SPAM発信国の内訳

「Throws SPAM Away」や「Akismet」がブロックしたユニークIPアドレスの数が今日現在で122件に達しました。
どんな国からアクセスしにくるのか興味を持ったので、「サーバー監視/ネットワーク監視サービス」というところの「ドメイン/IP検索」で調べてみました。

なお、「ドメイン/IP検索」は「不正利用防止のため過去10分以内の利用は15回で制限」されているので、一度に大量に調べることはできません。
1つのIPアドレスで紐付けされるIPアドレスの範囲も表示されるので、それを控えておけば全部を検索する必要はありません。

それで、その結果の内訳は、断トツの第1位(87件):中国、第2位(10件):アメリカ合衆国、第3位(8件):ウクライナ、第4位(2件):イラク、インドネシア、タイ、台湾、ベネズエラ、ロシア連邦、第10位(1件):アルゼンチン、韓国、トルコ、フランス、ポーランドとなりました。

ある程度予想の範囲でした。
ただし、IPアドレスの数=アクセス総数ではありません。特定のIPアドレスが頻繁にアクセスしてくるものもあります。そういうところの方が鬱陶しいかも。

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インターバル撮影用自動パンニング装置をDIY

360度パンニングしながらインターバル撮影するためには、自動的にパンしてくれる装置が必要です。とても手動で小刻みに回転させることなんて、考えただけで気が遠くなります。

調べたら、インターバル撮影をしておられる方々の間では、IKEAのキッチンタイマーを利用して、手作りするのが国際的にほぼ定番のようです。

地元の近くにはIKEAの店舗がないのでネットで取り寄せました。

IKEAはオンラインショップを運営していません。ネットでIKEA製品を扱っているお店は、簡単に言うと買い物代行業者。注文を受けたらIKEAのお店へ行き、買ってきて配送してくれるスタイル。
だからIKEAで直接買えば513円のタイマーが、送料込みでも1,250円もしてしまいます。

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このタイマーはゼンマイでボディーの上部が1時間で1回転します。
ボディの上にカメラを置けば、1時間分しか撮れないのと、回転方向が左方向のみという制約がありますが、安価に自動パンニング装置ができあがります。

タイマーとしての使い方は、ボディーの上側半分がダイヤルになっていて、これを時計回りに1周くらい回した後、希望の時間まで戻してセットします。
ダイヤルを反時計回りに回すとき、ゼンマイが壊れるのでゼロの位置以上に回すなと、付属の説明書に書いてあります。

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タイマーは意外と小さく、HDR-AS100Vぐらいしか載せられないようなサイズです。

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先人の知恵を真似て、いろいろ小細工することにしました。

写真はエツミの「E-525 止ネジ アダプターM」。ドイツ規格の3/8ユニファイネジを国際規格の1/4ユニファイネジに変換し、一般的な三脚を取り付けできるようにするアダプターです。

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タイマーの底に穴を開けて、上の写真の三脚ネジアダプターを取り付けます。

手近に6mmのドリルしかなかったのでリーマややすりで広げましたが、3/8ユニファイネジの下穴は8mmくらい必要なようです。

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底に貼ってあるゴムを剥がすとネジが3ヵ所出てきます。ネジを外すと、アルミのボディを外せます。
中は樹脂製で、中央に直径5mmくらいの穴が空いています。ここも広げないと三脚ネジアダプターを取り付けできません。

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三脚ネジアダプターを無理矢理ねじ込むような形で、とにかく取り付けました。

底のゴムはキレイに剥がすことができず、ボロボロになってしまったので、ソルベントシンナーで除去しました。ゴシゴシ拭いたら、印刷してあったIKEAのロゴマークも一緒に消えてしまいました。

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ボディーの上部にはHDR-AS100V付属の接着式マウント(平面用)を貼り付けます。
使う予定がないパーツだったので、有効利用できてよかった。

