LED懐中電灯の光を正面から見ると、とてもまぶしい。まともに見られないくらいまぶしい。はっきり言って迷惑です。そのくらいまぶしい。
自転車にライトを取り付ける場合、当然下向きに付けるのですが、それでも正面から見ると結構光が眼に飛び込んできます。これを少しでも防ぐための有効な手段は、ライトに庇を付けることです。
先人たちは色々な工夫で庇を自作しておられます。
上のWEBページを参考に、iTP SA2 Eluma用の眩惑軽減庇を簡単に、しかも安価にDIYしてみました。
揃えた材料は、100円ショップ「ダイソー」のものだけ。
・詰替容器<化粧ボトル・ケース入り>・・・ケースに40mlの化粧ボトルが3個入ったもの。
・台所用アルミテープ/サイズ:約7cm×2m
作業用の工具は、
・小型刃のカッターナイフ。デザインナイフがあればなおよし。
・ハサミ・・・アルミテープの切断に使用します。
1,ボトルの首部分を切断し、ライトにはまるサイズに穴を加工する。
ライトの先端部の直径は約26mm。ボトルの直径は約27.5mm。
iTP SA2 Elumaは先端部から4.5mmくらい入ったところに溝が切られています。この溝を庇の固定に利用します。
ボトルの穴をライト先端部の直径より微妙に小さくして加工します。
その穴に無理矢理ライトを挿入。そうするとボトルがたわんで、パチンという感じで穴の角がライトの溝にはまります。バンドなど他のものの必要がなく、スマートに庇を固定できます。
穴は現物合わせをしながら、徐々に拡げていくのがコツです。ボトルは3個あるので、失敗しても3回までチャレンジできます。
2,ボトルの側面を庇の形状に切断する。
ボトルの材質はポリプロピレンなので、簡単にカッターナイフの刃先が入ります。
ボトルの底の部分を1/3ほど残し、ライト挿入口側に向かって斜めに切り込んでいきます。まあ、形は好みでお好きなように。
ライト挿入口側は10mmほど残しておきます。あまり少ないと、ライトが外れやすいと思います。
ボトルの底部分を1/3ほど残しておくことで、庇の形が崩れにくい、庇の長さの割りに前方からライトの発光部がより隠せる、先端部が光り横からの視認性が上がる、といったメリットがあります。
3.ボトルの外側と内側にアルミテープを貼る。
ボトルの先端部を少し残すようにアルミテープを貼ると、先端が光り、横からも視認できるようになります。
どこをどう貼るかは好みで。でも貼っておかないとボトル全体が光ってしまい、走行中自分自身がまぶしい。身近なところが明るいと、照らされた路面が暗く感じます。
作業時間は小1時間ほど。材料費も税込み210円なのでコストパフォーマンスは良い。
あとは耐久性ですが、材質が柔らかいので、何度もライトの脱着を繰り返していると取り付け部の穴がグダグダになりそう。それに、サドルバッグに入れているときなど保管時に変形しそうです。
私の場合は、庇をライトのテールスイッチ側に被せ、その状態でライトに付属していたケースに入れ、さらにコンビニ袋に入れてからサドルバッグに放り込んで持ち運んでいます。
最後に、このページを参考に自作されても結果を保証するものではありません。あくまでも自己責任で・・・とお約束のお断りで、お好きにどうぞ。
2010年10月29日 サイコン&ライト
自転車用ライト iTP SA2 Eluma
日が落ちるのが早くなって、スタート時刻が遅いと、帰ってくる頃には暗くなってる、なんて季節になりました。
無灯火は法律違反だし、自分を危険に晒すだけなので、当然ライトを点けます。
自転車乗りの間では自転車専用ライト派と懐中電灯派に別れるようです。私は懐中電灯派です。
それぞれメリット・デメリットがあります。懐中電灯のメリットは、同価格帯なら専用ライトより明るいものがあること。
デメリットはランタイムが短い。でも一晩中走るような使い方はしないし、エネループなどの充電池を使うし、予備を持ってでるのでそんなに気にならない。あと、自転車に取り付ける方法を考えなくてはならないこと。
先日、「iTP SA2 Eluma」という2AA(単三電池2本用の意)のLED懐中電灯を買いました。
今まで「AKOray K-106」という1AAのLED懐中電灯を使っていて、明るくて安価でコンパクトなのは良かったのですが、使い方がよくわからない、振動でモードが変わる、肝心なときに点灯してくれない、ということがありました。
とても困ったちゃんだったので、信頼のおけるものが欲しかったのです。
「iTP SA2 Eluma」にした理由は3つあります。まず、明るいこと、次に安いこと、そして電源と調光のボタンが別々であること。
