バモスの中にじょうろや噴霧器、とにかく家庭菜園で使う道具や何やかやがいつも載せっぱなし。車内の整理がつかないのは如何なものか。
将来的には畑に水やりや収穫など簡単な作業をするときに、身ひとつで行けるようにするため畑に簡易な物置を設置することにした。
とにかく簡易なものということで、購入したのはタカヤマ物置の「エコノミープラス TMR-0809」。コーナンのeショップで9,878円だった。
「店頭受取り専用商品」で自宅まで配達してくれないが、地元店舗で受け取れば送料はかからない。
サイズは幅80×奥行65(底面61.5)×高さ90cmで、鍬とか長尺ものの収納には向かないが、細々したものを入れる予定なので問題ない。それに畑の中、周囲に障害物のない吹きさらしの場所に置くので、小さい方が転倒しにくいんじゃないかと。
コンパクトな物置だがイナバとかヨドコウとか一流メーカー品だと結構高価。安い分自分で組み立てなければならなかったり、ちょっと華奢なのは仕方がない。
組み立てにはプラスドライバーと8mmスパナが必要。説明書と首っ引きで約2時間くらいかかった。
華奢加減はまず鉄板が薄い。それにコーナーとか補強がないから横から押さえたり、傾いた場所に設置すると平行四辺形に変形し、扉を閉めたときに隙間ができる。2枚の扉の鍵穴位置がズレて施錠できなくなる。だから、設置するときはできるだけ水平になるように注意。
雨漏りの心配もしたが、この2、3日の土砂降りでも水が浸入した形跡はなくて一安心。
この種のコンパクト物置だと奥行き50cmくらいのものが多いみたいだ。TMR-0809は奥行きが深く、棚の奥行きが32cmなので手前に空間ができ、斜めになら鍬も入れられそうだ。
オプションで、棚の奥行きを延長する「前棚板」も用意されている。
地面にポンと置くだけでは台風の時に転がっていきそうなので、地面に穴を掘って転倒防止用のおもりを埋めることにした。
普通なら穴にモルタルを流し込むのが定番の転倒防止法だが、設置場所が畑だし、他人の土地なので原状復帰しやすい方法にした。
一般的な物置のようにアンカー用のパーツや、それを取り付けるネジ穴などはTMR-0809には付いていない。そこで適当なパーツを用意し、前面と側面にあるネジ穴を流用することにした。
用意したものは、おもりには羽子板付き束石150。重ければ重いほど良いが、持ち運ぶのも穴に入れたり出したりが重労働になるし、穴ももっと深く掘らなければならないからたいへん。
アンカープレートには八幡ねじの長さ196mmの補助金具NO20L-200B。
ネジ類は羽子板とアンカープレートの接続にM10×25mmボルトとM10×32mm平座金。
物置側のネジも長いものに取り換えた。前面側はM5×15mmボルトとM5×25mm平座金。側面側はM4×20mmトラスタッピングねじとM4×25mm平座金。
アンカープレート用の補助金具のネジ穴がM10用なので平座金を大きいものにしている。
物置のネジ位置とアンカープレートの位置を合わせながら穴を掘るのは結構たいへんだった。前面側のアンカープレートの取付位置が左右で違うのは力が尽きた結果だ。
収納する小物を整理するためにダイソーのバスケットを用意した。
下段には万一雨漏りしたときに塗れて欲しくないものを入れる、フタ付きの収納ボックスを買ってきた。容量20リットルあるので結構入る。
最初、設置場所を畑の隅っこの方に考えていたのだが、地主さんがもっと広いところへ置いたら良いと言っていただけ、自由に場所を使わせて貰っている。とにかく感謝感謝。