2017年9月15日 パーツ
IRC ROADLITE 700×25C
最近のロードバイクタイヤのトレンドは25Cらしい。
あまり詳しい理屈は知りませんが、細いタイヤは路面に細長い楕円形で接触し、太いタイヤの方は円形に近くなり、接触面積が減って転がり抵抗が小さいのだそうな。
タイヤが太くなった分、重量が増して漕ぎ始めは多少重いが、巡行時の転がり抵抗が少ない方がスピードが維持できて良いようです。
そのためか、GIANTの新しいモデルのスペックを見てみても、25Cのラインナップばかりです。
BANANA号も試してみるべと、IRCの「ROADLITE 700×25C」を調達してみました。
「ROADLITE」にはチューブレスとチューブタイプがあって、ホイールは替えないので、当然チューブタイプを用意しました。
装着前に重量を測ると、231gと229g。今も履いている23Cの「Deda TRE GRINTA」より軽い。
しかし、予想外だったのは思った以上にリムに嵌めるのに手こずった。
昔履いていた同じメーカーの「REDSTORM」はすげーラクチンだったので、そのイメージがあったのです。
折りたたまれた状態では分からなかったのですが、表面には結構ワックスが塗られていて、悪戦苦闘しているうちにワックスが浮き出て汚らしいことに。
最後にリムに嵌め込んだ場所では、逆にワックスが完全に剥がれてツルツル。
何とかはめて、エアーを入れたらスカスカ手応えがない。
ビードを指で押し込むことができず、タイヤレバーを使ったためにチューブを切り裂いてしまったみたい。
だいたい自分の指の構造的に、堅いビードは指だけで押し込めない。無理に指で押し込むと、爪が浮いて爪の横から流血騒動。簡単に血が出る事態になります。
チューブの穴を塞いで、タイヤレバーを慎重に使って2回目の挑戦。成功したようにみえたが、今度はスローパンクチャー。
それからがたいへん。信じられないことに、タイヤをリムから外せなくなりました。
まず、タイヤレーバーをビードの下に入れることができない。
それでもどうにかタイヤレバーを1本、次にもう1本ビードの下にタイヤレバーを突っ込む。しかし、強固なビードはリムから出てくれません。
無理矢理タイヤレバーを返せば、タイヤレバーが折れるか、ヘタをしたらリムを傷つけそうです。
やっぱりワイドリムにしないと25Cは無理なのだろうか?
こんな状況では、出先でパンクなんかしたらチューブ交換できる気がしない。
で、結局25Cの採用を諦め、タイヤをリムから外すために、写真のように中のチューブごと切断しちゃいました。