一緒に水準器も貼り付ける予定だったのですが、マウントが場所を取り過ぎて置くスペースがなくなってしまいました。

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三脚ネジアダプターに三脚を取り付け、HDR-AS100Vをセットしてみました。
自動パンニング装置を三脚に載せることができると、水準器で確認しながら簡単に水平が出せるようになりました。

試運転にどこかへ行ってインターバル撮影したら、また報告したいと思います。

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玄関踏み台をDIY

家で飼っているラブラドール・レトリーバーが14歳を越えてだいぶ経ちます。
しかし、すっかり足腰が衰えてしまい、玄関框の段差を登るのに難儀をするようになりました。

前足を框の上に置き、ピョンとジャンプして軽々と上がっていたのに、最近は失敗します。
6月末にぎっくり腰になったのは、なかなか上がってこないので助けてやろうとした結果でした。

そんな犬や飼い主の負担軽減のために、玄関踏み台をDIYしました。

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完成して設置した状態。玄関全体をカバーする横幅で作ってあります。

実は踏み台を作る前に段ボール箱を置いたり、いろいろ試行錯誤しています。だけど小さな踏み台だと犬は意図を理解しないので、台を避けて上がろうとし、置く意味がなくなります。

なので、あえて通らなければいけないようにする工夫が必要です。それがこの横幅なのです。
奥行きは犬の体格に合わせると上り下りしやすいと思います。下に履き物を収納する予定もあったので2×8を2枚分にしました。
それと、ピョンピョン跳びはねても動いたりしない、人間が載ったり腰掛けたりできるなど、重量やサイズや構造も考慮しなければなりません。

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造りは簡単で、幅1400mmの2×8の板を2枚、2×4の板で左右と真ん中の3ヵ所で連結してあります。

2×8の板はホームセンターで12フィート(3600mm)のものからカットして貰いました。
ホームセンターには12フィートのものしかなかったので幅1400mmにしましたが、8フィートのものがあったら幅1200mmになっていただろう。

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天板にネジ頭が露出しないようにするため、連結板は裏からネジ止めしてあります。

脚は140mmでカットし、連結板に横からネジ止めしてあります。最初は左右の角と真ん中に、全部で6本脚にする計画でした。
組み立て途中で、6本脚にすると設置したときにガタつきやすい、4本脚でも荷重に耐えるだろうという助言があり、真ん中の脚は取りやめになりました。

実際に設置して載ってみてもたわむようなこともないし、ガタつきもないので結果オーライでした。
ただ、脚はネジ2本だけで付いているので、経年による劣化が心配。L字金具などで補強がした方がより安心かも知れません。

天板表面は素材のままで、塗料などの仕上げ剤は塗っていません。時間が経過すると日焼けして、上の写真に映っている脚のような色に変わって、もう少し落ち着いた感じになるだろう。

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DIYにかかった費用は、
 2×8×12フィート・・・1,980円
 2×4・・・手持ちのものだったのでプライスレス
 カット代(2カット)・・・60円
 サンドペーパー・・・28円
 コーススレッド(65mm×50本入り)・・・128円
 電動丸鋸レンタル代(1泊2日)・・・300円
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 合計・・・2,496円

設置した結果は、多分犬には大好評に思います。設置する前は框に前足を置いてから上がるまでにタメがいりましたが、設置後はスイスイ上がってくるようになりました。
踏み台の下にサンダルを入れられるので、犬のよだれで濡れることもないし、犬が外へ出るときに扉を開けてあげるために、わざわざ履き物に履き替えて土間へ降りる手間もなくなりました。

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お名前.comで複数サーバーのDNS設定(「へろへろ・のぉと(本館)」のサーバー移転)

「お名前.com」のDNSレコード設定を使って、レンタルサーバー「ミニム」にあった「へろへろ・のぉと(本館)」を、サブドメインそのままでレンタルサーバー「ミニバード」に移転しました。
その時の作業内容を備忘録がてら整理しておきます。

