2021年10月9日 お気に入り
ニトリ・昇降式ダイニングテーブル
以前はリビングとダイニングは別々というレイアウトが多かったが、近頃はリビングで食事をする「リビングダイニング」というレイアウトが広まっているようだ。
リビングとダイニングを1つにすることで、スペースが広く使えるのがメリットだ。
我が家はダイニングというようなスペースはない昔ながらの間取りだが、ソファーとテレビが置いてあるからそこがリビングなんだろう。
そのリビングの真ん中に座卓を置いて食事をしていた。年の若い連中は直接床に座るが、年寄りは立ったり座ったりが大変なのか、ソファーに座ったまま食べる。
そうすると前傾姿勢になり、この姿勢は年寄りにはますます誤嚥の危険が増すようだ。
先日、年寄りが入院することがあって、その時に軽い肺炎の症状もあり、医者から誤嚥に気をつけるように言われた。
年寄りに床に座るように言っても、その理由を話しても、すぐに忘れてしまうのか、ソファーに座ったままがラクだからか習慣づけできない。毎回注意するこちらの方がストレスになってきた。
なので、年寄りを指導するのは諦めて、テーブルの方を年寄りに合わせることにした。
解決策はニトリの「昇降式ダイニングテーブル」。簡単な操作で天板の高さを上下させられる。
一番高くすると高さは約77cm。普通のダイニングテーブルの高さだ。
食事をするときはソファーで食べやすい高さに合わせ、少しだけ低くする。逆に若い者には低すぎるのだが仕方がない。前屈しないように茶碗や皿を持ち上げて調整するしかない。
一番低い状態は約28cm。多分この状態で使うことはないが、どこかに収納したり、何かの作業をするときに使うかも知れない。
天板の昇降はテーブルの片側の端にあるレバーを上に引き上げるとロックが外れ、天板を上から押し下げたり、引き上げる。
するとテーブル下にあるダンパーが伸縮し、パンタグラフ状の脚が移動し、天板が上下する。
天板の上下はスムーズで、力はそんなに必要としない。しかし、店舗に置いてあったサンプルは力が要った。上下させる機会が少ないとダンパーが固まってしまうのかも知れない。
脚の先端には回転する車輪が付いてはいるが、床にカーペットを敷いていると、車輪が回らずカーペットを弛ませてしまうこともある。
天板にはウォルナット天然木の突き板が貼られており質感は高い。サイズは幅120cm×奥行75cm×厚さ4cm。角が尖っているので子どものいる家庭では注意が必要かも。
このテーブルのシリーズは他に天板が強化ガラスでカラーがホワイトとブラックのものがあり、木製天板のものはウォルナットのもの1種類だけだ。
実は値段が30,454円と同じで「昇降リビングテーブル」というものがある。こちらは天板のカラーが2種類で、奥行きが60cmと狭い。僕も間違えたので注意が必要だ。
店舗で注文し約2週間くらい待って店頭で受け取ったが、重量が33kgもあるのでひとりでは運べない。それに梱包がでかいので、バモスの後部座席を畳んで空荷でちょうど良いくらい。
テーブルは組み立て式で、通販で購入すると配送員が組み立てくれるが、配送組立設置料に2,200円〜3,300円掛かる。
取りに行けれればその分の費用は必要ない。二人がかりで作業すれば30分もあれば完成する。組み立てに使う工具も同梱されている。
このテーブル購入時に、Amazonや楽天市場で同じような仕様で、重量はもっと軽く、価格もずっと安いものを見つけた。
しかし、そちらを買わず、あえて高額なニトリのものにしたのは、脚の奥行き寸法が長かったから。
ニトリのこのテーブルはテーブル奥行き75cmに対し、脚の奥行き寸法は約71cm。
年寄りが立ち上がったり、移動するとき天板に体重を掛けたりする。脚の長さが天板の奥行きギリギリまである方がその体重を受け止め、安定すると思ったからだ。
今まで床に座っていた人用に「木製スツール(リューク DBR)」を同時に購入した。
座面の高さが45cmでテーブルを低くしたときにちょっと高めだが、2,990円と安いのが良い。座り心地もそんなに悪くない。
食事をしていないときは邪魔になるので、スタッキングできるようなものを選んだ。