです。
それとHMIディスプレイから出ているケーブルも長さに余裕があまりありません。
当初の予定ではもっとステム側にHMIディスプレイを移動させるつもりだったのですが、写真の状態で限界です。
作業はまず、HMIディスプレイ取り付けアームのハンドルをクランプするネジを緩め、次にHMIディスプレイを取り付けているネジを完全に外し、ディスプレイをぶらぶらの状態にします。
HMIディスプレイはネジを緩めずに角度などをいじると、部品が破損しやすいそうなので、必ずネジを緩めてから作業してください。
それからPL-Narrow19のアームをハンドルに取り付けるのですが、Lowモードの状態に最初から取り付けるのは困難です。
アームの金具をワイヤーやパイプの隙間に通すのも、そしてアームを固定するネジを締めるのも難儀します。
そこで、まずStemモードの状態でアームだけを取り付けます。その方が金具の挿入やネジの締め付けが簡単です。ネジは仮止め程度に締め付けておきます。
それからワイヤーやパイプが許す位置まで、アームをLowモードの状態まで回転させ、Polarマウントを仮止めします。
HMIディスプレイを仮止めし、V650とHMIディスプレイ両方の見やすい角度、V650のフロントボタンが押せる隙間を確保して本締めします。
もちろんV650本体を90度にひねって着脱できる空間の確保も重要です。
現状ではHMIディスプレイとV650のフロントボタンが重なり合ってしまっています。
僕は手が小さいので何とかフロントボタンを押すことができますし、両方のディスプレイも見えるし、V650の着脱も問題なくできる位置関係を確保することができています。
最初の取り付け時はStemモードでのセッティングで我慢するつもりでした。一晩寝て「回転できるんじゃね?」と思い立ち、やってみたらできました。
できれば、HMIディスプレイのケーブルに余裕を取ることができたら、もう少しステム側にディスプレイを移動したいと思っています。
REC-MOUNTSはユニークな製品を次々と発表する面白いメーカーですが、販売価格がとても高いのが玉に瑕。
紹介した製品もBESV JR1を買わなければ、いつまでも手を出せずにいたかも。「REC-MOUNTS地獄」にはまらないように注意しましょう。