3年近く前に買ったスティック型のクリーナー「TWINBIRD サイクロン・スティック型クリーナー TC-E123」が、手軽に使えるもんだから家族にも好評で、今ではすっかりメインクリーナーの座について活躍しています。
3,000円もしない値段で買ったから十分元は取れているはずです。家族から愛用されるのは良いが、使いたいときに手元にないと不便なときもあります。
最近日曜大工をやるようになったので、切り屑やおが屑をささっと片付けるために自分専用を新調することにしました。
で、見つけたのがやはりツインバードの製品で「パワーハンディークリーナー HC-EB51」という、自動車内の掃除をすることを重点に企画されたもの。
ちょっと無骨なデザインですが、このメカメカしさが男心をそそります。
Amazonのレビューを読むと、デカい、うるさい、重い、吸わない、吸込み口からゴミがこぼれる、排気が臭い、貯まったゴミの処理が不衛生と散々な言われようだが、何故かヒット商品のようです。
レビューによっては意外とコンパクトとか、軽いとかいう人もいたりして、そもそも4,000円前後で買える商品と考えれば、ある程度使い方や妥協が必要な商品かも知れません。
元々ツインバードクリーナーのユーザーでもあるし、そんな評価を承知で、ヨドバシで3,900円に値下がったところで取り寄せてみました。
HC-EB51は流行のコードレスではなく、AC100V電源。電源コードが6mもあり、屋外に駐めたクルマの中で使うには十分な長さ。
しかし、屋内だとコードの収納機構もないから、狭い部屋ではとにかく長過ぎて持て余す。
電源スイッチは取っ手上部にあり、ON/OFFだけのスライドスイッチですが、TC-E123よりずいぶん使いやすくなりました。吸い込み強度などの調節はなく、吸うか吸わないかの二者択一。
パッケージの中は本体と保証書付きの取扱説明書の他に、写真上からソフトブラシ、延長パイプ、柔らか伸縮すき間ノズル、アタッチメント収納袋、フロアブラシが入っています。
延長パイプは、ブラシやノズルを延長します。パイプもブラシ、ノズルはすべて差し込むだけで、抜け防止の仕組みなどはありまえん。
柔らか伸縮すき間ノズルは、メーカーホームページの写真でグニャッと曲がっていたから、どれだけ柔らかいかと思ったらそれほどでもない。
アタッチメント収納袋には、本体以外の付属品をすべて入れることができます。
フロアブラシ。ただのブラシが付いた大きめの吸込み口。
回転したり、叩いたりといった高級なクリーナーなどにあるギミックは一切ない。そんな仕組みを付けたら、それだけで本体価格を超えそうです。
ソフトブラシ。これもブラシが付いた小さめの吸込み口。
TC-E123用にダイソーで買ってきたすき間ブラシを付けられました。
このくらいのサイズのブラシの方が、DIYの作業台の上や床掃除にちょうど良い。
ただし、TC-E123では買ったままだと細い部分が長くて径が合わず付けられません。1cmくらいカットして短くすると付けられるようになりました。
HC-EB51では買った状態で付くかどうか未確認ですが、カッターナイフで簡単にカットできるので、そんなにハードルは高くありません。
取っ手前方の青いボタンを押し込むと、ダストケースを前方へ引き抜くことができます。
ダストケースを戻すときは、ダストケースの2カ所の突起を本体の溝に合わせ、カチッと音がするまで押し込みます。
フィルター部のお尻の突起を持って左へ回転すると、ダストケースと分離でき、ゴミの破棄処理ができます。
フィルター部の青いアウターフィルターは、反時計回りに回すと、プリーツフィルターと分離できます。プリーツフィルターは消耗品として税抜き400円で購入できるようです。
プリーツフィルターは水洗いをしたり手入れが必要です。目詰まりすると吸引力の低減に繋がります。
取扱説明書では掃除のしにくいプリーツフィルターに、ティッシュペーパーを被せて手入れの軽減対策を紹介していますが、先人たちはさらにいろいろなアイディアを試しています。
自分はその中から、「マキタ充電式クリーナー用フィルタ A-50728」を使うアイディアを使わせて貰うことにしました。
他の型番のマキタ製フィルタを使う案もありましたが、これは10枚入りでコストが低い。
マキタフィルタはこんな形状。
結構厚みがあります。
マキタフィルタをプリーツフィルターに被せるとサイズピッタリ。マキタフィルタの口を下に合わせ、余った上部は畳んでおきます。
アウターフィルターもちゃんとその上から被せることができます。
マキタフィルタ装着前後で吸い込み具合をチェックしましたが、あまり変化は感じません。調子よさそうです。
使ってみて、確かに動作音はうるさい。まるでジェット機の離陸直前のような騒音です。Amazonレビューにあるように、夜使うには躊躇します。
吸込仕事率は、TC-E123が70Wで、HC-EB51は180W。吸引力が約2.5倍もあるから音がでかいのは仕方ないのかな?
吸入口からのゴミの逆流は経験しなかったが、「スイッチ切ったらゴミが戻ってきた」という報告もあったので、吸うゴミによるのかも。
写真のように立てて置けるように脚が付いているのも逆流対策の一環?
本体のカタログ重量は1.9kgで、自分的にはあまり重いとは感じません。
しかし、重いと感じる人には、取っ手に4カ所穴が貫通しているので、これを使ってショルダーベルトを付けたら良い。
ちょうど手元に、何の付属品だったかわかりませんが、ナスカン付きのショルダーベルトがあったので付けてみました。
そのままではベルトが付けられないので、手持ちの結束バンドを取っ手の穴に通して、これでベルトを連結。ぶら下げた感じも具合も上々。
ナスカンだから邪魔なときは簡単に外せるのもなかなか便利。
なお、HC-EB51にはモーターの加熱を防ぐため保護装置が働くようになっています。保護機能が解除されるまでに約1時間かかるようです。
取説にも記載されていますが、いろいろなケースで保護装置が機能するようです。動かなくなってしまったら、1時間以上待ってから様子をみてみよう。
<2017年9月13日追記>
止まるとは聴いていましたが、本当によく止まります。
日曜大工の切り屑の掃除とかに使ったりして、普通の部屋の掃除と違うことが原因かも知れませんが、ちょっと連続して吸い続けると止まります。
止まると1時間動かない。後片づけなのに使えなくなると痛い。仕事がはかどらない。