眼鏡市場 ALL-DRIVE

10年ほど前に軽い白内障と診断され、それ以来進行を遅らせるための目薬治療を続けています。

1年8ヵ月前に「OGK Kabuto Bit Visor-V」のエントリーで「庭の草木を眺めて、光の加減で景色が白被りしていることに気がついた」と書いたけど、今から思えば目の中で光線が乱反射していることを自覚するくらい白内障が進行していたことなのでしょう。

医師からは「少し色の付いた眼鏡にしてみたら」とも言われていました。最近は夜のクルマの運転が苦手。雨が降っていたらなおさらです。

ちょっと前5チャンネルの自転車板アイウェアスレッドで眩しさ軽減の話題があり、その対策にイトーレンズの「ネッツペックコート」と東海光学の「アクティビュー・ナイトドライブ」がどうかと提案されていました。

どちらも夜間だけでなく昼間にも対応し、24時間使えるレンズです。調べると「ネッツペックコート」は少し価格が張るような感じで、「アクティビュー・ナイトドライブ」は遠近両用レンズだと4カーブになるとか目の状況によって対応が限られるようです。

そんな自分の目の状態で新しいサイクリング用アイウェアを考えていたわけです。
明るい場所から暗いトンネルへの対応とか、遠くの信号や標識と手元のGPSサイコンの地図をハッキリ見たいとか、あんまりお金を掛けたくないという自分の希望に「OGK KABUTO AERO-R1」が解決策をもたらせてくれたのでした。

「OGK KABUTO AERO-R1」はシールド付きのヘルメットで、シールドに干渉せず普段使いの眼鏡をそのまま使用できます。
暗いトンネルへ入るときはシールドを逆さに付け替え、眼鏡を遠近両用レンズに換えればアイウェア問題はクリアできます。

そして、遠近両用レンズを眩しさ軽減レンズにすれば、夜間のクルマの運転や普段の生活から使え、一度にいろいろな問題がクリアされます。
サイクリング用アイウェアと用途を固定すれば高いものになりますが、普段使いもできればコストパフォーマンスが良くなります。

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さて、実際に採用したレンズは眼鏡市場の「ALL-DRIVE」。「ALL-DRIVE」は眩しさを軽減する24時間使用可能なクルマの運転に適したレンズです。
特定の光りの波長をカットし、日中の眩しさや明るいヘッドライト、街中のイルミネーション、雨の日の路面の反射などを軽減し、信号などの必要な光はハッキリ見えるレンズです。

「アクティビュー・ナイトドライブ」と特性やカラーがソックリなので、眼鏡を作るとき店員さんに尋ねたところイトーレンズ製らしいです。

「ALL-DRIVE」の魅力は特性もさることながら、基本料金のフレーム+レンズ代に特殊加工価格3,240円をプラスするだけで済むところ。
フレームをチタンフレームのTAT-M103にして、ちょうど店舗改装セールでフレーム代が10%OFFだったので、合計17,820円で作ることができました。

眼鏡製作期間は1週間。昨日のサイクリングで実戦投入してきました。

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「ALL-DRIVE」は淡いグリーンカラーが付いています。写真上が普通のクリアレンズ。下が「ALL-DRIVE」です。これぐらいの色目ですが運転免許更新などの写真撮影にはまずいようです。

視界が若干黄色っぽく見え、芝生の緑が鮮やかになります。掛けた当初は意識するかも知れませんが、次第に気にならなくなります。
昼間では見え方が若干ソフトになった印象です。クルマで晴天時、雨天時の夜間運転もしましたが、ヘッドライトなどのギラギラした感じがソフトになって見やすくなりました。

AERO-R1の標準シールドを通した場合、日中はもちろん、シールドを外さなくても良いようなトンネル内でも問題ありませんでした。コントラストが多少上がっているようなのでサイクリングに適しているかも知れません。

遠近両用の効果は、近いところを見るフォーカスが合う場所が狭いので完璧とは言えませんが、前よりは格段に視認性が上がりました。

「AERO-R1」と「ALL-DRIVE」の組み合わせで、出費が4万円以内に納まった上、クルマの夜間運転、普段使用にも対応できるようになって満足しています。

6件コメントがあります

コメント

  • 自分も白内障と診断されて、その時の医師のコメントは「老化による白内障ですね」で、薬も出ず。
    その後、1年でほぼ見えなくなり、自転車に乗るのも怖くて昨年はほぼ自転車に乗らず。
    で、年末に手術をし、「見えるって素晴らしい!」と感じました。
    で、春から自転車再開で、衰えた体に鞭を打っています。
    程度にもよるでしょうが、早めの手術もアリかなと思います。
    ただ、やはり、人造物が入っているので、生体部品ほどの柔軟性はなく、調子よく見える幅は狭いように感じます。
    しかし、目が悪いと、サングラス等々でより出費が必要ですね。
    まぁ、昔から比べると眼鏡の価格も幅が広くなり買いやすくなりましたが。

    2018年6月27日 07:21 AM:ブラザー弟

  • > ブラザー弟さん

    僕は10年近く前に夜間のライトが眩しく感じて眼科に行ったら、程度が初期だったからなのか「進行を遅らせる処置をしましょう」ということで、毎日数回の点眼と4ヵ月ごとの定期検診で今までやってきました。
    視力に変化がないうちは、なるべくメスを入れない方針です。手術の是非は医師によって違うかも知れませんね。

    2018年6月27日 12:55 PM:なで王

  • なで王さま
    自分の場合は、明るさ位しかわからない程度に悪化していましたから。
    片眼が白内障になると、もう片方もおいおい白内障になるみたいですね。
    大丈夫な方も、目薬を使いながら、食べ物に気を使いながらを気にしています。
    なかなか日々の目薬が面倒臭いですね。

    2018年6月28日 07:54 AM:ブラザー弟

  • > ブラザー弟さん

    目薬面倒くさいですね。サイクリングの時も持って出掛けます。
    僕は緑内障の気もあるので、1日に白内障4回、緑内障1回さしています。
    忘れちゃうものですからチェックリスト作ってさすごとにチェック。チェックするのも忘れちゃうのが玉にきず。

    2018年6月28日 09:00 AM:なで王

  • この記事を読んで、昨年から気になっていた『ALL-DRIVE』付きのサングラスを、先ほど作りにでかけてきました。

    私も、白内障で定期検診と点眼治療をしています。眼科では「加齢によるものと診断されましたが、あなたの年齢では早過ぎるよ。」と言われ肩を落としています。

    ただ、私は右目だけに4つの病状があるようで、今まで意識していませんでした。「緑内障」は少し発症していますが進行してりません。ただ、目の中の視神経が生まれつき、他の人の1/3だそうで、疲れが溜ると右目の後ろで編頭痛が起こります。

    2018年7月29日 06:08 PM:うりぼう

  • > うりぼうさん

    眼の病気は進行が気がつかないことが多いようです。
    白内障はレンズを入れて多少なりとも回復できるようになりましたが、緑内障などの病気は元に戻らないものもあります。
    ほんとに眼は大切にしましょう。

    2018年7月29日 07:29 PM:なで王

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