自転車で走るときの水分補給は、いつも粉末のドリンク剤を水で溶かしたものをボトルに入れて持っていきます。
本来は水分補給と同時に、必要な栄養素とかエネルギーを一緒に補給しようというのが狙いだったのですが。
スポーツドリンクにはアイソトニックとハイポトニックとがあります。アイソトニックとハイポトニックの詳しい解説はグーグルなどで検索していただくとして、簡単に説明すると浸透圧の違いを示しています。
アイソトニックは人間の体液と浸透圧がほぼ等しく、ハイポトニックは人間の体液より浸透圧が低いものをいいます。運動中は汗をかいて体内の浸透圧が下がりますから、効率よく水分を補給するにはハイポトニック飲料の方が良いということだそうな。
ちなみに、アイソトニックはアクエリアスやポカリスエットなど、ハイポトニックはスーパーH2Oやアミノバイタルウォーターチャージなどです。
BCAAってご存知か?BCAAはロイシン、イソロイシン、バリンの3種類のアミノ酸のことです。これも詳しい解説はグーグルなどで検索してね。
それで、BCAAは筋肉中にあり、運動時にエネルギー源として消費します。だから、それを補うためにBCAAの摂取が必要、ということです。
次にミネラル。ミネラルには、カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、カリウム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデンなどたくさんの種類があります。
運動で汗と一緒にミネラルを体外に放出すると、足が攣ったり、いろいろ体に変調をきたす原因になります。
これらの対策として、相応しいドリンクを持って出掛けよう、というのが目的な訳です。
ところが、良いものはやっぱり値が張るわけで、今度はフトコロの変調をきたす原因になったりします。それで、アミノ酸やミネラルやフトコロ具合や運動能力やなんやかや、いろいろ折り合いを付けるドリンク遍歴となったのです。
最初はグリコの「CCDドリンク」を使っていました。BCAAとエネルギーを一緒に補給できるというハイポトニック飲料です。
たぶん、自転車乗りには良いものだと思いますが、高いのがネックです。もちろん価格は私基準だから、もっと高いものを使われている方もいるだろうが、僕にとっては高いほうです。(^^;)
その次は、味の素「アミノバイタルウォーター」。アミノ酸3000mgです。「CCDドリンク」が1袋500ml用でしたが、こいつは1袋1リットル用。
BCAA入りといっても、入っている量は製品によってすごく差があります。例えば「CCDドリンク」はロイシン:60mg、イソロイシン:40mg、バリン:40mg。「アミノバイタルウォーター」はロイシン:640mg、イソロイシン:520mg、バリン:420mg。10倍くらい違うね。
その次は、大塚製薬の「アミノバリュー BCAA:2000mg」。1袋1リットル用。
BCAAは「アミノバイタルウォーター」より少なく見えますが、「アミノバイタルウォーター」は1リットルで、「アミノバリュー」は500mlでの値なので、1リットル換算では4000mgなのです。「アミノバリュー」のBCAAはロイシン:1000mg、イソロイシン:500mg、バリン:500mg。
こいつは販売中止になってしまい「アミノバリュー パウダー8000」に模様替え。BCAAとともにお値段も大増量になって、手が届かないところへ行ってしまいました。
この間までは、大塚製薬の「ポカリスエット」。1袋1リットル用。
上の3つはハイポトニック飲料でしたが、こいつはアイソトニック飲料。BCAAとか入っていないポピュラーなスポーツドリンクだね。
今までBCAAにこだわっていましたが、これにした頃からフトコロ具合が最優先事項になってしまい、近所のドラッグストアで売り出し商品になっているときに買っていました。
そして、久し振りに行ったスポーツ・デポで「kentaiスポーツドリンク」というのをみつけ、安かったので買ってきました。「kentai」は「株式会社 健康体力研究所」のブランド名なんだね。
1袋1リットル×5袋入りで378円。今までのポカリスエット並か少し安いぐらいか?