無灯火で走ることに平気な人は気にならないだろうが、私はとにかく明るくないと嫌なのです。
灯りのない河川敷のサイクリングロードを暗いライトで走ると、見える範囲がすごく狭く、変な無重力感に襲われるのは私だけですかね。
「iTP SA2 Eluma」はMAX190ルーメンの明るさがあります。190ルーメンと言われてもわかりにくいが、灯りのない河川敷のサイクリングロードを安心して走ることができる明るさがあります。
明るさは3段階(5、35、190ルーメン)に切替可能で、さらに調光ボタンの長押しで無段階に明るさを調節できます。
5ルーメンははっきりいって自転車では役に立たない。35ルーメンは街中では自分の存在をアピールするには良いと思う。
本当は100ルーメンのモードが欲しいが、無段階調節で実現はできる、ということで。
ストロボモードというのもありますが、これも自転車では使えません。明るさが最大で、点滅スピードがモウレツに速いので「ポケモンアタック」と呼ぶ人もいます。実際、気分を悪くさせるための用途であるという話も聞きますが。
懐中電灯派の定番ライトは「FENIX LD20」とか「OLIGHT T25」などのようです。
「FENIX LD20」の最新版「FENIX LD20 R4」がMAX205ルーメンで7,000円前後、「OLIGHT T25」の最新版「OLIGHT T25-T V2010」がMAX210ルーメンで6,000円前後の通販価格で販売されています。
「iTP SA2 Eluma」はMAX190ルーメンで、僕は送料込み3,980円でゲットできました。
電源と調光のボタンが別々であることのメリットは操作がわかりやすいことと、自転車に乗りながら明るさを変えることができること。
実は先に使っていた「AKOray K-106」は電源ボタンと調光ボタンは同一で、強く押して電源のON/OFF、半押しでモードの変更、半押しで素早く何回か押して設定モードとか、微妙なボタンの押し加減で色んなことをするのです。なのでわかりにくい。
「iTP SA2 Eluma」はテールスイッチが点灯・消灯の電源ボタン。サイドボタンは調光ボタンになっていて、押すたびにLow→Med→High→ストロボ→Low…と切り替わります。
調光ボタンをHighにして消灯し、再点灯したときはHighで点灯するように、直前の消灯時の調光モードをメモリします。また、サイドボタンを押しっぱなしにすると、明るさが連続的に変化します。ただし、この時の明るさはメモリされないようです。
使ってみてのインプレッションは、明るさは予想通り充分なもの。
前照灯として使うのだから、配光も気になるところです。「iTP SA2 Eluma」の周辺光は、通常であれば問題なさそうですが、きついコーナーだと先が見えない。多分、灯りのない道を走る人は、それ用に多灯にするんだろうね。
質感が安っぽいという意見もあるようですが、私には充分。全然気になりませんでした。
テールスイッチはむき出しなので、そのままサドルバッグなどに入れると、中で押されて点灯してしまい、使うときに電池切れなんてことになるかも。
電池蓋は本体後端で、これを緩めておけばスイッチが押されても点灯する心配はなくなります。
自転車の取り付けには「UNICO バイクライトホルダー」が使えました。
クリップのある部分で巻き付けています。このクリップは外せないので、ベルクロをクリップの下を通し、上に戻すようにして走行中の脱落防止としています。
さらに付属ストラップで二重に脱落対策をしていますが、このストラップが取り付けにくい。
その他で気になる点というか、気を使う点は前方からの眩惑対策。懐中電灯の場合、35ルーメンで前方2mくらいを照らすようにしても、前から見るとかなりまぶしい。190ルーメンだと尚更です。
この対策に有効な手段のひとつは庇をつけることです。「iTP SA2 Eluma」用の庇をDIYしたので次回はこれについて書きます。
■参考WEBページ
・サイクルベース名無し
・懐中電灯・汎用ライトを自転車前照灯に
2010年10月20日 愛知
猿投グリーンロードと戸越峠
かねてから自転車で走りたいと思っていた、猿投グリーンロードに行ってみました。
走ったコースは下の地図。本当の予定はこちらの地図でしたけど、通行止めだったり、道を間違えたり。
今日は最初から峠へ行くつもりなので、アップダウンは覚悟の上。でも本当は坂は苦手です。無理をすると、すぐに膝が痛くなってしまうので、力まずクルクルペダリングを心がけます。
最初の坂はリニモの「公園西」駅あたりから始まります。目の前に中学生男子5〜6人の自転車軍団に遭遇しますが、さすがロードバイク、難なくパス。すごいぜ俺。
