BESV JR1には油圧式ディスクブレーキのパッドスペーサーが、付属品として付いてきます。でも何故か付属してくるのは1個だけです。
自転車には前輪と後輪、2箇所にブレーキがあるのにパッドスペーサーは1個だけです。
油圧式ディスクブレーキは、ホイールを外しローターがない状態でブレーキレバーを握ると、ピストンが押し出された状態になってしまい、戻らなくなってしまいます。
これを防ぐために、ローターの代わりにパッドスペーサーを挟んでおきます。
もしピストンが押し出されて戻らなくなってしまっても、ヘラ状のツールで押し戻してやれば元通りになるようです。しかし、この作業に手間が必要だったり、ピストンを傷つけたり、余計なリスクを冒すことになります。
出先でのパンク修理やチューブ交換では、片側の車輪ごとに作業をすればパッドスペーサーは1個で足ります。でも両輪を一度に外すことになる事態がないとは限りません。
例えば、車体が重いのであまり現実的ではないですけど、輪行するときとか、落車してタクシーなどに積まなければならないケースとか。
1枚だけでは心許ないので、もう1枚調達することにしました。
いざパッドスペーサーを手に入れようとネットで検索したら、パッドスペーサーはブレーキの型番ごとに形状も異なり、それこそ星の数ほど様々な種類があるようです。
汎用のパッドスペーサーも存在しますが、専用品は抜けずらくなるような形状をしています。
JR1に付いているディスクブレーキはBR-R7070。シマノのサイトで調べるとBR-R7070のパーツリストに、パッドスペーサーは「Y8N218000」と記載されていました。
ネットショップでパパっと取り寄せようと思ったのですが、これがあまりネットショップでは扱いがないようで。しかも扱っているショップでも、送料の方が本体価格の数倍もしてしまいます。
慌てて手に入れなければならないパーツでもないので、JR1を購入したサイクルショップから取り寄せてもらいました。
安価なパーツなので、2個はサドルバッグに入れて携帯用、1個は自宅整備用にするため、2個取り寄せました。
パッケージには「BR-RS505」と記載されていて、共通のパッドスペーサーを使用するブレーキキャリパーは他にもありそうです。
パッドスペーサーをサイクルショップに引き取りに行った帰りに、カインズホームに寄って、ゴムのりメーカーとして有名なマルニのゴムのりを買ってきました。
1個198円と100均商品の約2倍の価格ですが、以前100均のものを使おうと思ったらガス化して使えなくなっていたことがあったので、それ以来品質重視で愛用しています。
潰れ防止のプラスリーブに入っているのもポイント高い。ちなみにスリーブは、以前はもっと硬質の透明スリーブでしたが、今は柔らかめの半透明スリーブに変わっていました。