これもBCAAは入っていませんが、カルニチン35mg(脂肪燃焼効果)とかクエン酸670mgとかビタミン11種、ミネラル入りとパッケージに書かれています。クエン酸は科学的根拠がないとかで、信用度低いけど。ミネラルはポカリと同じような配合量です。
パッケージに水1リットルで溶かせばアイソトニック、1.2リットルで溶かせばハイポトニックと記載されているのが珍しい。ペットボトルのアイソトニック飲料も、水で2倍に薄めればハイポトニックと言われています。
味も薄められるので運動中であれば充分飲める味ですが、普通では微妙なお味でした。
「kentaiスポーツドリンク」はグレープフルーツ風味と書いてあります。実際はドロップの味のようで、グレープフルーツ?てな感じ。1.2倍に薄めても、まあ飲めるお味でした。
しばらくは(少なくとも全部飲みきるまで)これでいってみようと思います。
自転車乗りに有名なボトルと言えば、シロクマ印のポラー・ボトル。
宣伝文句ほどではないにしても、多少なりとも保冷効果があると、愛用者の多いボトルです。
でも、スポーツドリンクを入れて使っているうちに、内部に黒い汚れが付いてくるよね。
これの正体はいったい何なのだろう?カビでだろうか?水洗いだけで乾燥させていると、必ずわいてきます。
ボトルの内部はたくさんのくぼみがあり、掃除しにくいったらありゃしない。
自転車仲間が教えてくれた掃除技は、
・卵の殻を細かく砕いて、水を少し入れてひたすらシェイク。
・水は多すぎるとだめで、殻の量と同じか少し多いくらいが良い。
教えられた通りにすると、本当にキレイになりました。でも、この技、汚れが付いてから汚れを取るという技なので結構大変です。
それで最近やってる掃除方法は、水洗いの際にガラス製哺乳瓶用のナイロンブラシでゴシゴシ洗う。
僕が使っているナイロンブラシはピジョンの製品(下の写真のもの)ですが、子どもが乳児だった頃に使っていたものなので、もう市販されていない古いモデルのようです。
現在のビジョン製のナイロンブラシはこれ。たぶんこれで代用可能と思います。
・ピジョン ガラス製哺乳びん用 ナイロンブラシ
こいつを使って、回転させながらグルグル、前後にシャカシャカ。何度も何度もこすります。
グルグル、シャカシャカ、デュワーと洗いはじめてから、黒い汚れが付かなくなりました。
最近使いはじめた技なので、予断を許しませんが、今のところうまくいっています。
まだ経過観察中なので真似される方は自己責任で。もし黒い汚れがつくようになっても怒らないでね。
それからこのボトル、飲み口をひねって引き抜けば分解できるので、ついでにキレイにしてやるのですが、なかなか楽に抜けない。簡単に分解できる方法ってないのかな?
<2011年1月31日追記>
この方法で洗っていたら底の角部分が汚れてきました。ブラシがうまく届かないか、力が入らないようです。柄の付いたスポンジブラシを使ってもキレイにならない。orz
それで、食器用漂白剤を入れて(もちろん水と混ぜて)一晩おいたら、あらまピカピカ、キレイになった。どうしてもキレイにならないとき、または定期的に漂白剤に浸けるのが良いかも。
2010年11月23日 愛知
小原町の四季桜と香嵐渓の紅葉に行ってきました(後編)
11月20日(土)に行った小原町の四季桜と香嵐渓の紅葉サイクリングの続きです。(前編はこちら)
汗ばむほどの陽気につられ、「川見四季桜の里」へも足を伸ばしました。
赤や黄色に色づいた葉、まだ色づいていない緑の葉、四季桜の白、そして青い空、白い雲の見事な色彩のコラボレーション。
ちょうどお昼頃で、陽当たりもよく風もなく、ほんとうに行楽日和、自転車日和。最高!
自転車を止めた所へ戻ってくると、先に駐輪していたロードバイクの持ち主が戻っていました。
彼は西尾の方で、豊田市の水源公園に車をデポし、ここまでやってきたそうです。
これからの行程やコースの情報交換などし、しばし歓談。同じ自転車乗りというだけで初対面の方と普通に会話できます。不思議だね。
路上ですれ違うときに会釈したり声を掛けたり、反応しない人もいますけど、それでも楽しい。
さて、今度はここから香嵐渓に行くので、ここの出店で食事していくことにしました。
うどんが1杯500円。普通のうどんでした。ただし、お店がここにしかないせいか、うどんが出てくるまで思いの外時間が掛かってしまいました。時計を見たら12時46分。
国道419号を少し戻り、途中から県道354号へ左折し矢作川へ出る予定。道の入り口には落石警告の電光掲示板が出ていました。だいじょうぶかな?
