2018年5月19日 メンテナンス
クリップ機能付きのシュワルベ・タイヤレバー
もしこれを以前から持っていたら、「IRC ROADLITE 700×25C」を履かせることができて、新品のままバラバラにされて捨てられることはなかったかも知れない。
そんな、今までの苦労を解消できるかもなタイヤレバーを手に入れました。
それは、「画期的なクリップ機能付」と謳う「シュワルベ・タイヤレバー」です。
だいぶ前に買っていたのですが、なかなか使う機会がなくて「パナレーサー・クローザープラス」の履き替えまで温存していました。
「シュワルベ・タイヤレバー」は、メーカーイメージカラーの紺色をした、ちょっと厚めで頑丈そうな3枚組のタイヤレバーです。
このレバーの最大の特徴は、先端がクリップになっていること。
写真の側から中央部を押すとフック形状のクリップを押し出すことができます。
こちらはクリップ部の裏面。
クリップと反対側の先端は緩やかな波形になっていて、先端をリムに引っ掛けてビードを返すときに使用します。
パッケージの裏面に使い方が図示されています。
リムへのタイヤの装着は、バルブと対向する側から嵌めていきますが、最後のひと越えが新品のタイヤほど堅くて難儀します。そのときのひと越えにこのタイヤレバーが良い働きをします。
そう言えば、以前の手順では「タイヤの中にチューブを入れる」だと言われていたと思ったのですが、最近は「リムの中にチューブを入れる」らしいです。
実際の使い方は、タイヤをリムに嵌めていき、最後のところでクリップを使います。
クリップを親指で押して、フックをリムに引っ掛けます。
フックがリムに掛かってタイヤがリムから抜け出るのを防いでくれます。
タイヤをリムに嵌める最後のところで、両サイドにフックを引っ掛けることで、タイヤレバーが脱落防止のストッパーになるのです。
この状態で残りのレバーで少しずつビードを返してリムに納めます。クリップ近くのビードを納め、少しずつクリップを中央に移動させていきます。
実際この作業は、1回でリムの中に全部を入れるのは難しいので、2手くらい返す作業が必要です。
タイヤを嵌めるのに「グランジ・タイヤインストール」を使っていましたが、結構力ずくなツールですし、支点でひねられてビードからズレれることも多かったので、このタイヤレバーのお陰で出番がなくなりそうです。
YouTubeに実演しているムービーがあったので貼っておきます。
ムービーでは片側だけクリップをして、もう一方は手で押さえて嵌めています。多分二方をクリップした方がラクできると思います。
パッケージにレバーを留めていた輪ゴムが、使用しないときにまとめておくのに便利です。