移転前の状況

「ミニム」は、1つのドメインで「へろへろ・のぉと(本館)」をはじめとする複数のサブドメインサイトとメールサーバーを運用。ドメイン管理は「お名前.com」で行っています。
「ミニバード」は、別のドメインで「へろへろ・のぉとANNEX」とメールサーバーを運用。ドメイン管理は「スタードメイン」。

やりたいこと

「ミニム」にある「へろへろ・のぉと(本館)」を、ホームページアドレスを変えずに「ミニバード」に移転すること。
ファイルはそのまま「ミニム」から「ミニバード」へ移植すればOKですが、ホームページアドレスを変えないためにDNSレコードの設定が必要になります。

また、通常ネームサーバーはレンタルサーバー事業者のものを設定しています。
特定のドメインのサイトがあちこちのサーバーに分散する場合は、一般的にレンタルサーバー事業者のネームサーバーでは対応できません。
そこで「お名前.com」のようなドメイン管理者のDNSレコード設定を使うことになります。

作業1.現在のサーバーのIPアドレスを調べる

「ミニム」は「サーバー設定情報」に、「ミニバード」は「サーバー情報」にIPアドレスが表示されています。これらをそれぞれメモっておきます。

作業2.「お名前.com」でDNSレコードの設定

今回のケースのようなDNSレコードの設定を行うと、「ミニム」にあるサイトはネームサーバーがレンタルサーバー事業者のものから「お名前.com」のネームサーバーに切り替わります。
なので、移転しないサイトやメールサーバーの情報なども「お名前.com」で登録しないと行方不明になってしまいます。サイトも見られないし、メールも送受信できなくなります。

「お名前.com」の「ドメインNAVI」にログインし、「ドメイン設定」>「ネームサーバーの設定」の「DNS関連機能の設定」をクリックします。

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「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリックします。

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設定対象のドメインのラジオボタンをチェックし、「入力画面へ進む」ボタンをクリックします。

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「入力」欄に入力し、「追加」ボタンをクリックします。
移転するサブドメイン(移転ホスト名)の場合は、移転先のサーバーのIPアドレスを設定します。

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「追加」ボタンをクリックすると、下の追加欄に追加した内容が表示されます。

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移転しないサブドメインも同じように登録しますが、IPアドレスは現在のものをそのまま設定します。メールサーバーも移動しない場合は同様に行います。

「ミニム」の場合メールアドレスがちょっと特殊ですが、独自ドメインのメールサーバーの登録だけでマスタードメインでのメールの送受信ができました。「ミニムドメイン」については確認していません。

メールサーバーを登録した場合は、「MXレコード」の登録も必要です。
TYPE欄から「MX」を選択すると入力欄が変化します。ホスト名欄に「@」が表示されますが、入力フォームにも「@」を入力し、VALUE欄には先に登録したメールサーバー名を入力します。
この際に末尾のピリオドは不要です。あえて付けると「システムが付けるから入力する必要はない」と怒られます。

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今回のケースでは以下のような情報を登録しました。

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入力が済んだら、「DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」のチェックボックスにチェックが入っているのを確認し、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
さらに、確認画面で「設定する」ボタンをクリックし、完了画面が表示されたらDNSレコードの設定はおしまいです。

作業3.移転先のミニバードにドメインとサブドメインを登録

「ミニバード」の管理画面にログインし、左のメニューから「ドメイン設定」をクリックします。
「ドメインの追加」タブをクリックし、「他社管理のドメインを追加する」ボタンをクリックします。

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追加するドメインの所有権を証明するために「Web認証」を行わなければなりません。

はじめに「Web認証」の「ダウンロード」から「webauth.html」をクリックしてハードディスクにダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを登録するドメインサーバー(今回はミニム)のルート直下にFTPでアップします。
念のため、ブラウザで「http://www.登録するドメイン名/webauth.html」にアクセスして、ちゃんと表示されるか確認しておきます。

