2025年3月29日 ガジェット
シチズン上腕式血圧計 CHUH904C
使っていたオムロンのデジタル自動血圧計 HEM-1000の圧力が上がらなくなって頻繁にエラーが出るようになった。購入してからまだ1年ちょっとしか経っていないのに。
修理した場合の料金をメーカーホームページで検索すると何と税込み12,320円も掛かるようだ。買ったときの値段を超えているではないか。そんなに掛かるなら新品を買い直そう。
同じ機種を買っても信頼性が揺るいだため、別のメーカーを物色。結果シチズンの「上腕式血圧計 CHUH904C」を購入した。
CHUH904CはHEM-1000のように腕を通して測定するタイプではなく、カフを上腕に巻くタイプ。カフを巻く手間があるが、カフの先端がハードタイプで、腕に巻くときカプッと嵌めるためズルズルとズレてイラつくことはない。
また、Bluetoothで専用のスマホアプリと連携し、スイッチ一つで測定結果を記録でき、いちいち数値を手入力する煩わしさがないのも特徴。
パッケージの中身は、血圧計本体とカフ、テスト用単三アルカリ乾電池4本、ACアダプター。
取扱説明書と専用アプリの初期設定説明書など。
本体の大きさは写真のiPhone12と比べてもHEM-1000よりかなり小さく、置き場所に困らない。
背面は使っていないときのカフを収納するスペースになっていて、置き場に困らないのもスマート。
背面上部には窪みがあり、持ち運ぶときの持ち手になる。
本体底にバッテリーの収納部。
単三乾電池4本を使用。アルカリ乾電池以外にもマンガン電池、ニッケル水素電池が使用可能。
電池を入れたら日付・時刻設定をする。
CHUH904Cには電源スイッチが存在しておらず、常に月日・時刻・温度のカレンダー画面が表示したままだ。なので、使っていないときは時計代わりになるように置いておくのがよい。
右側面にはACアダプターのコネクタ。
ACアダプターを使用する場合に本体に電池を入れていないと、コンセントや本体からACアダプターを抜くと設定した日付や時刻は消去されるので注意。
付属のカフ。
カフのエアホースプラグは左側面に差し込む。
腕に巻き付ける先端はハードタイプ。力を入れなくてもクルクル腕に巻き付けて測定できる。
カフの腕への取り付け方は、ひじ関節から1〜2cm上の位置に、青い帯を腕の中心に合わせて巻き付ける。
血圧を測定するときは「測定・停止」ボタンを押す。途中で止めたいときも「測定・停止」ボタンを押す。
「M」ボタンは過去の測定結果を見ることができる。「M」ボタンを押すたびに前回、前々回とさかのぼる。
「時計」ボタンは日付や時刻の設定やメモリーした測定結果の消去の際に使用する。
「Bluetooth」ボタンはスマホとのペアリングに押す。
「測定」ボタンを押すとカフに圧力が掛かり、しばらくすると測定結果が表示される。
ディスプレイがデカいので測定結果が見やすい。ちなみにディスプレイにはバックライト機能はないので暗がりでは見られない。
専用スマホアプリ「Health Scan」はiOS、Androidに対応している。
アプリを起動すると最初にGoogle IDかApple ID、またはメアドなどでログイン登録をする。次に生年月日や身長、性別を登録する。
血圧計本体の「Bluetooth」ボタンを1秒以上長押しするとディスプレイの「Bluetoothアイコン」が点滅。アプリ画面にペアリング確認画面が出たらペアリングを許可する。
血圧を測定し、アプリのホーム画面を表示した状態で「測定」ボタンを押すと「Bluetoothアイコン」が点滅し、しばらくするとアプリに測定結果が反映される。ディスプレイは初期状態のカレンダー画面に戻る。
いちいち数値入力しなくてもよいので打ち間違いなどがなくなり便利。ただし、CHUH904Cは一人分のデータしか測定できないので、自分以外の人が測定してしまうと、当然アプリにもそれが記録されてしまう。
他人のデータが混在してしまうので、そのデータは後から消去しなければいけない。
ホーム画面の左上、「三」をタップするとメニュー画面が表示される。
ホーム画面の日付の右下「書類」アイコンをタップすると測定データ一覧画面が表示される。各測定結果をタップすると測定データ詳画面が表示される。
測定データ一覧画面で「削除」をタップすると各測定結果の頭にラジオボタンが表示され、個別にデータ削除ができる。他人のデータが記録された場合はこの画面で消去する。
ホーム画面下の「グラフ」をタップすると測定結果のグラフを見ることができる。
上の写真左は「血圧・脈拍」のグラフ。右は「平均血圧」。
上の写真左は「脈圧」のグラフ。
写真右はホーム画面下の「集計」をタップすると表示される画面。
CHUH904Cを使い始めてからひと月くらいになるがすこぶる快適。HEM-1000は加圧が強すぎて腕が赤くなってしまうことがあったが、これはすごくソフト。カフを巻くのもすぐ慣れる。