さよならSoftBank、こんにちはIIJmio。[IIJmio音声通話パック編]

注文したiPhone SEが手元に届くまでに、できることを進めることにしました。

IIJmioのファミリーシェアプラン

契約したプランは「ファミリーシェアプラン」。
このプランは、SIMカードを最大10枚、音声通話機能付きSIMは5枚まで契約でき、10GBのデータ量をみんなで共有するプランです。
月額料金は2,560円と回線ごとの音声通話機能付帯料金700円。SIMカード4枚目から1枚につき400円が必要になります。

データ量3GBの「ミニマムスタートプラン」だと月額料金が900円+音声通話機能付帯料金700円なので、ひとりひとりが単独で契約するよりも安くできます。
我が家では問題なさそうですが、データ量を多く使う人がいても対応できるのもメリットです。

通話料金は30秒ごとに20円かかりますが、アプリ「みおふぉんダイヤル」からダイヤルすると、通話料金を半額にすることができます。
ファミリーシェアのSIM同士の通話だとさらに2割引。つまり30秒ごと8円になります。
我が家のようにあんまり電話をかけなくても、安くなる手段があるのはうれしいポイントです。

「みおふぉんダイヤル」でダイヤルすると、発信番号の先頭にプレフィックス番号(0037-691)を自動的に付加してくれます。長い電話番号を打ち込む手間を省いてくれるアプリです。

他社ではオプションで5分間までかけ放題とか、IP電話でサービスしている業者もあります。
我が家の場合、オプション料金以上の電話をしそうにないのと、IP電話は通話品質が落ち、しかも「みおふぉんダイヤル」と料金に大差がないので却下しました。

あとMVNOでの注意事項は、音声通話機能付きプランだと解約に一定期間の縛りがあること。
データ通信専用プランだと1月単位で解約でき、違約金のようなものも必要ありません。しかし、音声通話機能付きプランだと、縛りの期間や違約金相当のものがあり、内容は各社により異なります。

例えば、OCNモバイルONEは6ヵ月で8,000円。mineoは1年で9,500円。そしてIIJmioの場合は1年で、最大12,000円から利用月数×1,000円減額された金額。最初の1月で解約したら11,000円。
キャリアのように2年ごと更新ではなく、一定期間で縛りはなくなります。

初期費用を節約できる音声通話パック

どこのMVNOも初めて契約すると初期費用3,000円を徴収されます。しかし、それをもっと少なくする方法があります。それが音声通話パックです。
これらのパックの名前は各社ちょっとずつ違いますが、IIJmioの場合は、音声通話機能付きプランを「音声通話パック」、データ専用プランを「ウェルカムパック」と言っています。

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この「音声通話パック」はAmazonなどで販売されていて、その販売価格が初期費用の代わりになります。
2016年7月1日現在AmazonではIIJmioの「音声通話パック」が税込み324円。初期費用が税込み3,240円なので、なんと1/10で済むのです。かなりお得です。
パックが用意されていないMVNOもありますが、もしあるのなら利用しない手はありません。

「音声通話パック」は、中のカードにエントリーコードが印字されていて、MVNOのホームページで申し込み手続きをするとき、このコードを入力します。
データ専用プランの「ウェルカムパック」には、SIMカードが付属しています。「音声通話パック」の場合は申し込み手続きが完了すると、後日宅配便でSIMカードが送られてきます。

スマホによって対応するSIMカードのサイズが違うので、データ専用パックの場合は対応するサイズのパックを選びます。

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注意しなければならないのは、「音声通話パック」は一度開封すると返品できない。万が一契約できない場合パック代金は無駄になってしまいます。
契約不成立や未使用の「音声通話パック」は、オークションなどで転売することは可能のようです。

実はIIJmioに決める前は、mineoを第1候補に考えていました。
mineoは関西電力関連会社の運営で、データ量が1GBのプランもあり、家族割りもあるので月々のランニングコストが最も抑えられると思ったからです。

しかし、Amazonのmineoエントリーパッケージのレビューで、「申し込みの審査で落ちて無駄になった」というのを読んでしまいました。
しかもレアケースでもなさそうです。審査基準がわからないとも書いてあります。

mineoの場合は申し込む回線分のエントリーパッケージが必要なので、審査で落ちたときの心配が頭をよぎりました。余計な出費と手間と審査に落ちたダメージに、辞めた方が無難に思えたのです。

てな訳で、まず「音声通話パック」を確保。Amazonは2,000円以下だと送料が別に必要だから、他のものを買うときについでに注文しました。

SoftBankで契約変更の手続きをする

第1候補にmineoを考えていた理由は、データ量が少ないが料金も安いプランがあったことのほかにもうひとつ理由がありました。
それは、回線毎に契約者が異なっていても家族割りが適用されることです。

mineoの家族割りは、キャリアと同じように家族であることが証明できれば家族割りが適用されます。しかも、同居していなくても3親等以内の家族ならOKなのです。

他のMVNOで同じような家族割りを行っているところはなく、IIJmioの場合は1つの契約で複数回線契約するときの割引だけ。それが意味することは、契約者が1人ということです。

IIJmioのファミリーシェアを家族で使うために3回線分契約するとします。
その3回線すべてMNPで電話番号をポータビリティしようとすると、持ってくる番号すべてがファミリーシェアの契約者名義になっていないと受け付けて貰えないのです。

我が家の場合、自分と息子のiPhoneは自分名義ですが、カミさんのiPhoneはカミさん名義。息子は電話番号を変えたいと言っていたのでMNPする必要はありませんが、自分とカミさんはMNPします。
前もってSoftBankで、カミさんのiPhoneを名義変更しておかなければならなくなったのです。

mineoだったら名義変更とか面倒を省けたのですが、審査落ちの可能性あるかもというつまらない理由でIIJmioに変更し、SoftBankで名義変更することになったのでした。

通常の名義変更だと手数料3,000円が必要になります。しかし、家族割りが適用されている家族間の名義変更は無料でできます。
しかし、ここでも問題が。カミさんと息子は家族割りをやっていましたが、自分とはしていなかったのです。

まず家族割りの申請をし、日を改めて名義変更に行きます。ショップに2回も足を運ぶのでした。

名義変更は、やるのに最善な日が月に1回しかありません。それは料金の請求締め日その日だけです。
それ以外の日に名義変更すると、料金の日割り計算がされないため、カミさんにも自分にも、1月分の料金を二重請求されてしまいます。

名義変更手続きをすると、実際に名義が変わるのはその翌日。料金締め日に手続きすると、締め日までの1ヵ月分はカミさんに請求され、次の日から自分への請求になり、重複なしで移行できるのです。

しかし、ここで誤算がまたひとつ発生しました。名義変更できたか確認するためにMy SoftBankを確認したら、なぜかカミさんの契約更新月が1月先に延びていました。

締め日の制約など、段取りよく計画していないと、無駄な日数と費用を費やすことになります。
自分が先にSoftBankを抜けると名義変更も有料になります。時間がかかると古いiPhoneも下取りに出せず、下取り価格が下がってしまったりと、計画が微妙に狂ってくるのです。

後手を踏んだので、iPhone SEはすでに届いていましたが、しばらく寝かすことになってしまいました。

(つづく)

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