最初は登りですが、すぐ下り坂。気持ちよく下っていったら、右折するところを通り越してしまいました。しばらく行って不安になり戻ることにしました。
ちょうど坂を下りきったあたりが右折ポイントでした。反対側から来ると「本城小学校」の案内標識がありました。
この道は山間の田舎道といった風情です。車も来ない。アップダウンも少ない。周りは木々で覆われているので、ひんやり涼しい。夏場ならたぶん最高(今日も最高)。冬場だと寒いかも。凍結とかもあるのかな?
突き当たったら笹戸温泉方面の標識に従って左折。途中1ヶ所で工事してました。落石の処理かな?わからない。
坂をだーっと下っていくと県道11号に無事に出ることができました。
10月に矢作川左岸で一部通行止めだったのですが、念のため渡ってみると、まだ復旧していないようで、まだ通行止めの看板が出ていました。
県道11号を下川口まで走り、ここで左岸に渡ります。矢作川左岸の県道355号もサイクリングに最高の道です。少なくとも僕は好きです。
ここで気分良く走っていたら、また曲がるところを通り越しちゃいました。標識が出ていたので、すぐに地図を確認。少し戻るだけで済みました。
県道344号を超えるまでの県道358号も走りやすい道だね。気に入った。一点を除いて。
その一点というのは、途中民家のある辺りを走っていると、どこから現れたのか、白い日本犬(紀州犬?)が2匹、ワンワンと吠えながら(たぶん)こちらへ向かっくる。
1匹は前輪右側辺りでワンワンと。もう1匹は右足辺りを責めてきて接触した感触が。
「やっ!かじられたか?」
もう一生懸命ペダルをこぎました。犬どもはテリトリーから追い出して目的が果たせたのか、しばらくして追跡をやめました。足はかじられていませんでしたが、びっくりしました。はっきり言って恐怖です。
「犬を放し飼いになんかすんなよ!バカヤロー!」な気分です。カウベルも犬には効果なし!クマにはだいじょうぶかな?
気を取り直して先を急ぎます。秋は昼を過ぎると暮れていくのが早く感じられます。開けた場所に出ると、ここも秋景色だね。なんとなく切ない気分になってきます。
県道344号をまたぐと2kmちょっと登り坂になります。それなりにしんどい。道は広くなりますが、ダンプも走ってくる。小原からここまで犬2匹しか見なかったので、急に文明に接したような気分。頂上を過ぎれば追分まで一気に下りです。
さすがに香嵐渓!車の量が半端ない。とにかく車が繋がっている。追分から香嵐渓までの国道153号は道幅が狭いので、自転車にも歩行者にも辛い道です。
巴川左岸に渡る橋のところまで車と一緒に国道153号を走るしかない。しかし、路肩は側溝の蓋の連続状態で、ロードバイクのようなタイヤの細い自転車には適しません。あやうく併走するバスに接触しそうになりました。
この場合は車と車の間に入って自己主張すべきです。断固として道路を占有すべきです。その方が路肩を肩身狭くして走るより、かえって安全です。今度からそうします。
巴川左岸に渡り、足助警察署の前を通りますが、こちらの道も大型バスが入り込んでいて、まともに走らせてくれないね。それでも国道153号より数倍ましだけど。
香嵐渓の入り口まで来ると、大型バスと人の多いこと。バスの駐車場を通り抜け、奥の仮設トイレの裏あたりに自転車がいっぱいつながれていました。僕と同じような自転車乗りのスタンドのない自転車たちだね。
僕も隙間を見つけて自転車をくくりつけ、人波にのまれてみました。
待月橋までの道の脇には出店が並び、まるでお祭りのよう。人波の流れも牛歩のごとし。
しかし、人多すぎ。これではどれだけ時間が掛かるかわりません。もう3時前、帰りの時間も気になってきたので、待月橋が望める辺りで写真に納め、撤退することにしました。
「川見四季桜の里」で会った方に自転車乗り御用達のお菓子屋さんを教えていただいたのですが、これもこの次の機会としました。
帰りも来たルートを逆にたどり、今度は追分までは車の間に挟まれながら走行しました。
