2020年10月28日 DIY/VAMOS/自作・改造・小技
車載サイクルラックをDIY
イレクターパイプでサイクルキャリアをバモスに取り付けたが、BESV JR1を積むときにSTIブラケットがクロスバーに当たる。
そのためクロスバーの下を通すのに車体を傾けなければならない。それがとても難易度が高い。
なので、JR1の前後を逆にしてケツから入れて積載することにし、そのための「車載サイクルラック」をDIYすることにした。
で、これが完成した姿だ。以前作ったサイクルスタンドを基に、横向き仕様にしただけだけど。
写真では白木のままに見えるが、水で濡れたタイヤを載せる可能性もあるため、ウレタンニスを2度塗りしてある。
そして、これが設計図。
1×4×6ftのSPF材が3枚と垂木用30×40mmのSPF材を2本を使っている。
全長が長いため自転車を載せていないときは邪魔になる。それで2つに分割できるようにした。
この長さなら荷台に載せておくことができ、後部座席も出せる。
連結にはトグルクランプを使った。
トグルクランプはAmazonで購入。取り付け用のネジを含んだ4セットで990円だった。
上の写真で引っ掛け金具の下に穴が開いているのは位置をズラしたから。クランプのネジ位置にちょうど節があって、締め付けていたら簡単にネジの頭がちぎれてしまった。
残ったネジは3mm程飛び出していて、ロッキングプライヤーまで買ってきて抜こうとしたがどうしても抜けない。結局飛び出した分を切断して、それを避けるように取り付けることになった。
できあがったサイクルラックを載せてみた。
僕は運転席の背もたれを結構立てているので、先端はバックドアからこの程度オフセットしている。背もたれを倒している人は全長160mmだと長いかも知れない。
転倒防止の横板は座席の幅に合わせて500mmにした。
フルフラットにしても後部座席は50mm程高い段差ができる。なのでその分カットしている。
1×4材を縦挽きするため治具を作った。電動丸ノコで縦挽きは難易度が高く、それにとても危険。
今回2カットするだけのためなので簡易的なものだが、結構上手くいった。
前側のアルミアングルは丸ノコのベース先端を載せてあるだけ。後ろ側のアングルは丸ノコが押されて動いてしまわないようにするストッパーの役目。
横方向の固定は、「マキタ M565」はベース後端のモーター側に1ヵ所だけ穴が開いているので、そこにネジを打って動かないようにしてある。
後輪が当たる斜めの部材の寸法を295mmで切ったため、後ろに少し飛び出した。ちゃんと計算したら292mmだった。
後輪は直接バモスのカーペットに接する。床の汚れが気になるようなら、下に何か敷く必要がある。
端材で大小の車止めを作った。
小さい方は前輪の車止め。
載せた自転車はハンドル側に軽い傾斜が付いている。車止めを入れておけば、安心して後輪側へ移動できる。
長い方の車止めは後輪用。
車止めだけでは自転車が上へ飛び出す可能性があるため、ホイールとラックをバンドで固定する。
写真のワンタッチバンドを用意していたが、長すぎてマジックテープが効かなかった。カットして改造するか、短いバンドにする予定。
サイクルラックでJR1は床から4cm上がっている。そのため、今度はSTIが開口部上部に接触した。
たった4cmだがラックにも載せにくい。改良する必要があるなぁ。
問題はサイクルラックを置いただけでは横揺れに弱いこと。
写真のようにチューブで自転車を固定したが、カーブで曲がると横に倒れた。後部座席が半分あるので横倒しにはならないが、チューブではダメだ。
クロスバーとサドルをチューブで固定した方が、チューブが伸びなくて良いかも知れない。
<2020年11月3日追記>
サドルをクロスバーに固定するチューブの付け方を工夫し、さらに前に作ったサイクルキャリアをシートステーに連結するとほぼ完璧。
カーブで曲がっても横揺れがなくなり、安心してドライブできるようになった。
それから、車止めは嵌めるとキツキツで取り外ししにくかったので、簡単に引き出せるように紐を付けた。