2019年2月15日 メンテナンス
HAZET コンビネーションレンチ(ショートタイプ)15mm
スポーツ自転車でのサイクリングでは、出先でタイヤがパンクすることがよくあります。
多分、何年もサイクリングを楽しんでいるサイクリストの中で一度もパンクに遭遇していないという人はいないんじゃないかと思います。
もし山の中とか街から遠く離れた所へ行ってパンクしたら、パンク修理できるスキルを持っていないと悲惨なことになります。
誰かといつも一緒ならともかく、ソロライダーであればなおさら必須の技術です。
でも出先でパンク修理するのは面倒だし時間も掛かるので、たいてい予備チューブを携帯していて、その場ではサクッとチューブを入れ替え、パンク修理は家に帰ってからちまちまと行います。
ちゃんとしたスポーツ自転車であれば前輪や後輪は、クイックリリースやスルーアクスルといった機構で工具なしで簡単に外すことができ、効率よく作業ができるようになっています。
もしそうなっていない自転車に乗っているのなら遠くへ行くのをやめるか、自転車を買い換えた方が幸せになります。
BESV JR1はアシスト駆動モーターが後輪ハブ軸に付いています。
前輪はスルーアクスルで簡単に外すことができるのですが、後輪は特殊仕様のためナットで締め付けられ、余計な工具が必要になっているのです。
ナットは15mmのもので、普段サイクリングで携帯しないレンチを用意することになりました。
携帯ツールなのでなるべく小さいものが良いのです。しかし、わけのわからない安物工具でナットを舐めてしまいたくないので、奮発して「HAZET コンビネーションレンチ(ショートタイプ)15mm」を手に入れました。
コンビネーションレンチですから両端とも15mm、一方がスパナで、もう一方がメガネレンチになっています。硬さの中にも粘りを持つバナジウム鋼使用だそうです。
両端のサイズが異なるスパナやメガネレンチもありますが、用途が限定しているため、多様な状況に対応できるコンビネーションレンチにしました。
全長が200mm以上のものが多いのですが、このレンチは全長180mm。長過ぎるとサドルバッグに収まりません。
重量も実測90g。
僕はあまり工具メーカーに詳しくはありませんが、HAZET(ハゼット)は1928年創業のドイツの工具メーカーで、一応KTCとか有名なメーカーのコンビネーションレンチをリサーチして、HAZETのものにしました。
そもそも15mmというサイズは自転車業界ぐらいしか使わないようなサイズらしく、15mmのレンチを取り揃えていないメーカーすらありました。逆にあまり選択肢がないとも言えますが。