2019年2月17日 My Bicycle/自転車あれこれ
自転車盗難保険
昔から自転車の盗難はよくありました。そのために防犯登録制度もあるくらいですから。
ママチャリなんかはちょっと借りるぐらいの気持ちで盗まれたりして。スポーツ自転車だとパーツにバラして転売目的での盗難もあるようです。
当然駐輪するときには鍵を掛けておくのですが、素人泥棒ならともかく、最初から盗むのを目的としているプロにかかっては、たいていの鍵は無力です。
最近発売された軽くてコンパクトで堅牢だという「OTTOLOCK」も簡単な工具で2秒で切断されるムービーがYouTubeに上がっていました。
丈夫な鍵なら破壊されにくいですが、そういう鍵は重くてかさばり、サイクリングに持って出かけるには大きな負荷になります。
ダイヤル錠も総当たり攻撃を受ければ開けることができます。3桁なら1,000通り、4桁なら10,000通りあり、1パターン1秒として4桁なら2時間47分くらいかかりますが、3桁では17分くらいです。
3桁でもちょっとコンビニで買い物程度なら工具を持たない素人泥棒から守ることができますが、食事や観光地で長時間自転車から離れたらちょっと難しい。
自転車を盗まれちゃった時のために「自転車盗難保険」というものがあります。
BESVでもユーザーのために「オリジナル自転車盗難補償」というものが用意されています。万一盗難にあった場合、保険金額を超えない範囲で新車を補償されます。
この補償は、保険の引受先がジャパン少額短期保険の「ちゃりぽ」の自転車盗難保険という保険プランで、直接「ちゃりぽ」を契約するよりも掛け金がお得になっています。
また、「ちゃりぽ」直接では補償は免責金額があり、保険金額の70%になります。
加入するには納車から1ヶ月以内、防犯登録済みという条件があり、補償期間は1年または2年。
JR1の場合の保険料は2年契約で34,000円。ちなみに直接「ちゃりぽ」に契約した場合30万円で41,700円です。
また、BESVの補償では、補償されるものがBESVの機体に限定されることがデメリットでもあるとも言えます。万一の場合、その時点でもっと欲しくなる自転車が他社から出ているかも知れないから。
今まで乗っていたBANANA号は、フレームはメーカー価格15万円オーバーのものでしたが、実際の購入価格はバーゲンで3分の1だったし、パーツもコツコツと買い貯めて自分で組んだものだったので、定価ベースでは高価であってもそんなに高い自転車だとは思っていませんでした。
だから、意外と気にせずに長時間駐輪したりしていました。一応買い物に使ったり駅前に駐めたしませんでしたしり、ツーロックしたりしていましたが。
今度のBESV JR1は初めてまともにスポーツサイクルショップで購入した、30万円近くもする吊るしのロードバイクです。
ですから、あらためて「盗難されたらどうしよう」と思っちゃったわけです。
そこで「BESVのオリジナル自転車盗難補償」も含めて他の保険も調べることにしました。
わかったことは、補償期間が1年や2年と短いこと。免責金額あり全額補償されないこと。他にも納車からの期間や新車か中古か、購入金額の下限や上限があることもわかりました。
で、最終的に契約したのはau損保と日本少額短期保険がコラボ企画している「すぽくる」という盗難保険です。
この保険のメリットと感じたことは、
盗難時の補償だけでなく、交通事故証明書のある自転車の全損、または半損でも補償されること。
補償金額に免責金額がなく100%補償されること(半損の場合は50%)。
保険期間が1年更新で、所有している間ずっと更新できること。
更新している間、保険金額も補償金額もずっと同じであること。
新車でも中古でも、すでに所有している自転車でもいつでも加入できること。
そして、保険料が他社に比べて低額であること。
ただし、保険料の支払い方法がクレジットカードしかないこと。自転車の購入金額が10万円以上であること、保険金額が1万円単位であることなどの制限があります。
加入手続きはネットから行いました。申し込みページには『「自転車防犯登録カード」と「売買契約書」を準備』と書かれていますが、防犯登録番号と購入金額がわかっていて入力できればよく、スキャンして送るとかの面倒なことはありませんでした。
クレジットが通ってしまえば申し込み完了。申し込みから6日で、上の写真の「保険証券」が郵送されてきました。
補償される期間は契約日翌日0時から1年後(契約日)の24時まで。ちなみにBESV JR1の保険料は30万円の契約で9,900円/年でした。
保険料が高いか安いかはその人次第。盗まれることがないには越したことがありません。でも自分の自転車の使い方では長時間駐輪もありえるので、ずいぶん気軽になりました。