猿投グリーンロード本線は自転車通行禁止と聞いていたので、歩道を走ってきたら、猿投グリーンロードへの入り方がわからなくなりました。
高架になっている猿投グリーンロードから離れてしまわないように、適当に走っていたら本線に上がる階段を発見。料金所の手前で復帰できました。
後から調べたら、「八草」交差点から入る道がちゃんとありました。
料金所を抜けるとすぐに登り坂が2kmくらい続き、登りがあれば今度は下り坂。「1.2km下り坂注意」の標識が出てきます。
ここのサイクリングロードは本線の片側(八草から入ると左側)にしかありません。ということは対面通行。路面状態は特別悪いわけでもないですが、最高でもないし、道幅もあまりないのでゆっくり安全運転が吉。
次に迷ったのがインターチェンジ。サイクリングロードはランプウェイに沿って本線から外れてしまい、道なりに走っていると、どっかに誘導されちゃうぜ。
加納ICのような本線の南側にしか出入り口がないところは、本線をくぐる手前に、「これがそう?」というような本線に戻る道がありました。
本線の両側に出入り口があるICは、ランプウェイをくぐるトンネルがあり、中にはトンネルの先が階段になっているところも。
行き方がわからなくて、ICでは本線を走ったという話も聞ききますが、危険だから、よい子は真似しないようにしよう。
中山ICを過ぎてしばらく走ると「西広瀬パーキングエリア」に到着。猿投グリーンロード唯一のパーキングエリアで、ドリンクの自販機とトイレがありました。
トイレとエネルギー補給のためにちょっと休憩。
今日の最初の目的地は笹戸温泉。矢作川手前の枝下(しだれ)ICで猿投グリーンロードを降り、県道11号を少しだけ走り、最初に遭遇する橋(両枝橋)で対岸へ渡ります。
矢作川左岸の県道355号は11号に比べ、道は細く路面状態も特別良いわけでありませんが、交通量が少なくサイクリングによい道路です。特に夏場は日陰が多く、涼しくって最高。
しかし、この日は途中から崖崩れのために通行止めだったので、その区間だけ11号を走って笹戸温泉に到着しました。
しばし休憩をし、次の目的地「戸越峠」へ向けて出発。したのですが、途中でアクシデント発生。ハンドルに付いているはずのバックミラーが付いてない。
休憩したところまで戻り、自転車をとめた辺りを探したら、ありました。よかった。バックミラーは便利です。ないと困ります。
11号を矢作川下流に戻り、「上川口梨ノ木」で右折。県道33号のアップダウンを繰り返して「森岡飯野町」の交差点へ出ます。交差点近くのコンビニでエネルギーと水分の補給。休憩中に3人の自転車野郎が峠を目指して通り過ぎていきました。
戸越峠を下りるまで、コンビニはここともう少し先の「ミニストップ」しかない。8月に峠越えしたときは、ドリンクが切れたり、足が攣ったりで散々でした。
戸越峠は結構ダンプカーとかよく通ります。豊田方面から瀬戸へ抜ける道は他になさそうなので、仕方ないか。とにかく頑張って登ります。
頂上には頂上を示す標識らしきものは無さそうです。「瀬戸市」(反対側は「豊田市」)の市境を示す標識だけでした。
下りは、厳しいカーブもないし、道も良いので爽快です。まあ、そんなにスピードも出さないが、それなりに楽しい。
東海環状自動車道の高架をくぐり、「赤津町」交差点の手前で右折。また登り坂です。狭い道をダンプカーが追いかけてきます。
国道248号をまたぎ、「品川カントリークラブ」の角の交差点で曲がる方向を間違えちゃった。「中水野」方面へ出る予定が、気がついたら「尾張瀬戸」でした。戻る気力もなかったので、そのまま帰って来ちゃった。
ルートラボによると、最大標高差335m、獲得標高1048mと表示されています。
迷走距離:94.28km Av:19.4km/h
昨日と連チャンでサイクリング。今日は清洲城へ行きました。
ルートは矢田川河川敷から庄内川自転車道を通って庄内緑地公園へ。県道67号に出てキリンビールを過ぎると清洲城です。
澄み渡った青空を背景にスクッと凜々しい清洲城。
清洲城前の清洲公園へ渡る橋は真っ赤な欄干。
帰りは国道302号の側道を南下。ところどころストレートに行けませんが、JR関西線の春田駅付近で名古屋方面へ。尾頭橋のフクイサイクルに寄って帰宅。良い天気でよかった。
迷走距離:52.50km AV:16.91km/h
三重県東員町のコスモスまつりを見に行くつもりで出かけました。
だけど、出発した時間が遅かったのと、多度の坂のあたりでモチベーションと力が尽きました。
多度大社で写真撮ってから長良川自転車道で東海大橋に出て、庄内緑地公園経由で帰ってきました。
迷走距離:95.94km AV:19.40km/h