国道153号と併走する脇道(生活道路)が一部あるのですが、最初は国道の左側にあり、途中で右側に移ります。最初はこの脇道を走っていたのですが、右側に移るのが面倒なので、力石ICまで国道153号を走ってきました。
さあ、いよいよ猿投グリーンロードを全線走ります。さんざんアップダウンしてきた後なので、ちょっとへばってきています。自転車は往った分戻らなければならない、下った分登らなければならない。最後の難所が辛そうだなぁと思いながら走ります。
途中西広瀬PAでトイレ休憩。足のストレッチをしてコンディションを整えます。
加納ICを過ぎ、難所に突入。帰りの登りの方が距離があるんだよな、とか思いながら、ギヤはいつしかもう後がない。
ヘロヘロ登っていると、後ろからロード乗りの若いのが「お疲れ様です」と追い抜いていきます。ダンシングで軽やかに登っていったと思ったら、たちまち視界の彼方へ消えていきました。
しばらくするとまたもう一人若いのが、今度は無言で追い抜いた。彼はしばらく視界の中にいましたが、じきに消え去りました。おじさんヘロヘロですから、声掛けてくれないと、フラフラ寄ってちゃうよ。
何度か「足着いちゃえよ」と言う悪魔の囁きに耐えながら、ついに最後まで走り抜きました。
長久手に着く頃には薄暗くなってきました。最後に寄ったコンビニで水分補給。そしてライトを装着し、家に着いたのは5時半頃でした。
迷走距離:105.91km Av:18.47km/h
2010年11月22日 愛知
小原町の四季桜と香嵐渓の紅葉に行ってきました(前編)
行ってきました。11月20日(土)に小原町の四季桜と香嵐渓の紅葉を観に。
朝からお日様サンサン風もないし、絶好の自転車日和。こんな日に走らないでいつ走るんだ、というぐらいの良い天気。
本当は朝8時くらいに出発したかったのだけど、スロースターターな悪い癖。ドリンクの準備をしたり、タイヤにエアーを入れたりしてたら、午前9時少し前になってしまいました。
まずは一路、愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)を目指します。公園に近づくにつれ登り坂になってきます。歩道では自転車に乗った地元の高校生が、立ちこぎで登っています。それを車道から追い越していく。
ロードバイクは坂道で楽できていいね。クロスバイクを始めた頃は、多分これくらいの坂でも息を切らしていました。
県道6号に入り、リニモの公園西駅あたりからはさらに勾配がきつくなります。ダンシングは苦手で、かえってリズムを乱すので、どんな時もシッティング。とにかくクルクル回す。
愛・地球博記念公園駅で左側歩道が工事中のため通れなくなっていました。反対側の歩道に誘導され、陶磁資料館南駅で元の歩道へ戻ることができました。
以前、猿投グリーンロードの八草ICからの入り方がわからなかったのですが、今回は入り口がわかりました。
歩道から車道へ出る手前、右の壁面に入り口のトンネルがありました。これを抜ければ本線の歩道に繋がっているんだね。ひとつお利口になりました。
八草ICでは年配のクロス乗りの方が走っておられました。道の脇によって抜かせてくれましたが、この方も小原に行くんだろうか?と思いながらパス。
加納ICで猿投グリーンロードを降りますが、その間には猿投グリーンロード最大の難所、2つの坂を越えなければなりません。でも、まだ走り始めで体力もあるし、余裕で越すことができます。
峠道でも景色は秋の風情だね。天気が良いと、やっぱり気持ちいい。
加納ICを降りた交差点で小原方面へ向かうロード乗りの集団が信号待ちしていました。県道349号に入る交差点で追いつかれましたが、先に行って振り返るとついてきていない。「あれ?」と思いながら坂を登っていくと、目の前の左側の道から現れ、先へ行ってしまいました。
後から地図を調べたら、猿投神社の前を通る裏道があるようです。そっちの道の方が坂が楽なのかなぁ?