再び「ドメイン追加」画面に戻り、ドメイン名の入力と認証方法に「WEB認証」を選び、「確認画面」ボタンをクリックします。
さらに次の画面で「確定する」ボタンをクリックします。

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問題なく認証されれば「ドメイン追加完了画面」が表示されるので、画面の「FTP情報」をメモしておきます。

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次に移転するサブドメインを登録します。左のメニューから「サブドメイン設定」をクリック。
「サブドメイン追加」タブをクリックし、サブドメイン名を入力し、「確認画面」ボタンをクリックします。

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表示された画面で「確定する」ボタンをクリックして終了。

作業4.ファイルの引っ越し

メモった「FTP情報」で「ミニバード」サーバーにFTP接続します。
ルート直下に「サブドメイン.ドメイン」のフォルダーができているはずなので、その中に引っ越しファイルをアップロードします。

作業5.確認

今回の作業では、だいたい30分から1時間で引っ越し先に接続が可能になりました。
「ミニバード」へ引っ越したサイトと「ミニム」に残してきたサイトにアクセスできるか、「ミニム」のメールアドレスに送受信できるかを確認して、問題がなければ終了です。

まとめ

実際の作業では、ネームサーバーがどのように関連づけられるかわかりませんでした。
最初に引っ越しするサブドメインだけを「お名前.com」で登録したら、「ミニム」に残してきたサイトにアクセスできないし、メールも送受信できなくなりました。

ネームサーバーが切り替わったので、切り替わった側のネームサーバーに元々あったすべての情報の登録が必要であることを、そのとき理解しました。

何故か引っ越し先でWordPressがちゃんと動いてくれず、何度もインストールやデータベースの再構築をするはめに陥ったのにもまいりました。

メールサーバーのDNSレコード設定もよくわからず、結局「@」と表示されていても「@」を入力しなければならなかったりで、結局すべて元通り稼働できるまで、まる1日仕事になってしまいました。

さて、自分の場合はこれでうまくいきましたが、すべてのケースに対応するかはわかりません。
このエントリーを参考にされてトラブルが起きても責任が取れないので、あくまでも自己責任で対応してください。

ついでに「ミニム」との契約はあと半年なので、半年後には「ミニム」から全部「ミニバード」へ引っ越す予定でいます。そのときは全部「ミニバード」ネームサーバーになるはずです。

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ステレオプラグの修理

息子は物持ちが悪い。MP3プレーヤーとかすぐ壊してしまいます。
先日もヘッドホンが捨てられていたので、こっそり回収しておきました。ヘッドホンなんて普通に使っていれば、そんなに壊れたりしません。

調べたら、案の定、壊れていたのはステレオプラグだけのようです。補修パーツを取り寄せて修理することにしました。

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取り寄せたプラグは普通のミニプラグ。端子は金メッキのようです。
昔はネットで探せばいくらでもあった気がしますが、今時修理する人はいないのか、お手頃価格では選べるほど種類も扱っているお店も少ないです。

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修理したヘッドホンはJVCケンウッドのHP-RX700。壊れたプラグを切断し、被覆を剥いたら、赤・青・黄の3本のリード線が出てきました。

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プラグの方は上の写真の端子に対応しています。対応するカラーはヘッドホンによって異なるようなので、これはHP-RX700の場合の参考例です。

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半田付けする前にプラグカバーを先にケーブルに通しておきます。忘れると悲惨です。

リードは端子の内側から通します。被覆は半田付けの時に溶けるので、被覆の上からそのまま半田付けしてしまいます。完璧を期すなら被覆を剥いておきます。

テストしたら左側が半田付け不良で音が出なかったので、再度やり直して完成。

ちゃんと音が出るようになり、今度壊れたら持ってくるように息子に伝えて、返してあげました。
まだ使えるのを捨ててしまうのはもったいないことです。

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