学芸員とまわる高天神城趾

今年のNHKの大河ドラマは徳川家康が主人公の「どうする家康」を放映している。

その家康が攻めた高天神城趾を掛川市の学芸員が案内してくれるイベントがあったので、かみさんと参加してきた。イベントには老若男女20名くらいが集まっただろうか。

高天神城は山城なのでちょっとした山登りを覚悟してきた。

集合と出発場所は北側の搦手(からめて)門から。

長い石段が続く山道をハアハア言いながら登って行く。周囲は切り立った断層が見える崖。

断層に確認できる丸い石は、この場所が太古には海底だったことの証しだそうな。

高天神城はアルファベットのHのような形をしていて、登り切るとHの横棒に出る。まず、最初に東側の本丸の方へ向かった。

本丸跡。

周囲には土塁の跡が残っている。

高天神城の9ヵ所にこのような標識が置かれている。この標識にアプリをダウンロードしたスマホでかざすと、400年前の姿を見ることができるというもの。

アプリは「高天神城 AR」で検索し、「VR/ARアプリ「バーチャル攻略高天神城」をダウンロードする。現地にはWi-Fi環境がないので、ダウンロードに時間が掛かる。
iOS版Android版が用意されている。

アプリを起動すると最初に表示される画面。「日本語」か「ENGLISH」をタップしてスタートする。

「高天神城MAP」画面が表示される。「AR体験」をタップする。

この画面はスマホのカメラの画面で、先ほどの標識を枠に中に入るようにスマホをかざす。標識がはみ出すくらい近づいた方が反応しやすい。

スマホが反応すると画面の中がAR画面に変化する。スマホを左右や上下に向きを変えると連動して画面内の景色が移動する。

表示される角度は大体180度くらいで、後ろ側などは表示できない。また、距離感は一定で、全体像が見たいと思って後ろに下がっても画面に表示される景色は変わらず。そこのところはちょっと残念だった。

馬場平の場所だけはドローンで撮影した高天神城趾を天空から見下ろした現代の風景で、ここだけは360度見渡すことができる。

「高天神城MAP」画面で「攻略実績」をタップすると、見てきた場所をチェックできる。

全ポイントを攻略するとQRコードが表示され、オリジナルキーホルダーを貰える期間限定プレゼントが行われている。

家に帰ってきてから偶然わかったのだが、標識をカメラで撮影してきて、この標識の写真をアプリにかざすと家に居ながらAR体験できた。

是非アプリをダウンロードして、上の写真にかざしてAR体験してみて。

本丸の後は、西側の高天神社の方に移動。高天神城は元々天神様を祀る神社あったから「高天神」だったようで、そして天神様なので牛がいた。

井戸曲輪跡の「かな井戸」。

また長い石段を登ってさらに高い場所へ。

高天神社。ちゃんと賽銭入れてお参りしてきた。

さらに奥へ行くと高天神城で一番見晴らしの良い馬場平へ行ける。
今回のイベントでは馬場平までで終了。時間の関係で6ヵ所の場所しか回ることができなかったが、時間の余裕のある人は残りの3ヵ所にも行ったようだ。

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