2020年2月23日 雑記
大腸内視鏡検査してきた
先日生まれて初めて大腸内視鏡検査、いわゆる大腸カメラをやってきました。
ここ1、2ヶ月くらい腸の調子が悪くて、「ちゃんと調べてみましょう」ということでした。
カメラはお尻の穴から入れます。なので、検査前に腸内の障害物であるウンチをきれいさっぱり取り除くため下剤を飲みます。この作業が結構大変でした。
下剤を飲む作業は病院か自宅でやるか選ぶことができます。僕はトイレに頻繁に行くだろうなと想像し、何となく自宅ですることを選んでしまいました。
結果的には病院で下剤を飲んだ方が良かったのかなと思っています。病院には検査をする人数分のトイレが確保されていて、専用状態で独占できました。
下剤を飲む手順は、
- 前日の夕飯まで普通に食べ、夜9時頃に「ピンクの小粒」の下剤を3錠飲みます。
- 検査日朝食は当然ダメで、まず下剤液の準備をします。
- 2種類の粉状の薬剤が入ったビニール袋に水を★印の所まで入れ、薬剤を混ぜ合わせます。
- 水を追加し2リットルにし、溶液が透明になるまでよく攪拌します。
- 朝9時から下剤を飲み始めます。最初に下剤1リットル、次に水かお茶を500ml、1時間かけて少量ずつゆっくり飲みます。
- また1時間かけて残りの下剤1リットルと水かお茶を250ml飲みます。
- 下剤液や水は全量飲む必要はなく、飲んでいる途中に便意を催してくるので、そのたびにトイレに通い、最終的に透明で薄黄色い状態のものしか出なくなったら終了です。
- 上記の状態になったら病院に電話し、来院する時間を打ち合わせし、病院に出向きます。
僕の場合、「ピンクの小粒」だけで下剤液を飲む前にある程度出てしまいました。
下剤液はあまり美味しいものではなく、最初の1リットルは何とか飲めましたが、次の1リットルは1口目からこみ上げるものがありました。さらにトイレでしゃがみながら上からも逆流するとんでもない事態が起こり散々でした。
水分を大量に摂取したため、今度はそれらが全部腸内を通過して排出しきるまで垂れ流し状態になって、トイレから出られなくなりました。
検査の手順は、
- 病院で用意されたお尻にスリットが明いた使い捨ての紙製パンツと検査着に着替えます。
- 検査台の上に仰向けに寝そべり、腕には筋肉弛緩剤が打たれ、肛門に麻酔が施されます。
- お尻を上げたうつ伏せ状態に体勢を変え、カメラを挿入します。
- 途中までカメラが入いると体勢を横向きに変え、さらに小腸の出口までカメラを突っ込まれます。
- 検査自体はカメラを戻しながら腸の状態を調べていきます。検査台の横にモニターがあり、それを自分も見ながら説明されます。
- 要所で撮影したり、ポリープが見つかると切除します。
- カメラを抜いた後、撮影した映像を見ながら状態を説明されます。
検査後着替えますが、肛門周りがヌルヌルしていたので、ローションなどを塗られていたのかも知れません。麻酔も痛みもなかったのでどのように施術されたのかもわからないくらいでした。
検査の結果、ポリープが1ヶ所あり、知らないうちに切除されていました。ポリープ切除があると、その後3日間は行動や食事、入浴に制限があります。
行動は基本安静で、自転車に乗ったりするのも制限されます。特に術後はクルマの運転も禁止です。
食事の1日目は流動食だけで、2日目はうどんなど消化の良いもの、3日目から刺激のないもの以外OKになります。
入浴は1日目は不可、2日目はシャワーのみ、3日目から浴槽解禁になります。
大腸内視鏡検査をやった結果、カメラを押し戻す力が強く、腸の不具合は過活動が原因じゃないかということになりました。
ポリープも良性のようで、他には特に異常がなかったので一安心です。
僕が行った病院は外来診察を行う一般的なクリニックで、午前と午後の診察の合間に大腸カメラや胃カメラの検診を行っているため、1日に診られる患者数はあまり多くないようです。そのため、予約してから実際に検査できるのに1ヶ月待ちました。