しばらく走ると国道419号と交わる深見交差点へ。ここで左折。ここでも、また2人のロード乗りと遭遇。彼らは交差点を直進していきました。
国道419号は車の量がそこそこ多いね。バスとかも多いので、四季桜目当てだろうか?夏に走ったときは、もう少し少なかったような。
藤岡飯野までの左側には結構広めの歩道がありました。車道を走るのが苦手な人には良いかもしれない。藤岡飯野から先は今度は右側になってしまうんだけど。
藤岡飯野からしばらく行くと、路肩に「小原ふれあい公園まで8km」の看板が。その先1kmごとに看板が立っていてカウントダウンしてくれる。こういう看板があると、ちょっとがんばる気がわいてきます。
「小原ふれあい公園まで1km」の看板あたりから車が渋滞してきました。左側に広い歩道があるので、そちらに待避。ノロノロの車を尻目にスイスイと。行楽地はやっぱり自転車だよね。
渋滞の列はやっぱり小原ふれあい公園の駐車場に入る列でした。実は翌日の日曜日に、今度はカミさんを連れて車で行ったのですが、その時は3時前の時刻で5kmあたりから渋滞していました。
小原ふれあい公園には午前11時頃到着。いいペースです。駐輪場らしきものが見あたらなかったので、役所南側の屋外トイレ前のスロープの手すりに自転車をくくりつけました。
上は小原ふれあい公園で撮ってきた写真。桜と紅葉のコラボレーションきれいだね。観光客の皆さん誰もが写真を撮っています。中年のカップルに写真撮影を頼まれちゃった。
四季桜を初めて見ましたが、花は小さくて可愛いね。小原ふれあい公園の四季桜は、観光パンフレットによると300本あるそうです。
役所の奥の広場で土産とか売っていました。同じテントでぜんざいを100円販売していたので食べた。野沢菜漬けも付くし、安くておいしかった。自転車乗りのエネルギー補給にはピッタリです。
小原四季桜まつりの会場は「小原ふれあい公園」だけじゃなく、観光パンフレットでは複数ヵ所あるようです。
パンフでは「川見四季桜の里」には桜が1200本あるらしい。「小原ふれあい公園」から4km先に(登りだけど)行くだけだし、せっかくなので足を伸ばすことにしました。
「川見四季桜の里」は「瑠璃光山薬師寺」というお寺のあるお山でした。
自転車をどこへ止めようかと辺りを見回すと、参道の階段横の看板にすでに先客が止めてあります。僕も便乗して看板にくくりつけ、まずはお寺の本堂へ参拝してきました。
お寺の階段は3セットあり、第1セットは本四国八十八ヶ所にちなんで88段。第2セットは女子三十三才の厄除け階段で33段。最後の第3セットは賢明な読者はすでにお気づきの通り、男子四十二才の厄除け階段で42段。合わせて163段の階段でした。
自転車で使う筋肉と歩く筋肉は違うようで、いくら100km超える距離を走れるようになっても、階段を上るのはすぐしんどくなります。お尻の付け根側、太ももの外側が辛い。
階段の上から見下ろした景色。
山門から境内を見た景色。紅葉がきれいです。本堂は左手の方にあります。
(後編へつづく)
ここまでの距離:約40km
11月13日は午前中に家の用事があって出られず、昼過ぎから出撃。犬山寂光院へ自転車で行ってきました。
コースは下ですが、実際はトラブルもあり、少し寄り道してしまいました。
気象協会の天気予報では「晴れ」なのですが、実際はお日様なんて見えない。空全体が雲に覆われて、完全に「曇り」です。それでも天気予報を信じて出掛けることに。
いつも入鹿池に行くときは、桃花台を抜けていきます。でも、あんまり走っていても楽しいコースでもないので、ちょっと変更。
大草で曲がるところを直進し、名古屋造形大学の横を通って行く。愛知文教大学の前は少し登り坂になりますが、まだこの先に坂が待ち受けているので、がんばらない。
野口を過ぎるとちょっときつい登り坂になります。以前はこの坂でもヘロヘロで、途中で休憩を入れたものですが、今日は休みなし、しかもギヤも使い切ってないぞ。
対向のローディーたちが挨拶をしてくれたので、こちらも会釈します。
池野で右折、少し登れば入鹿池に到着。池はワカサギ釣りのシーズンに入り、ボートでいっぱい。駐車場も車でいっぱいだね。まだ紅葉には早いようです。
トイレを探したのですが、公共トイレはないようです。本当に用を足したければ、お店に入るしかないのかな。
入鹿池をあとにして郷中新橋南で左折、しばらくして入鹿大橋。前から背の高いMTB乗りが来たと思ったら、外人さんでした。
「こんちわ」と言ったら、「こんちわ」と返してくれました。
こんなところを走っているなら、日本語が通じると、なんとなく咄嗟にそういう気がしたのです。
今井の交差点まで登りが続き、交差点を左折すると、少しいやっほーな短い下り坂。田舎な雰囲気になったところで右折。どんどん進むと尾張パークウェイの高架が見えてきました。
高架の手前で左折し、しばらく進むと尾張パークウェイの標識が見える。そこを左折すると、そのまま尾張パークウェイ本線に合流する。
尾張パークウェイは2008年6月に無料開放された元有料道路。作りも中央分離帯はないが、自動車専用道な感じです。
そんなふうなので、走ってる車も高速ノリな感じです。途中の清水ICのランプウェイから猛スピードで流入する車がありました。あぶないな。車側からすれば、「なんで自転車が走ってんの」と思っているかも。
インターチェンジのランプウェイは草ぼうぼう。本線も草が脇から飛び出しているところがありました。管理されていないと、こんなもんかね。
でも路面自体は走りやすかった。アップダウンはありますが、そんなにきついところもないし。地図上では長く感じた距離も、たちまち終点でした。
終点のT字路を左折し寂光院へ。この道は「もみじロード」と言うらしい。
犬山寂光院は「継鹿尾山 八葉連台寺 寂光院(つがおさん はちょうれんだいじ じゃっこういん)」が正式名称で、1350年前に建てられたそうです。
「尾張のもみじでら」とも呼ばれ、有名な紅葉スポットのようです。行ったときも、50台ほどの駐車場はいっぱいで、入り口で車が列を作っていました。
自転車を駐輪するところは道からの入り口にありましたが、スタンドのない自転車には無理です。僕は駐車場の奥にあるフェンスのところに結わえさせてもらいました。
肝心の紅葉ですが、見頃は11月中旬から12月上旬とのことで、現在は見頃始め・六分とのこと。まだちょっと早かったね。
木によっては真っ赤だったりしましたが、天気がよかったら、もっとキレイだろうと、ちょっと残念。
長い階段を上り本堂へ参拝してきました。階段がいくつもあるのですが、坂ごとに名前が付けられているのです。「恵比寿坂」とか「毘沙門坂」とか、七福神だね。
犬山と言えば桃太郎神社と犬山城ですが、寂光院から少し足を伸ばした程度の距離だから、一応行ってきました。
寂光院で時間を費やしすぎてしまったので、もう帰りは暗くなること確実なので、桃太郎神社とは少し端折りました。
天気が良くないので日が暮れるのが早い。冒頭に書いたトラブルですが、県道27号を南下している途中であることに気づきました。
「ライトホルダー持ってきてない!」
スタート時刻が遅かったから、帰りが遅くなるのは織り込み済みで、iTP SA2 Elumaは持ってきています。だけど、それを自転車に取り付けるものを忘れてしまいました。
この感じでは、小牧あたりで真っ暗になりそう。そうだ、小牧には有名な自転車屋が2軒あるから、きっとホルダーはあるはず。
寄り道して最初に行った「じてんしゃひろば 遊」はお店が閉まってる!なんと13・14日は臨時休業。次に行った「カミハギサイクル」は、お目当ての商品は欠品。
ライトはあるので、とにかく手持ちのもので何とかすることにしました。
最初はハンドルにライトをコンビニ袋で縛り付け、落ちたり左右に振れないように、ライトのストラップをステムに巻き付けた。
これは光軸が上に向きすぎて足元が暗く、街灯がないと真っ暗。明るいところじゃないと走れない。
次に、僕の自転車はシマノのSTIなので、シフトケーブルがハンドルの前で交差しています。そのケーブルにライトをコンビニ袋で縛り付けることにしました。今度はライトのストラップはサイコンのブラケットに巻き付けました。
今度は地面をちゃんと照らしてくれましたが、走っているうちにどんどん頭が垂れてきて、すぐ手前の足元しか照らさなくなってしまいます。
そこで、またひらめいた。iTP SA2 Elumaにはクリップが付いています、これでケーブルを挟んだらどう?
これで安定して路面を照らせるようになりました。普通のペースで走行できるようになり、無事帰宅できました。
迷走距離:70.92km Av:19.15km/h